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男子ソフトボール 【PICK UP PLAYERS】
日本を代表する「一撃必殺のスラッガー」
浦本大嗣選手(ホンダエンジニアリング)を紹介!

現在「日本を代表するスラッガー」と言えば、この人!
ホンダエンジニアリング・浦本大嗣選手をピックアップ

浦本選手は高校で野球 → ソフトボールに転向。
国士舘大学時代には「左の強打者」として頭角を現し、
3度のインカレ制覇を果たす等「輝かしい実績」を残した

名門・ホンダエンジニアリング加入後も活躍を続け、
今シーズンから「選手兼任監督」を務めている!

男子TOP日本代表でもあり、これまで3度(2009年・
2015年・2017年)世界選手権に出場。世界トップレベル
の投手とも対戦を重ねてきた

インタビューを交え、浦本選手自らバッティングを実演!

「まずは自分の『ポイント』でしっかりと『振れる』か否か!!」
「基本に忠実」かつ「自然体」な浦本選手の打撃理論は、
子どもたちの良きお手本にもなるはずだ

 現在、全国各地で「熱戦展開中」の男女日本リーグ。今回の男子ソフトボール【PICK UP PLAYERS】では、日本男子東日本リーグに所属する名門・ホンダエンジニアリングで選手兼任監督を務める「日本屈指のスラッガー」浦本大嗣選手を紹介する。

 浦本大嗣(うらもと・だいし)選手は熊本県出身。中学まで野球をしていたが、身近な知人の誘いにより、高校(熊本工業高校)でソフトボールに転向。その後「大学男子ソフトボール界の強豪」国士舘大学へ進み、「左の強打者」として頭角を現し、大学時代には1年時、3年時・4年時と「3度日本一(インカレ優勝)」に輝く実績を残している。

 「日本男子ソフトボールリーグの名門」ホンダエンジニアリングに加入した後も、1年目(ルーキーイヤー)からいきなりレギュラーの座をつかみ、持ち前の「長打力・勝負強さ」でチームに貢献! 東日本リーグの歴代成績においても、これまで個人・シーズン最多打点(28打点)、個人・1試合最多本塁打(3本/※3打席連続本塁打)を記録する等「常に周囲の目を引く」数字を残してきた。昨シーズンも東日本リーグでは打点王(18打点)、ベストナイン(打率0.344)を獲得しており、そのプレーは未だ衰え知らず。「日本屈指のスラッガーとして名前を挙げるなら、やっぱり浦本でしょう!!」と関係者が皆口を揃えるように、今や「日本現役最高の左打者」と称しても過言ではないだろう。

 今回は5月11日~14日、富山県富山市において開催された「第47回日本男子東日本リーグ第1節」の試合終了後、浦本選手にインタビュー。「ソフトボールの打撃」について自身の考えや技術論を語っていただいたほか、所属チーム(ホンダエンジニアリング)の協力も得て「バッティングを実演」していただいた。

 野球に比べて投捕間の距離が短く、打者の体感速度も速いソフトボールではあるが……浦本選手の考え・打ち方は「基本に忠実」であり、あくまで「自然体」。「野球であってもソフトボールであっても、『強い打球』で『より遠く』に飛ばすためには、まず『しっかりとスイングする(一生懸命振る)』ことが重要だと思っています。そして自分のポイントを定め、狙った球は『確実に仕留める』こと! 速球でどんどん押してくる投手、変化球や緩急を織り交ぜてかわしにくる投手、試合で対戦する投手には様々なタイプがありますが、そこに動じず、崩されず、『自らが確立したスタイル(打ち方)』で勝負することを信念として抱いていますね」と、まず自身の打撃に対する考えを述べると、「ただ、その自分のスタイルを重要視する中で『対応力』を磨くことも必要不可欠です。例えば、日本代表として世界の舞台に出ていくと、『球速130㎞/h超え』『自分の目線から消えるような鋭い変化球』を投げ込んでくる異次元のレベルの投手がゴロゴロ……。そういった『世界一線級』の投手を打ち崩していかなければなりません。メジャーリーグに行った大谷翔平選手が自ら打撃フォームをアレンジし、海外の投手への対応を図ったように、そこを乗り越えていくためには必ず『工夫』が必要になってくると思うのです。自らのスタイル(打ち方)を大事にしながらも、ときに柔軟な発想で臨機応変に対応すること。常に己に『進化』を求める『貪欲な姿勢』は決して失ってはいけません。世界のトップレベル(※現在の世界の4強(ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、アルゼンチン)等との戦い)では、日本での戦い以上に、無駄のない、コンパクトなスイングが求められます。『ここぞ!』という場面で『仕留め、決めきる!!』勝負強さも当然必要になってくる……。現状に満足することなく、世界選手権でのメダル獲得をめざしてまだまだ自分を高めていきたいですね」と、自らの世界の舞台での経験に基づいた想いも語ってくれた。

 今の日本男子ソフトボール界を代表する「右の大砲」が松田光選手(平林金属)なら、「左のスラッガー」はこの浦本大嗣選手。浦本選手のその“一撃必殺”のバッティングに、ぜひ、今シーズンも注目してもらいたい!

 浦本大嗣選手(ホンダエンジニアリング)がプレーする「日本男子東日本リーグ」の次節(第2節)は、6月2日(土)・3日(日)の両日、岐阜県羽島市/羽島市運動公園・木曽川堤外正木運動場において開催。

 もう一方の「日本男子西日本リーグ」も、同日、大阪府大阪市/セレッソスポーツパーク舞洲において第2節が開催される。

●日本男子東日本リーグ第1節のレポートは こちら
●日本男子西日本リーグ第1節のレポートは こちら

◎前回の男子ソフトボール【PICK UP PLAYERS】
「岡﨑建斗投手(大阪桃次郎)&アンドリュー・カークパトリック投手(ダイワアクト)を紹介!」は こちら

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