
開催迫る! 第2回男子U23ワールドカップ
昨年の選考会を経て「代表16名」がチャレンジ。
″オールジャパン体制″ で、初の世界一に挑む !!
今回、チームの指揮を執る中村健二ヘッドコーチ。
世界トップレベルに挑み続けた「経験」を活かして…
(※2009年から3大会連続世界選手権に出場)
王者・オーストラリアが連覇へ意気込む
ニュージーランドも優勝を争うライバル。
日本とは、予選リーグ4戦目で激突!
前回準優勝を超え、さらにステップアップを !!
男子ソフトボール「U23カテゴリー」世界一の座を競う「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」が、来る4月25日~5月3日、コロンビア・シンセレホを舞台に開催される。
2023年アルゼンチン・パラナで記念すべき第1回大会が開催されて以来「2回目」となる今大会には、各大陸予選を勝ち抜いた11チーム(アジア・オセアニア:日本①、シンガポール⑩、オーストラリア⑥、ニュージーランド⑦ ヨーロッパ:チェコ⑨、デンマーク⑲ 北中南米:ベネズエラ②、アルゼンチン③、カナダ④、メキシコ⑧、アフリカ:南アフリカ⑭)に開催国・コロンビア⑬を加えた合計12チームが出場。男子U23カテゴリーの「頂点」をかけた激闘が繰り広げられる。 ※○数字は世界ランキング
昨年6月にタイ・バンコクで開催された「第2回男子U23アジアカップ」(ワールドカップアジア地区予選)には、全日本大学連盟の全面的な協力のもと「U23大学男子日本代表」を結成し、出場。見事「全勝優勝」を飾り、「アジア1位」でのワールドカップ出場権を勝ち獲った。
前回準優勝の日本は、アルゼンチン、ニュージーランド、チェコ、コロンビア、南アフリカと同じ「グループA」に振り分けられ、まず大会初日第3試合でチェコと対戦。「世界一への挑戦」をスタートさせることになる。
今大会も日本戦「イニング速報&現地レポート」を日本協会オフィシャルホームページ上に随時掲載予定。日本男子ソフトボールの ″若き才能″ 選ばれし16名の熱き戦いに注目・期待してほしい。
世界トップレベルの舞台に挑んだ「経験」
男子日本代表の誇り・魂を伝承して……
今回、男子U23日本代表チームを率いるのは、自身もかつて「男子TOP日本代表」として「3大会連続世界選手権(現・ワールドカップ)出場」を果たした中村健二ヘッドコーチ(※2009年・2013年・2015年と3大会続けて世界選手権にチャレンジ。速球・力勝負に強い海外の打者を手玉に取る『緩急巧み』なピッチング、相手投手の心理を読み切った『一撃必殺』の打撃をストロングポイントとし、世界に挑み続け、当時・世界選手権3連覇中だった ″最強″ ニュージーランド、また、ジュニアカテゴリーの世界選手権(当時・U19世界選手権)制覇からトップカテゴリーへステップアップし、2009世界選手権では王者・ニュージーランドの大会4連覇の夢を ″10奪三振、ノーヒット・ノーラン達成″ という衝撃の快投でストップさせ、優勝をさらった ″アダム・フォーカード″ (このアダム・フォーカードと同じく、ジュニア世界一を経験。世界最高のサウスポーと評され、左右の二枚看板を形成したアンドリュー・カークパトリックも健在であった)擁するオーストラリアら ″世界のトップオブトップ″ と真っ向勝負。挑んだ3大会はいずれもベスト8の壁に阻まれる形となったが、『センス抜群の二刀流』として存在感を示し続けた)。
その中村健二ヘッドコーチが、選手としてではなく、今度はU23日本代表チームの指揮官として、自らの「国際経験」をどう活かすか? もしくはどのように手腕を発揮していくか?? まず注目したい。
「TOP・U23オーストラリア代表で、前回大会 ″優勝&MVP″ に輝いた ″世界No.1サウスポー″ ジャック・ベスグローブが引き続き参戦、連覇へ意気込んでいる!」とすでに情報が入っているように、日本が「世界の頂」をめざすにあたっては、引き続き「入念なベスグローブ対策」が必要不可欠となる。この点に関して、中村ヘッドコーチは現行の日本リーグにおける「ジャック・ベスグローブとの日常的な対戦」(※ジャック・ベスグローブは2023年から日本男子リーグ・SAGAダイワアクトでプレー。今シーズンも所属・来日することが決まっている)から、ベスグローブの配球パターンをいち早く見抜いてもおり、頭の中に「攻略のイメージ」が出来上がっているはず。そこを今回のチームに浸透・徹底させた上で、いかに戦うか!? 「重要なポイント」になるだろう。
