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「2026年度 女子大学日本代表選手選考会」
(第5回 女子大学アジアカップ代表選手選考会)

「令和8年度 女子大学日本代表選手選考会」(第5回 女子大学アジアカップ代表選手選考会)を実施

選考内容、選考会の流れを説明する長澤佳子ヘッドコーチ

選手個々が希望するポジションでのシートノック。キャッチャーはそれに加え、二塁盗塁阻止を想定した二塁送球のタイム計測も実施

「実戦」を想定した「試合形式」中心の選考が行われた

ピッチャーは球種を自己申告の上、それぞれの球種をスピードガンで球速を測定

二塁盗塁を想定した「塁間走」、ワンヒットで二塁から本塁を狙うことを想定した「走力」のタイム計測も行われた

大学「日本代表」の座をめざし、選手たちは3日間、全力を尽くした(※選考結果は後日発表。このHP上にも正式発表され次第、掲載予定)

女子大学日本代表選考会
女子大学日本代表

「2026年度 女子大学日本代表選手選考会」
(第5回 女子大学アジアカップ代表選手選考会)

 去る6月30日(火)~7月2日(木)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に、「令和8年度女子大学日本代表チーム選手選考会」(※第5回女子大学アジアカップ代表選手選考会)が開催された。
 選考会には、所属大学の学長、チーム監督、各都道府県支部協会の推薦を受けた72名が参加。「女子大学日本代表」として「第5回女子大学アジアカップ」に出場する代表選手「16名」の座をめざし、選考に臨んだ。

 選考会初日(6月30日/火)、まず(公財)日本ソフトボール協会の「常務理事」「選手強化本部長」に新たに就任し、(一社)全日本大学連盟の専務理事でもある木田京子氏が挨拶に立ち、「本年度の大学の『ベストチーム』を編成して大会に臨みたい。今回の選考会で代表選手を選出し、大会への派遣を予定している『第5回女子大学アジアカップ』は前々回、前回大会に続き『3連覇』がかかっている(※「第3回女子大学アジアカップ」出場選手・スタッフ、試合結果はこちら。 「第4回女子大学アジアカップ」出場選手・スタッフ、試合結果はこちら)当然、『3連覇』を成し遂げられるだけの選手を選考したいと思っており、近年では日本のソフトボールのトップリーグである『JDリーグ』でも皆さんの先輩が活躍してくれ、全体の6割を超える選手が活躍し、大学卒の選手が占めてきている。それだけ活躍の場が増え、日本のソフトボールを支える存在となってきていることを自覚し、この選考会に臨んでほしい」と、参加選手を激励した。

 これらの言葉を裏付けるかのように、この選手選考会と並行して「女子TOP日本代表 第1次国内強化合宿」が実施されているが、「第18回女子ワールドカップ グループステージ グループB」(7月14日(火)~18日(土)/ペルー・リマで開催。出場選手・スタッフ、試合スケジュールはこちら)には木田常務理事の「教え子」でもある石川恭子選手、(公財)日本ソフトボール協会の常務理事であり、今回の選考会の選考委員を務めた佐藤理恵常務理事が監督を務める東京女子体育大学の卒業生である大川茉由選手が選出されており、「第20回アジア競技大会」(2026/愛知・名古屋。出場選手・スタッフはこちら)には、前述の石川恭子選手、大川茉由選手に加え、下山絵理選手が選出されている。

 この後、今回の選考会の選考委員を務める面々が紹介され、「第5回女子大学アジアカップ」でヘッドコーチを務める長澤佳子氏が選考会の選考内容、流れを説明。本格的な選考内容に入っていった。

 選考会は、まず各選手の「第1希望」のポジションでシートノック、個々の基本的なグラブさばき、捕球の確実性、送球の正確性・肩の強さ、打球への反応、敏捷性、守備範囲の広さ等、守備の基本技術・守備能力が厳しく選考され、併せて、捕手の盗塁阻止を想定した二塁への送球のタイム計測も行われ、捕球から送球に移る動作の素早さ、肩の強さ、スローイングの正確性が確認・チェックされた。

 それが終わると、すぐに「試合形式」での選考に入り、4つのグループに分かれ、「実戦形式」で選考が進められ、ピッチャーは5人の打者と対戦。打者をいかに打ち取るピッチングができるか、が「実戦」の中でチェックされ、5人の打者との対戦が終わると次の投手が登板。それを繰り返す形で選考が進められた。また、守備者は基本的なグラブさばきや守備範囲の広さ、肩の強さやスローイングの正確性はもちろんのこと、そのピッチャーのピッチングを冷静に観察しながら、どこに打球が飛ぶ可能性が高いか、相手バッターがどのようなバッティングをしてくるかを察知し、適切なポジショニングが取れているか、相手の攻撃を未然に防ぐことができるか、守備者としての判断力、センスが問われる選考となった。

