
宮崎県宮崎市・日向市・延岡市を舞台に
「日本女子トップレベル」の「激闘」を展開!
初日、「唯一」JDリーグ所属チームを破ったYKK
2回戦以降は、JDリーグ勢が「本領発揮」!
準決勝で前回王者・豊田自動織機に勝利。
決勝へ駒を進めたビックカメラ高崎
もう一方の準決勝は、伊予銀行がトヨタを撃破!
二転三転のクロスゲームとなった決勝戦。
5回裏、ビックカメラ高崎が一挙3得点 !!
3年ぶりの優勝を飾り、王座へ返り咲いた
″国内最高峰″ の歴史・権威ある大会、 ″日本女子ソフトボールの頂点″ を決める「皇后盃 第78回全日本総合女子選手権大会」が去る9月12日(土)~14日(月)の3日間、宮崎県宮崎市・日向市・延岡市(※主会場となったのは宮崎市/清武総合運動公園SOKKENスタジアム)において開催された。
1949年の日本ソフトボール協会創立とともに産声を上げた本大会は、2024年第76回大会から「皇后盃」を冠し、名実ともに日本一を決める最も格式高い舞台へ。
前回優勝・豊田自動織機シャイニングベガ(愛知)、準優勝・トヨタレッドテリアーズ(愛知)をはじめ、日本女子ソフトボールのトップリーグ:JD.LEAGUE所属チームが推薦出場。そこに全国各ブロック(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の9ブロック)の予選を経た15チーム、地元(開催地枠)1チームを加え、合計32チームで覇が競われた。
″JDリーグ勢優位″ と目される中、大会初日の1回戦ではYKK(富山/日本女子リーグ所属)がタカギ北九州ウォーターウェーブ(福岡/JDリーグ所属)を唯一撃破(※試合スコアは1-0)。同じく日本女子リーグ所属のMORI ALL WAVE KANOYA(鹿児島)もNECプラットフォームズレッドファルコンズ(静岡/JDリーグ所属)に果敢に挑んだが、1-2で惜敗。その他敗れはしたものの、昨年のインカレ王者・城西大学(埼玉)が大垣ミナモソフトボールクラブ(岐阜/JDリーグ所属)を相手に0-1、昨年インカレ準優勝・日本文理大学(大分)も東海理化チェリーブロッサムズ(愛知/JDリーグ所属)を相手に0-1、東北福祉大学(宮城)はSHIONOGIレインボーストークス(兵庫/JDリーグ所属)を相手に5-6と善戦して見せた。
2回戦以降になると、戦前の予想通りJDリーグ勢が本領発揮。初戦金星を挙げたYKKをデンソーブライトペガサス(愛知/JDリーグ所属)が2-0で完封したことにより、大学・日本リーグ勢がすべて姿を消し、JDリーグ所属チームが優勝を争う展開に。
文字通り「トップレベル」の熱戦・激闘を勝ち上がり、ベスト4に名乗りを上げたのは、 ″前年王者″ 豊田自動織機シャイニングベガ(愛知)を筆頭に、ビックカメラ高崎ビークイーン(群馬)、伊予銀行ヴェールズ(愛媛)、トヨタレッドテリアーズ(愛知)の4チーム。それぞれが最終日「最後の決戦」に臨んだ。
| 【準決勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ビックカメラ高崎ビークイーン | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 |
| 豊田自動織機シャイニングベガ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
先攻 藤原真優美、カーリー・フーバー、○上野由岐子-山内早織、炭谷遥香
後攻 ●山下千世-池上桃花
〔本塁打〕マケナ・スミス(豊)
〔二塁打〕炭谷遥香(ビ)
試合が動いたのは4回裏、豊田自動織機は一死一塁から4番・マケナ・スミスがレフトスタンドへ豪快なツーランホームラン! 待望の先制点を挙げた。
しかし、ビックカメラ高崎は直後の5回表、ヒット、四球等で一死満塁と塁上を埋め、5番・藤田倭がレフトへ犠牲フライ、1点を返すと、続く6番・炭谷遥香もしぶとくライト前タイムリー! さらにワイルドピッチ、相手守備の乱れで加点し、4-2と逆転に成功した。
守っては、藤原真優美、カーリー・フーバー、上野由岐子と3人の投手を継投。失点を4回裏の2点(ツーランホームラン一発)のみに止め、3年ぶりの決勝へ駒を進めた。
| 【準決勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 伊予銀行ヴェールズ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| トヨタレッドテリアーズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
先攻 ○曽我部由楽-平岡花
後攻 ●成瀬結衣-切石結女
〔本塁打〕岩永優衣里(伊)
〔二塁打〕山田柚葵②、小林楓(ト)
初回に両チーム1点ずつを取り合い、迎えた3回表、伊予銀行は四球、送りバントで一死二塁と得点圏に走者を進め、3番・辻井美波がファースト横を抜くタイムリー! 「頼れるキャプテン」の一打で勝ち越しに成功した。
投げては、先発・曽我部由楽が立ち上がり1点を失いはしたものの、トヨタ打線に追加点(反撃)を許さず、そのまま2-1で完投勝利!! 初の決勝へと駒を進めた。
| 【決 勝】 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 伊予銀行ヴェールズ | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| ビックカメラ高崎ビークイーン | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | x | 5 |
先攻 庄司奈々、●曽我部由楽-平岡花
後攻 藤原真優美、○カーリー・フーバー、上野由岐子-山内早織
〔本塁打〕瀧川愛海(伊)
〔二塁打〕川村莉沙、山内早織(ビ)
互いに点を取り合う「シーソーゲーム」となり、4回終了時点で2-2の同点。
迎えた5回表、伊予銀行が一死二塁から3番・辻井美波のレフト前タイムリーで再び1点をリード。このまま逃げ切るか……と思われた。
しかし、その裏、ビックカメラ高崎は代わった曽我部由楽を攻め、四球、バント安打等で二死一・二塁とすると、4番・山内早織がレフトオーバーのタイムリーツーベース! 二者を迎え入れ、一気に逆転に成功!! なお二死三塁のチャンスが続き、5番・藤田倭も一・二塁間を破るタイムリー。この回一挙3点を奪い、試合の主導権を握った。
守っては、その2点のリードを6回表からリリーフした「レジェンド」上野由岐子が守り、二転三転のクロスゲームに勝利! チーム一丸「粘り強い戦い」で頂点に立ち、3年ぶり5回目の優勝を飾った。