
日本男子ソフトボールの ″頂点″ を競う本大会。
日本リーグ勢を唯一破ってみせたコマニー(石川)
岐阜聖徳学園大学は、大学チームで唯一2回戦へ
準決勝に勝ち残った「4チーム」の「優勝」で閉幕。
Honda(栃木)は2年連続7回目の栄冠
5年ぶりの優勝となった、高知パシフィックウェーブ
トヨタ自動車(愛知)は実に44年ぶりの…栄冠
4チーム同時ながら、初優勝を手にした山口水産(鹿児島)。
ニュージーランドからの「強力助っ人」が活躍をみせた!
″国内最高峰″ の歴史・権威ある大会、 ″日本男子ソフトボールの頂点″ を決める「天皇盃 第72回全日本総合男子選手権大会」が去る10月3日(土)~6日(火)の4日間(※雨天により1日順延)、高知県高知市/高知県立春野総合運動公園において開催された。
本大会も、女子の部と同時期の2024年第70回大会から「天皇盃」を冠し、名実ともに日本一を決める最も格式高い舞台へ。
前回優勝・Honda(栃木)、準優勝・ジェイテクト(徳島)をはじめ、男子ソフトボールの国内トップリーグ:日本男子ソフトボールリーグから7チーム(大阪桃次郎、三重ヴェルデウィン、平林金属 RINO BLAZE、高知パシフィックウェーブ、山口水産、豊田自動織機、旭化成)が推薦出場。そこに全国各都道府県予選・地区予選を勝ち抜いた22チーム、地元(開催地枠)1チームを加え、合計32チームで覇が競われた。
″日本リーグ勢優位″ と目される中、大会初日の1回戦ではコマニー株式会社(石川/今夏の全日本実業団選手権準優勝)が大阪・堺グローバル(大阪/日本男子リーグ所属)に1-0の完封勝利。岐阜聖徳学園大学(岐阜)もクラブチーム:住吉工業SBC(山口)を相手に5-2で勝利する健闘をみせ、翌日以降(2回戦以降)さらなる熱戦・激闘が期待された。
しかし、大会2日目・3日目と「悪天候」に見舞われてしまい……当初予定されていた試合を消化できず。4日目(予備日/10月6日)を使用して何とか準々決勝まで行うことができたが、クライマックスとなる準決勝・決勝の実施は叶わず……ベスト4に勝ち残った「4チーム」(※Honda、高知パシフィックウェーブ、トヨタ自動車、山口水産)を「優勝」とする形で閉幕することになった。
| 【準々決勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Honda | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 5 |
| 高崎市役所 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
先攻 ○大坪優也、吉本和央、池田空生-野澤空汰
後攻 ●松本健、照井賢吾-大塚文弥
〔三塁打〕坂田大士(H)
〔二塁打〕桑村純平、福田空脩(H)、大塚文弥(高)
先攻のHondaは初回、1番・遠畑光希が安打で出塁。送りバント、外野フライタッチアップで三塁へ進塁後、ワイルドピッチで生還、1点を先取すると、終盤6回表にも相手守備の乱れに乗じて追加点。その裏、1点を返されたが、7回表には再び1番・遠畑光希のヒットを口火に長短5安打を集中! 決定的な3点を奪い、リードを広げ、そのまま5-1で快勝!! 「ベスト4」を決め、 ″4チーム同時″ ではあるものの「2年連続7回目」の優勝を飾った。
| 【準々決勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 高知パシフィックウェーブ | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| コマニー株式会社 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
先攻 ○野本誠士-片岡大洋
後攻 ●藤原智徳-押兼悠馬
〔二塁打〕小山竜加(コ)
1-1の同点で迎えた4回表、高知パシフィックウェーブは四球、ヒット、送りバントで一死二・三塁のチャンスを作り、7番・北原匠がセカンド内野安打! これに相手守備の乱れも絡み、三塁走者、二塁走者、そして打者走者・北原匠まで生還!! 大きな3点を挙げ、試合の主導権を握った。
投げては、先発登板した野本誠士が「MAX130㎞/h」の「剛球」で押しまくり、2安打・12奪三振と堂々たるピッチングを展開。4-1の完投勝利を収め、地元・高知で「5年ぶり6回目」の優勝を果たした。
| 【準々決勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| トヨタ自動車 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| 大阪桃次郎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
先攻 小野寺翔太、○八木孔輝、小野寺翔太-西森亜夕夢
後攻 ●岡﨑建斗、ジョシュ・ペテット-山内貴博
〔本塁打〕大野流畏斗(ト)
〔三塁打〕真﨑海斗、坂本匠(ト)
トヨタ自動車は3回表、二死走者なしから9番・大野流畏斗が中越ソロホームランを叩き込み、1点を先制。続く4回表にも一死一塁から4番・真﨑海斗のライトオーバーのタイムリースリーベースで2点目。5回表には二死一塁から1番・坂本匠がライト線へタイムリースリーベースを放ち、3点目を追加。有利に試合を進めた。
守っては、八木孔輝、小野寺翔太の「二枚看板」を「フレキシブル」に登板させる戦術で大阪桃次郎打線に的を絞らせず、3-0の完封勝利! 「44年ぶり4回目」の栄冠を手にした。
| 【準々決勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 山口水産 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 平林金属 RINO BLAZE | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
先攻 ○木場田翔也、リアム・ポッツ-有川颯馬
後攻 ●小山玲央、景山蓮、阿曽慣太-藤井雅広
〔本塁打〕小島聖矢(平)
〔三塁打〕瀬村太郎②(山)、浜本悌(平)
〔二塁打〕ライリー・マケア(山)、小島聖矢(平)
先攻の山口水産は初回、1番・瀬村太郎が右中間を切り裂く三塁打を放ち、チャンスメイク。一死後、3番 ライリー・マケアの強烈なセンター前タイムリーで生還を果たし、先取点。さらにこの後、平林金属・小山玲央の制球の乱れに乗じて2点目を挙げた。先手を奪った山口水産は2回表にも代わった景山蓮を攻め、一死から3連続長短打を含む4本のヒットを集中し、2点を追加! 4-0とリードを広げた。
投げては、先発・木場田翔也が6回裏にソロホームランを浴び、次打者も安打で出塁させたところで「切り札」リアム・ポッツ(TOP・U23ニュージーランド代表)を投入。そのリアム・ポッツが追加点を与えることなく、試合を締めくくり、4-2で勝利。「初」の優勝をつかんだ。