また、技術・戦略面のみならず「世界トップレベルにチャレンジし続けた」中村ヘッドコーチには、「受け継がれてきた男子日本代表の誇り・魂」を次なる若い世代へ伝承してもらいたいと強く思う。自身を含め、これまで男子日本代表が世界に挑み続けた「歴史」「伝統」、世界の厚く高い壁に何度跳ね返されても、立ち上がり、戦い続けた「JAPANプライド」の真髄を伝え、昨年のTOPカテゴリー ″ワールドカップ4位″ ″ワールドゲームズ優勝″ (※アメリカと同時優勝)に続く「希望の灯」を日本男子ソフトボールに灯してくれることを期待している。
立ちはだかる、世界の好投手たち
「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」には、先に挙げたジャック・ベスグローブ(2022ワールドカップ・2023U23ワールドカップ優勝投手)の他にも「好投手」が顔を揃える。
直近のワールドカップ(TOPカテゴリー:2025第18回男子ワールドカップ ファイナル)で、ソフトボール王国・ニュージーランドの「躍進・復活」(※2017年優勝以来の決勝進出を果たし、準優勝)に大きく貢献した「伸び盛りのサウスポー」リアム・ポッツ(※2025WBSCソフトボール部門:年間最優秀選手に選出、日本男子リーグ・山口水産でもプレーしている)。
2023第14回男子U18ワールドカップの決勝で、日本と延長8回タイブレークにもつれ込む「激戦・死闘」を展開。当時・U18メキシコ代表のエースであり、その後「目を見張る成長」を遂げ、今や「TOPチームのエース」としても活躍するカルロス・パラ(※今年2月に開催されたTOPカテゴリーのワールドカップアメリカ大陸予選(パンアメリカン選手権)においても、決勝戦で世界ランキング3位・アルゼンチンを完封(延長9回を被安打1・16奪三振という圧巻の内容で投げ抜く)、『優勝』を飾る等、獅子奮迅の働きを見せた)。U23ワールドカップオフィシャルサイトのチームロースター(各国の出場選手リスト)が更新・公開されていないため、今大会に参戦するか否か、まだ確認できていないが……出場するとなれば日本の「脅威」にもなる。ここは ″満を持してタイトルを獲りにくる″ と予測を立て、早めに準備・対策を進めておくべきだろう。
昨年実施されたU23日本代表選手選考会の際、中村健二ヘッドコーチも「ジャック・ベスグローブをはじめとする『世界一線級』を打ち崩さなければ、世界一はない」と語っていたが、これら世界の好投手に日本打線がどう挑むか。連打! 連打!! とはいかなくても、「ここぞ!」の状況で1本出せる(勝負どころで相手に痛打を浴びせる)、そう…… ″相手投手の心理を読み切る″ 中村ヘッドコーチ直伝の「一撃必殺」の打撃で、臆することなく「世界にチャレンジ」してほしいものである。
世界制覇へ「第一関門」となるオープニングラウンド(予選リーグ)の戦い。日本と同グループには、上に記したリアム・ポッツ擁するニュージーランド、前回3位のアルゼンチンがいる。
他の試合を取りこぼさないこと(同グループ内の対戦:チェコ戦、南アフリカ戦、コロンビア戦を確実にモノにする)を大前提とし、両強豪国には「最大限の準備・集中力」をもって挑んでもらいたい。
前回、3戦目のカナダ戦がポイント(日本が5-1で快勝)であったように、今大会は「2戦目・アルゼンチン戦」が最初の山。ここを乗り越えれば、次なる難所「4戦目・ニュージーランド戦」へ自信をもった状態で臨むことができる。このオフシーズン、オーストラリア、ニュージーランドで ″武者修行″ に励んだ八木孔輝、阿曽慣太ら ″一回り大きく成長″ した投手陣を中心に、まずは失点を最小限に食い止め、1点1点着実に積み重ねていきたいところだ。
「世界の頂」を狙うという、大きな目標のもと、選手・スタッフ一丸となって「やるべきこと」を「果たす」。さらには世界の強豪との激闘により、彼らが「覚醒」し、男子日本代表の誇り・魂を受け継ぐ「真の戦士」へ成長の階段を上がってくれると信じている。
そして何よりも……「WBSC第2回男子U23ワールドカップ」が成功裏に終わり、男子ソフトボールの歴史に新たな1ページを加え、次代を担う若い世代の「めざすべきところ」「飛躍を遂げる舞台」として「定着・成熟」していってくれることを願う。
●文責
男子U23日本代表チーム
選手団広報/竹﨑 治 (日本体育社)