
優勝決定戦進出をかけ、メキシコと激突。
「世界が注目」するカルロス・パラと勝負!
「相手の決め球(ドロップ)を見極めること」
″世界″ を知る中村健二ヘッドコーチが、檄 !!
3回裏、安形恭悟のタイムリーで2点を先制
連投の高橋理央も「魂」を込め、リードを守る
2-1で勝利し、「自力」で決勝進出!
いざ、オーストラリアとの世界一決定戦へ
「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」第8日、前日のベネズエラ戦に完封勝利(試合スコア1-0)を収め、スーパーラウンドの成績を3勝1敗とした男子U23日本代表は最終第3戦でメキシコと対戦。「勝てば、優勝決定戦進出」が確定する ″運命の一戦″ に挑んだ。
◎大会スケジュールはこちら
◎日本代表選手名簿・プロフィールはこちら
◎大会オフィシャルサイトはこちら
大会第8日/5月2日(土)
スーパーラウンド第3戦
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
| メキシコ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 日 本 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
日本:◯高橋理央(7回)ー上野結来
日本は、先発投手にベネズエラ戦 ″完封勝利″ を飾った高橋理央を起用。対するメキシコも2023年のU18ワールドカップから「飛躍的成長」を遂げ、今やこの「U23」のカテゴリーだけでなく、「TOPカテゴリー」の代表チームでも「エース」として君臨する「大会屈指の右腕」カルロス・パラが満を持して先発登板。
試合が動いたのは3回裏、日本はこの回先頭の8番・永吉飛斗が積極的に初球を狙い、セカンドゴロエラーで出塁。四球、ワイルドピッチで無死二・三塁とすると、1番・津田龍輝は空振り三振に倒れたが、2番・安形恭悟がツーボール・ツーストライクから高めのライズボールに上手くバットを合わせ、センター前にはじき返すタイムリー! 二者が還り、2点を先制した。
直後の4回表、二死走者なしからメキシコの4番打者にセンター頭上をはるかに越えるソロホームランを浴び、1点差とされたが……先発・高橋理央が前日同様「高低をしっかり突く」粘りのピッチングを展開! 爆発力のあるメキシコ打線に的を絞らせることなく「被安打3・失点1」の投球内容でリードを守り抜き、完投勝利!! 2-1で優勝候補の一角・メキシコを撃破し、スーパーラウンド4勝1敗。「自力」で2大会連続の「ワールドチャンピオンシップファイナル」(優勝決定戦)進出を決めた。
「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」第8日・スーパーラウンドは、この日本戦の後、チェコ vs オーストラリア、ベネズエラ vs ニュージーランドが行われ、オーストラリア(チェコに6-5)、ニュージーランド(ベネズエラに4-1)がそれぞれ勝利。
これでスーパーラウンドのすべての試合を終了し、1位・オーストラリア(5勝0敗)、2位・日本(4勝1敗)が最終日の決勝で「U23世界一」を争うことに。3位・ニュージーランド(3勝2敗)、4位・メキシコ(2勝3敗)はブロンズメダルゲーム(3位決定戦)へ。5位・ベネズエラ(1勝4敗)、6位・チェコ(0勝5敗)という順位になった。
いよいよ大会もクライマックス、日本はチャンピオンシップファイナルで「前回王者」オーストラリアと「再戦」することになる。
今大会「投打二刀流」として活躍、チームの「キャプテン」も務めている「世界No.1サウスポー」ジャック・ベスグローブとの ″二度目の対戦″ で、男子U23日本代表がどこまで「修正力・対応力」を発揮できるか!? この世代、このチームの「可能性」を信じ、その戦いぶりに期待したい。
1回目の対戦(スーパーラウンド初戦)をご覧になった方はお分かりのことと思うが、「異次元の変化量・切れ味」を誇るジャック・ベスグローブのベストボール「ライズボール」に対して、日本打線が「どう立ち向かうか」が……大きな注目ポイント。
″分かっていても、当たらないライズ″ そう形容される相手のウイニングショットに、日本打線が「アジャスト」できるか否か!? 立ち上がり7連続三振、9イニングを通じて「3安打・20三振」と抑え込まれた一戦目をどのように振り返り、分析し、「工夫」「対策」するか……それこそが勝敗を分けるカギになると見る。
相手の隙や油断、制球・守備の乱れにつけ込んで得点をもぎ取る。
打って! 打って!! 綺麗に勝つのではなく、不細工でも、格好悪くても、相手に食らいついていく。現実的に考えれば、現時点では、シンプルにそのスタイルを継続することしか策はないのかもしれない。
″ここまでくれば、とにかく勝てばいい″
もちろん「勝利」して、「大金星」を挙げて、男子U23「初の世界一」をともに喜びたい。
だが……そこにもう一つ、決して忘れてはいけないことがある。
選手・チームを「リアル」に見つめ続ける私たちは、今回の戦いから「日本男子ソフトボールの未来」を創造し、「今後の強化のあり方」を導き出さなければならない。
●文・写真
男子U23日本代表チーム
選手団広報/竹﨑 治(日本体育社)