
「令和8年度女子U15日本代表チーム選手選考会」を開催
「史上最大規模」となる142名がこの選考会にチャレンジ
初日は30m走や投手の球速等の各計測が行われた
昨年の「第2回女子U15ワールドカップ」優勝メンバーからも数名がこの選考会に参加
希望ポジションでシートノック。革ボールへの対応力も求められた
2日目は「実戦形式」をメインに選考が行われた
選考委員も限られた時間の中で142名全員を平等・公正にチェック
最後まで懸命にアピールし、3日間の選考会を終了。「日本代表」の「16名」に選ばれるのは誰だ!?
去る、4月21日(火)~23日(木)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に「令和8年度女子U15日本代表チーム選手選考会」(※第3回女子U15アジアカップ(中国/山東省威海)出場選手選考会)が実施された。
選考会には、下記「選考会参加条件」をクリアし、各都道府県協会の推薦を受けた142名が参加。「日本代表」として大会に出場する代表選手「16名」の座をめざし、厳しい選考に臨んだ。
●選考会参加条件●
【投手】
①ファストボールの平均球速が 90㎞/h以上
②縦の変化(ライズボールまたはドロップボール)を有する
③前後の変化(チェンジアップ)を有する
※原則、投手は上記①~③すべての条件を満たしていることが望ましい。
ただし、打者を打ち取ることのできる「球種」ならびに「投球術」があると認められる場合はこの限りとしない。
なお、野手全般の条件も満たしていることが望ましい。
※ただし、選考会は投球距離12.19mで選考を行う
【捕手】
①二塁送球 1秒85以内が望ましい(革ボール・捕手捕球 → 送球 → 二塁捕球)
※捕手は①および野手③の条件を満たしていること。また野手②の条件を満たしていることが望ましい。
【野手全般】
①遠投45m以上 (革ボール・半径1mの円内から送球)
②30m走4秒95以内
③固定したバッティングティーでの打撃で飛距離50m以上(革ボール)
※野手は上記①~③すべての条件を満たしていることが望ましい。
選考会初日(4月21日/火)、13時から続々と選考会参加者が集まり、はじめに「開始式」が行われ、(公財)日本ソフトボール協会 選手強化本部・宗方貞徳女子強化委員長が挨拶に立ち「まず皆さんは各都道府県協会の推薦を得て、参加できていることの『自覚』『責任』をもってこの選考会に臨むこと。また、普段から所属チームや学校で教えてもらっているマナー等も生かして、この3日間を怪我なく頑張ってほしい。」と激励した。
この後、選考会は本格的な選考内容に入り、参加者にケガのないよう入念にウォーミングアップを行い、まず各選手の基本的な身体能力・技術を確認する「計測」が実施され、今回の選考会は「史上最大規模」の参加人数とあって、限られた時間の中ですべての選手を公平・平等に効率よく測定するため、30m走、球速測定(投手は球種を申告の上、スピードガンで球速を測定)、捕手の一塁走者の盗塁阻止を想定した二塁送球のタイム測定、固定したバッティングティーを使用してのティーバッティングで打球速度の計測がそれぞれの担当選考委員の指示により、ゼッケン番号に従い流れるように行われ、各計測が「同時進行」で行われていった。
その後、全員の「第1希望」「第2希望」ポジションでのシートノックが行われ、守備範囲の広さ、普段のゴムボールとは違った慣れない革ボールでの捕球の確実性や送球技術が確認され、初日の選考を終えた。
選考会2日目(4月22日/水)、この日は6チームに分かれ「実戦形式」での選考が行われた。
ボールカウントを設定し、走者を置いた状況からスタート。ピッチャーは打者3人ごとに交代していくローテーションで選考が進められた。ピッチャーは打者を抑える投球、バッターは最低限走者を進めるか、一気に走者を還す打撃をするか、またランナーも打球判断等の走塁のセンスもチェックされ、個々の特徴や思考が試されると同時に、その自らの判断やアイディアを実際のプレーに活かすスキルを有しているか、実践できるだけの能力があるか否かも選考対象となった。
また、この日の最後にはキャッチャーのキャッチングの正確性と捕球・送球技術の確認も行われ、2日目の選考を終了した。
選考会最終日(4月23日/木)は、「第1希望」「第2希望」ポジションでのシートノックが行われ、革ボールでの打球の速さや飛距離、バウンドの違いに対応できるだけの守備力が備わっているか等が再度確認された。
その後、左打者でいわゆる「小技」ができる選手のみ「実戦形式」の選考を行い、「セーフティーバント」「スラップ」の技術力が確認され、その技術を活かせるだけの走力を有しているか否かも選考の対象とされた。
142名全員が選考会最終日、最後の瞬間まで懸命にアピールを続け、持てるすべての力を出し切り、3日間にわたる選考会全日程を終了した。
選考会終了後、女子強化委員会で代表選手16名を決定し、理事会へ報告。その後、選考結果が所属先代表者へ通知されることとなる(所属代表者への通知後、HPへ掲載をする)。
今回の選考会の対象となる「第3回女子U15アジアカップ」は本年10月12日〜18日/中国・山東省威海で開催予定(大会派遣期間:2026年10月9日~10月19日)。選ばれた16名の女子U15日本代表は、この「アジアカップ」の上位2チームに与えられる「第3回女子U15ワールドカップ」出場権(来年アメリカ・オクラホマで開催予定)を獲得すべく、「アジアカップ連覇」をめざし、戦うことになる。