●ISF第2回男子ワールドカップ(チェコ・プラハ)
(2011.6.17) 


日本、インドネシアに5回コールド勝ち
チェコ戦でも「リベンジ」を果たし、同率首位へ!

日本、この日も快調に2連勝!

ダブルヘッダー
1戦目はインドネシアと対戦

先発投手は、度胸満点のピッチングが
持ち味の松田光(平林金属)

投手陣のリーダー
中村健二(大阪桃次郎)も好投!

2戦目の相手は
優勝を争う「ライバル」チェコ

注目の一戦に
地元テレビ局が生中継を行った

日本は初回に早々と
2点を先制し、試合の流れをつかんだ

初戦の「リベンジ」を果たした
高橋速水(高知パシフィックウェーブ)
この試合は気合いが違った!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







 ISF第2回男子ワールドカップ第4日、3日連続のダブルヘッダーとなるこの日は、まずインドネシアと対戦した。

〈6月16日(木)/予選リーグ第6戦〉

  1 2 3 4 5
日    本 2 4 0 1 7 14
インドネシア 0 0 0 0 0 0
(5回得点差コールド)
  (日)○松田(2回)・中村(3回)−鈴木
〔本塁打〕中村〔三塁打〕川田〔二塁打〕筒井

 日本は初回から打線が爆発。1番・伊藤皓二が四球を選び、2番・西森雄がレフト前ヒット。3番・上杉大輝が手堅く送り、一死二・三塁とし、パスボールでまず1点を先制。さらに今大会大活躍の4番・川田直諒がライトオーバーの三塁打を放ち、三塁走者が生還。この回2点を先制した。
 続く2回表には、この回先頭の7番・筒井拓友がレフトオーバーの二塁打。8番・楠本圭のショートゴロがエラーを誘い、労せずして1点を追加。9番・鈴木周平が四球を選び、無死一・二塁とすると、1番・伊藤皓二がセンター前ヒット。この打球の処理を誤る間に、二塁走者に続き、一塁走者も一気にホームイン。打った伊藤皓二も二塁へ進み、一死後、3番・上杉大輝がレフト前へタイムリー。二塁走者を迎え入れ、この回一挙4点を追加。
 4回表には、9番・鈴木周平が四球を選び、すかさず盗塁。一死後、2番・西森雄がバント安打で一・三塁とチャンスを広げ、3番・上杉大輝がキッチリと犠牲フライを打ち上げ、1点を加え、5回表には、5番・中村健二の本塁打を含む5本の長短打を集中し、大量7点を追加。好調の日本打線が14点を叩き出す、猛攻を見せた。
 投手陣も、度胸満点のピッチングを見せる若手・松田光が先発で好投すれば、国際大会に絶対的な強さを発揮する「投手陣のリーダー」中村健二が3イニングをキッチリと締め、14−0の5回コールド勝ちを収めた。

〔予選リーグ第6戦(インドネシア戦)日本代表・スターティングラインアップ〕

1番・ファースト 伊藤 皓二(大阪桃次郎)
2番・セカンド 西森  雄(トヨタ自動車)
3番・ライト 上杉 大輝(旭化成)
4番・レフト 川田 直諒(旭化成)
5番・DP 中村 健二(大阪桃次郎)
6番・センター 小田澤正紀(高崎市役所)
7番・サード 筒井 拓友(大阪桃次郎)
8番・ショート 楠本  圭(Neo長崎)
9番・キャッチャー 鈴木 周平(岐阜エコデンSC)
FP/ピッチャー 松田  光(平林金属)
▽選手交代
3回裏 松田  光OUT→中村 健二(大阪桃次郎)IN ※投手交代。DPの中村がFPの守備を兼務し、ピッチャーの守備に入る。





 ISF第2回男子ワールドカップ第4日、この日のダブルヘッダー2戦目は、予選リーグ第1戦でサヨナラ負けを喫したチェコと対戦。地元テレビ局が生中継を実施する中、予選リーグ最大の山場となるチェコとの対戦がはじまった。

