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第8回ワールドゲームズ2009に向けて、
大学女子日本代表が第1次国内強化合宿を実施!
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厳しい選考会を経て選ばれた代表選手15名が参加した
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日本女子リーグ1部のトヨタ自動車、日立ソフトウェアら
日本リーグ勢の胸を借りて「実戦主体」の強化が図られた
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地元・静岡県の飛龍高校男子ソフトボール部も
強化合宿をサポート
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「高いレベルの相手と実戦を重ねることで
チームを強化したい」と語った
大学女子日本代表・久保田豊司ヘッドコーチ
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実戦では、相手に終始押されながらも
「向かっていく」姿勢が見られた
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「世界」と戦うために今、何をすべきか……
選手たち自身が常に考え、工夫することが求められた
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“厳しい戦い”を経験することで
選手たちは大きく成長していく
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「世界」との戦いは目前
その手で勝利をつかめ、大学女子日本代表!
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迫る第8回ワールドゲームズ2009へ向け、
国内強化合宿を実施!
開催の迫った第8回ワールドゲームズ2009(7月17日(金)〜20日(月)/台湾・高雄)に向けて、大学女子日本代表が6月25日(木)〜28日(日)の4日間、静岡県伊豆市の天城ドーム・野球場において、第1次国内強化合宿を実施した。
今回の第1次国内強化合宿には、去る4月24日(金)〜26日(日)の3日間にわたり実施された「平成21年度 大学女子日本代表チーム選手選考会」を経て、選び抜かれた代表選手15名が参加。当日は“実戦主体”の強化スケジュールが組まれ、日本女子リーグ1部・トヨタ自動車、日立ソフトウェアらの日本リーグ勢、また、地元・静岡県の飛龍高校男子ソフトボール部の胸を借りて強化試合が行われ(各チームとそれぞれ2試合ずつ、3日間で計6試合を実施)、迫る本大会に向けての準備が進められた。
日本女子リーグ1部・トヨタ自動車、日立ソフトウェアとの強化試合では、攻撃・守備・状況に応じた試合運びなど、あらゆる面で“一枚上手”の日本リーグ勢の「力」と「技」を、実際の試合の中で経験。また、合宿3日目に組まれた飛龍高校男子ソフトボール部との強化試合では、男子投手の持つ球威・変化球のキレ、また、打者の打球の速さ・果敢に次の塁を奪いにくる積極的な走塁を肌で感じ、試合の「勝ち負け」ということ以上に、敢えて自分たちよりも上のレベルを実際に経験することで、それぞれの選手たちが自分自身で考え、工夫し、その状況の中で何をしなければならないか、チームとしてどのような戦いをしなければならないかといった、“世界”と戦うための高い「意識」が連日選手たちに植え付けられた。
大学女子日本代表・久保田豊司ヘッドコーチ(大阪国際大/(財)日本ソフトボール協会選手強化本部会女子強化委員)は、「今回、日本女子リーグ1部のトヨタ自動車、日立ソフトウェア、また、飛龍高校男子ソフトボール部に強化試合をお願いした理由は、世界と戦うことを想定した場合に、何よりもまず、パワー・スピードといった面で自分たちを上回る相手と戦い、それを肌で感じてほしかったから。“世界”で勝つためには、日頃自分たちがプレーしているレベル・環境だけではなく、常に高いレベルを追い求め、肉体的、精神的にも成長させていかなければならない。また、選考会後、本大会に向けての強化合宿は今回のみであり、それぞれの選手の特色を把握し、チームとしての戦術・戦略を明確にしていくためにも、今回の“実戦”でできる限りチームを仕上げていきたい」と、今回の強化合宿の意義・テーマを語り、また、「国際大会では、その国の気候や生活環境、ハードな試合スケジュールなど、様々なことに対応していかなければならない。これまでの反省としては、2006年に出場した第2回世界女子大学選手権(台湾・台南)、2007年に出場した第24回ユニバーシアード(タイ・バンコク)で、海外における不慣れな気候や環境に対する準備不足から、大会終盤にかけてチーム全体がガス欠を起こし、重要な場面で力を出し切れなかった経験がある。コーチングスタッフとしても、今回も以前からともに戦ってきた舟山健一コーチ(東北福祉大)、木田京子コーチ(園田学園女子大)とうまく連携を図り、これまでの国際経験を生かしながら、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるような万全の体制を整え、大会に臨みたいと思っている」と、本大会へ向けた強い決意も述べていた。
大学女子日本代表は今後、7月14日(火)に日本を出発し、一路「決戦の地」台湾・高雄へと移動。7月17日(金)には、予選リーグ初日のダブルヘッダー、シンガポール戦(13:30)、台湾戦(20:15)に臨む。《第8回ワールドゲームズ2009の大会スケジュール・組み合わせはこちら》
これまで日本の強化の足跡の中で、“重要な役割”を果たし、時には時代を動かす活躍を見せてきた大学生たち。今回の大学女子日本代表からも、そんな「新たなスター」の出現を期待したい。また、同時にこの「世界」との戦いを、それぞれの選手たちが自らの財産とし、今後のソフトボール人生に向けての“大きな一歩”としてもらいたいものである。
今回実施された、大学女子日本代表・第1次国内強化合宿参加メンバーは下記の通り。
■大学女子日本代表・第1次国内強化合宿参加メンバー
(第8回ワールドゲームズ2009・日本選手団)
〈スタッフ〉
・ヘッドコーチ
久保田豊司(大阪国際大/日本ソフトボール協会選手強化本部会女子強化委員)
・コーチ
舟山 健一(東北福祉大)
木田 京子(園田学園女子大)
・総務兼マネージャー
人見 いずみ(淑徳大)
・トレーナー
種田 祥子(日本ソフトボール協会)
〈選手〉
・投手
長南 友子(東北福祉大)
重藤恵理佳(日本体育大)
西岡 里恵(園田学園女子大)
・捕手
石田 奈々(東北福祉大)
岡田 佳織(山梨学院大)
・内野手
粕張 舞(東北福祉大)
小柳 薫(東京女子体育大)
井上 愛(東北福祉大)
森田 涼(園田学園女子大)
谷池 紫穂(園田学園女子大)
西川 友理(東京女子体育大)
・外野手
森 さやか(東京女子体育大)
大村英利佳(大阪国際大)
田邊 奈那(IPU環太平洋大)
浜渦 聡美(IPU環太平洋大)
・審判員
中島 健二(愛知県ソフトボール協会)
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