
いよいよ、男子U23ワールドカップが開幕!
中村健二ヘッドコーチが「意思統一」を図る
オープニングラウンド初戦の相手はチェコ
八木孔輝が「3打席連続ホームラン」の離れ業 !!
一発を浴びはしたが、4イニングをまとめた高橋理央
「前回準優勝を超え、世界一をつかむ!」
男子U23日本代表の「挑戦」がはじまった
4月25日、コロンビア・シンセレホを舞台に「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」が開幕。各大陸予選を勝ち抜いた11チーム(アジア・オセアニア:日本①、シンガポール⑩、オーストラリア⑥、ニュージーランド⑦ ヨーロッパ:チェコ⑨、デンマーク⑲ 北中南米:ベネズエラ②、アルゼンチン③、カナダ④、メキシコ⑧ アフリカ:南アフリカ⑭)に開催国・コロンビア⑬を加えた合計12チームが出場。男子U23カテゴリーの「頂点」をかけた激闘がはじまった。 ※○数字は世界ランキング
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試合方式は、まず出場12チームをA・B2つのグループに振り分け、シングルラウンドロビン(1回総当たり)の「オープニングラウンド」を実施。オープニングラウンドの結果に基づき、A・B各グループの上位3チームが2次リーグとなる「スーパーラウンド」に進出(※A・B各グループの4位~6位チームは順位決定ラウンドへ回る)。
スーパーラウンドでは、AB両グループの1位~3位チームがシングルラウンドロビン(1回総当たり)のリーグ戦を実施(※すでに対戦した同グループ内の試合結果はスーパーラウンドに持ち越し、順位決定ラウンドも同様の試合方式で行う)。スーパーラウンド1位・2位チームが「ワールドチャンピオンシップファイナル」へ、スーパーラウンド3位・4位チームは「ブロンズメダルゲーム」を戦い、最終順位を決定することになる。
4月20日に日本を出発した男子U23日本代表チームは、東京羽田 → トロント(カナダ) → ボゴタ(コロンビア) → モンテリア(コロンビア)と長い移動を経て、開催地(コロンビア・シンセレホ)入り。現地で最終調整を兼ねたテストマッチ3試合(vs アルゼンチン、vs オーストラリア、vs メキシコ)を行い、いよいよ大会本番に臨むこととなった。
大会第1日/4月25日(土)
オープニングラウンド第1戦
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
| チェコ | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | ||
| 日 本 | 0 | 4 | 2 | 5 | x | 11 |
| ※大会規程により5回得点差コールド |
日本:◯高橋理央(4回)、阿曽慣太(1回)ー上野結来
〔本塁打〕八木孔輝③、田宮有貴
〔三塁打〕津田龍輝
前回準優勝、アジア1位として今大会に挑む男子U23日本代表は、アルゼンチン、ニュージーランド、チェコ、コロンビア、南アフリカと同じ「グループA」に振り分けられ、オープニングラウンド(予選リーグ)初戦でチェコと対戦。
日本は2回裏、この回先頭の5番・八木孔輝が初球(ボール気味の高めのライズ)を叩き、ライトスタンドへ運ぶ先制ソロホームラン! 続く6番・山本陸人も三遊間を破るクリーンヒット、7番・高橋理央は四球、8番・永吉飛斗のピッチャー前バント(記録は内野安打)で無死満塁と攻め立てると、ワイルドピッチで2点目。一死後、四球で再び塁が埋まり、2番・安形恭悟は空振り三振に倒れたが、3番・宇宿雅哉の当たり損ねのセカンドへの当たりがかえって難しい打球となり、内野安打となる間に二者が生還。この回一挙4点を先制した。
しかし、直後の3回表、先発・高橋理央が一死からストレートのフォアボール、ショート頭上を越える安打で一・二塁とされ、2番打者にライトスタンドへスリーランホームランを浴びてしまい……たちまち1点差に。
だが、「地力に勝る」日本はこの被弾にも慌てず、騒がず。その裏、先頭の4番・田宮有貴がセンター頭上を越えるソロホームラン! 5番・八木孔輝も「2打席連続」「二者連続」のソロホームラン!! 文字通り「一発攻勢」で6-3と突き放すと、4回裏には3番・宇宿雅哉の2点タイムリー、5番・八木孔輝の「3打席連続」となるスリーランホームランで試合を決める5点を追加。
守っては、先発・高橋理央がスリーランホームラン一発で3点を失いはしたものの、大崩れすることなく4イニングをまとめ、阿曽慣太へ継投。5回表、阿曽慣太がチェコの攻撃を空振り三振、セカンドゴロ、空振り三振に斬って取り、試合終了。日本が11-3(5回得点差コールド)でチェコに快勝し、まずは白星スタートを切った。
「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」第1日は、この日本戦の他、ニュージーランド(アルゼンチンに10-2)、ベネズエラ(シンガポールに15-0)、カナダ(デンマークに3-1)、オーストラリア(メキシコに3-0)、コロンビア(南アフリカに9-4)がそれぞれ勝利。開幕白星発進した。
特に「注目」を集めた「優勝候補対決」(オーストラリア vs メキシコ)では、「大会屈指」の「両エース」(オーストラリア:ジャック・ベスグローブ、メキシコ:カルロス・パラ)が前評判通り「世界トップレベル」「見応え抜群」の緊迫の投手戦を展開。最終的には「第1回大会チャンピオン」オーストラリアが0-0のまま迎えた6回裏、4番 ボストン・ローのタイムリー、5番 ジャック・ベスグローブの「値千金」のツーランホームラン(※ボストン・ロー、ジャック・ベスグローブともに『日本リーグ・SAGAダイワアクト』でプレーしている)で3点を奪い、そのまま完封勝利。投打に活躍した「世界No.1サウスポー」ジャック・ベスグローブは7イニングを1安打・13奪三振と「さすが!」「圧巻!! 」のピッチングを披露。「大会連覇」に向けて最高の滑り出しを見せた。
今後の行方を左右するといっても過言ではない、大事な初戦・開幕ゲーム。何はともあれ、「快勝スタート」を切ったという事実は日本にとって非常に大きい。 ″前回準優勝を超え、初優勝を狙う″ 男子U23日本代表チームとしては、11-3のスコアだけで試合を評価する(振り返る)のではなく、中身・内容まで常に踏み込み、冷静かつ的確に「収穫」「課題」を洗い出した上で「次なる戦い」へつなげていかなければならない。
2023年に開催された前回大会、優勝決定戦に惜敗した直後の現地レポートを「男子U23日本代表というチームはここで終わりではなく、ここからがスタート! このU23からTOPカテゴリーへと『つなげていく』『鍛え上げていく』チームである」「今回の経験を必ずや『次』につなげて!! 日本男子ソフトボールの未来は、今、ここにいる彼らの『成長』にかかっている」と締めくくったが、この想い・願いは今も変わっていない。
選手・スタッフ一丸となって「世界一」の栄冠をつかみにいく。そして、そこにもう一つ ″日本男子ソフトボールが世界の舞台で勝つ道しるべを確立する″ ことを加えて!
初戦勝利に安堵すると同時に、ここで改めて、私たちに課せられた「ミッション」(使命・役割)を確認しておきたい。
●文・写真
男子U23日本代表チーム
選手団広報/竹﨑 治(日本体育社)