 打者は、ノーアウト一塁、ワンボール・ワンストライクのボールカウントの状況で打席に入り、送りバントは行わず、最低限走者を進めるバッティングをするのか、さらにチャンスを広げるバッティングをするのか、また、その状況判断とそれを実行に移すだけの能力、バッティング技術を有しているかが選考の対象となった。
 また、打者の打撃結果がそのまま継続されていくため、チャンスメイク、チャンスを広げる状況で打席に立つこともあれば、塁上を走者が埋め、大きな得点のチャンス、走者を還すバッティングが求められる状況で打席に入ることもあり、ピッチャーとの力関係も勘案しながら、その状況を正しく、的確に判断し、どのような状況判断のもと、どんなバッティングをするのか、状況判断の正確性や戦術眼が厳しくチェックされると同時に、その判断に基づき、その状況に応じたバッティングをするだけの打撃技術を有しているかが問われる選考となった。

 また、打撃・守備だけでなく、足や走塁に「自信」がある選手が走塁面でもアピールできるような選考の設定となっていた。

 「実戦形式」での選考が進められる傍ら、ピッチャーは自らの有する球種を申告し、その球種を投げ込み、スピードガンによる球速測定も実施された。

 選考会2日目(7月1日/水)も引き続き「実戦形式」での選考となり、前日同様、4つのグループに分かれ、実際の試合を想定した選考が実施された。
 この日の選考では、走者やボールカウント、アウトカウント等は設定せず、完全な「試合形式」で選考が進められた。前日の選考以上に「実戦」に近い選考となり、ピッチャーとバッターが対峙する「個の力」が問われる選考内容となった。
 また、試合形式での選考と並行して、試合のないグループの選手たちは「測定」を実施。塁間走、二塁から本塁への生還を想定した走力のタイム測定が実施された。

 最後に、基本的なバッティング技術を再確認するため、フリーバッティングが行われ、基本的な構え、バッティングフォーム、スイングスピード、ミートの正確性、打球の速さ、飛距離等が「実戦形式」での選考結果と併せ、判断材料とされた。

 選手たちは、選考委員の「厳しい目」が注がれる中、自分の持てる力を全力でアピール! 「日本代表」の座をめざし、一つひとつのプレーに集中力を高め、全力でプレーしていた。

 選考会最終日(7月2日/木)も、引き続き「実戦」による選考が行われ、選考会の全日程を終了した。

 選考会終了後、すぐに選考会議を実施し、代表候補選手16名を決定。本年度は(公財)日本ソフトボール協会理事会の役員改選があり、ちょうどこの時期がその改選時期とかさなっており、新たな役員・委員で編成された「選手強化本部 女子強化委員会」での確認・了承を経て、理事会に提案。理事会承認を経て、正式に発表されることになる。
※代表選手16名の選手名簿は決定次第、このHP上に掲載

 今回派遣される「第5回女子大学アジアカップ」は今秋、台湾・台中で開催が予定されており、出発直前には東京女子体育大学で「直前合宿」を行い、そのまま大会の開催地である台湾・南投へと出発する。
 「女子大学アジアカップ」は「第1回大会」「第2回大会」は3位に終わっており、「第3回大会」で初優勝。前回大会で「連覇」を達成し、今大会は「3連覇」がかかっている。
 2029年の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」で野球・ソフトボールが正式種目に決定したとのニュースもあり(詳細はこちら)、大学のカテゴリーの選手にとっては「大きな目標」ができたことになる。

 「3連覇」がかかる今大会、まだ参加チーム等の詳細は明らかにされていないが、アジアにソフトボールの「輪」を広げ、国際交流を深め、ソフトボール全体の底上げ、レベルアップを図り、普及を推し進めていくためにも、盛り上がった大会となることを期待したい。
 また、「その先」に「FISUワールドユニバーシティゲームズ」という「世界の舞台」が待っているのであれば、これまで「アジアまで」しかなかった大学生の選手たちにとっては「新たなモチベーション」が生まれることになる。
 世界でも「最高の競技レベル」を誇る「JDリーグ」に過半数を超える多くの選手を送り込んでいる大学ソフトボール界。また、かつての「日本女子ソフトボールリーグ1部」や「JDリーグ」でプレーしていた選手たちが、大学ソフトボール界で「指導者」として活躍している「現状」「現実」もある。
 その意味でも大学ソフトボール界が「JDリーグ」とともに、日本の、世界の、ソフトボールシーンをリードしていく存在となることを期待したい。

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