
女子大学日本代表が「第5回女子大学アジアカップ」へ向け、「第1次国内強化合宿」を実施
選考会後、初の「全員集合」。代表選手16名全員が顔を合わせ、溌剌としたプレーを見せた
合宿は「実戦主体」との内容となり、「実戦」の中で「チーム」となることが求められた
細かなサインプレーの徹底や「打順」の組み合わせ、チームとしての「フォーメーション」の確立等、限られた時間の中で、入念な確認が行われた
選手だけでなく、スタッフ間でも積極的にコミュニケーションをとりながら「チーム作り」が進められた
今回、「チームリーダー」を務める日ソ協・木田京子選手強化本部長も豊富な国際経験を紐解き、選手たちにアドバイス
合宿の最後のミーティングで「日本代表」としての「自覚」と「責任」「使命」を説く長澤佳子ヘッドコーチ
今月22日(木)から台湾・南投県埔里で開催される「第5回女子大学アジアカップ」(大会スケジュールはこちら 出場メンバー・プロフィールはこちら)へ向け、静岡県伊豆市で「第1次国内強化合宿」を実施した。
今回の合宿に参加したのは、去る6月30日(火)~7月2日(木)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に実施された「令和8年度女子大学日本代表チーム選手選考会」(※第5回女子大学アジアカップ代表選手選考会 選考会の記事・動画はこちら)に参加した72名の選手の中から選び抜かれた16名の「代表選手」。選考会終了後、初めて全員が顔を合わせ、「チーム」となるべく3日間の合宿を行った。
合宿では、まず「日本代表」としての「自覚」が求められ、「日本代表」として「日の丸」のユニフォームを身にまとい、「国」を代表して戦うことの意味・意義、世界ランキング「1位」に輝き、オリンピック金メダルをはじめ、ワールドカップ優勝等、TOPチームだけでなく、ジュニアカテゴリーを含む「すべて」のカテゴリーで常に「世界のトップレベル」にあり、世界のソフトボールをリードする立場にある「日本代表」の一員として、すべてのソフトボールプレーヤーの「憧れ」となり、「お手本」「見本」となるプレーを見せることはもちろん、一歩グラウンドを離れても「日本代表」にふさわしい言動、立ち居振る舞いをするよう厳しく求められた。
合宿初日(10月10日/土)は、「チーム」として「初」の練習を行い、互いにコミュニケーションを深め、相互理解を進めると同時に、「チーム」としての「一体感」の醸成、「チーム」としての約束事やサインプレー等が確認された。
グラウンドを離れた後も、しっかりと「ミーティング」を行い、「日本代表」としての「使命」「責任」を再確認するとともに、「チーム」としての目標、「大会3連覇」へ向けた意思統一を行い、大会へ向けた準備が着々と進められた。
合宿2日目(10月11日/日)は、東京女子体育大学を相手に、大会へ向けた「テストマッチ」2試合を実施。「チーム」としての戦い方を「実戦」の中で一つひとつ確認し、どのような「打順」を組み、誰がどの「ポジション」を守るのか、「チーム」として向かうべき方向性、選手個々の能力を最大限に発揮させ、その力を「チーム」としてまとめ上げ、昇華させるべく、「打順」「ポジション」の「チーム」としての「最適解」を見出そうと「実戦」の中で試行錯誤され、模索された。
合宿最終日(10月12日/月・祝)は、前日の「テストマッチ」で洗い出された「課題」や「問題点」を洗い出し、それを克服・解消すべく練習が行われた。また、細かなサインプレーやポジショニングの確認も入念に行い、3日間にわたる合宿を打ち上げた。
「女子大学アジアカップ」は「第1回大会」「第2回大会」は3位に終わっており、「第3回大会」で初優勝。前回大会で「連覇」を達成し、今大会は「3連覇」がかかっている(※優勝した2022年「第3回女子大学アジアカップ」出場選手・スタッフ、試合結果はこちら。 2024年「第4回女子大学アジアカップ」出場選手・スタッフ、試合結果はこちら)。
過去2回の優勝メンバーには、すでに「JDリーグ」でレギュラー、主力選手として活躍している選手が多く、中には「女子TOP日本代表」の候補選手として、「次なる時代」を担う選手として名前の挙がる選手もいる。
32年ぶりの日本開催、9月26日(土)~10月3日(日)、愛知県安城市で開催された」「第20回アジア競技大会」(2026/愛知・名古屋 大会出場メンバー・試合レポート等、詳報はこちら)で、他のどの競技団体も成し遂げたことのない、前人未踏の「7連覇」「7大会連続の金メダル獲得」を達成したが、「ファイナルズ」(優勝決定戦)の中華人民共和国戦こそ7-0のコールド勝ちで「強さ」を見せつけはしたが、「予選ラウンド」のチャイニーズ・タイペイ戦、中華人民共和国戦では「苦戦」を強いられている。「アジアの盟主」であり続けてはいるものの、「LA28」(2028年ロサンゼルスオリンピック)での「3大会連続の金メダル獲得」を成し遂げるためには「新たな力」の台頭、「ニュースター」の出現が期待されるところであり、それなくして「大目標」の実現は難しいのではないかと感じる。
その意味では、この「女子大学日本代表」のメンバーは「LA28」の「ターゲットエイジ」となりうる世代であり、この中から一人でも二人でも「女子TOP日本代表」入りを果たすことが「世代間の新陳代謝」「チームの活性化」「チーム力の底上げ」につながるのである。現在、「JDリーグ」で活躍する「大学卒」の選手たちの顔ぶれを見る限り、それは決して「実現不可能」な目標ではなく、むしろ「日本」のために、「日本のソフトボール」をさらに強くするために、実現しなければならない「必須条項」であるように感じる。
「LA28」の翌年、2029年には「FISUワールドユニバーシティゲームズ」で野球・ソフトボールが正式種目に決定したとのニュースもあり(詳細はこちら)、大学のカテゴリーの選手にとっては、新たな「大きな目標」ができ、さらにモチベーションが高まることだろう。
今回の「第5回女子大学アジアカップ」で「3連覇」を成し遂げ、その経験を「次なるステージ」へとつなげ、「新時代」を切り拓いていく「旗手」となってくれることを期待したい。
「女子大学日本代表」は10月20日(火)、大会開催地である台湾・南投県埔里へ向け、出発する予定である。