〈6月16日(木)/予選リーグ第7戦〉

  1 2 3 4 5 6 7
チェコ 0 0 0 1 0 0 0 1
日 本 2 1 0 0 0 1 4

  (日)○高橋(3回)・嶋田(4回)−片岡
〔二塁打〕横山、松岡、槙田

 日本は、予選リーグの初戦で4−5のサヨナラ負けを喫した地元・チェコと再戦。予選リーグ最大の山場となるこの試合、日本は「期待の若手」高橋速水を先発に起用。あえてチェコ戦の延長タイブレーカーで打ち込まれ、3失点し、敗戦投手となった高橋速水を先発させ、「リベンジ」を期した。
 高橋速水は、気迫溢れるピッチングでチェコ打線に立ち向かい、ショートゴロ、見逃しの三振、3番打者に死球を与えたものの、4番・Lukas Holubをピッチャーゴロに打ち取り、日本に試合の流れを引き寄せる上々の立ち上がりを見せた。
 日本はその裏、1番・横山拓がレフトオーバーのツーベース。2番・片岡大洋のセカンドゴロの間に三塁へ進み、二死後、今大会大活躍の4番・川田直諒がしぶとくショート内野安打。三塁走者を迎え入れ、1点を先制すると、「日本現役最強打者」5番・松岡真央がレフト線を破るタイムリーツーベース。一塁走者が一気に生還し、この回2点を先制した。
 2回裏には、7番・槙田直也が俊足を生かしてセーフティーバントで出塁。8番・鈴木周平のセカンドゴロで二塁フォースアウトとなり、走者が入れ替わったが、9番・西森雄もバントで揺さぶると、これがピッチャーの悪送球を誘い、1点を追加。日本らしい機動力を生かし、小技で相手守備陣を揺さぶり、貴重な追加点を挙げた。
 守っては、先発・高橋速水が3回をノーヒットピッチング。しかし、4回表から代わった嶋田智希が、その代わり端、4番・Lukas Holubにライトスタンドへソロホームランを浴びる。地元の大声援に後押しされたチェコが追撃の狼煙を上げる一発を放ち、スタジアムはこの日一番の盛り上がりを見せた。
 日本は6回裏、5番・松岡真央がセカンドゴロエラーで出塁すると、一死後、7番・槙田直也がレフト前ヒット。チャンスを広げると、ここで「頼れるキャプテン」8番・鈴木周平がセンター前へタイムリー。ダメ押しの1点を追加し、勝負を決めた。
 4回からリリーフした嶋田智希は、ソロホームランを浴び、1点を失いはしたものの、その後は冷静なピッチングを展開。高橋速水、嶋田智希の次代の日本を背負って立つ「期待の若手」が、チェコ打線を1安打・1失点に抑える好投を見せ、4−1で快勝した。
 日本はこれで6勝1敗。チェコと並び同率首位に立った。また、チェコとの直接対決は1勝1敗ながら、失点差(2戦合計の失点が日本は5、チェコは8)で日本が上回り、最終戦のプラハスターズに勝てば、1位での予選リーグ通過が決まる。

〔予選リーグ第7戦(チェコ戦)日本代表・スターティングラインアップ〕

1番・センター 横山  拓(岐阜エコデンSC)
2番・キャッチャー 片岡 大洋(高知パシフィックウェーブ)
3番・ライト 上杉 大輝(旭化成)
4番・レフト 川田 直諒(旭化成)
5番・ショート 松岡 真央(旭化成)
6番・ファースト 伊藤 皓二(大阪桃次郎)
7番・サード 槙田 直也(デンソー)
8番・DP 鈴木 周平(岐阜エコデンSC)
9番・セカンド 西森  雄(トヨタ自動車)
FP/ピッチャー 高橋 速水(高知パシフィックウェーブ)
▽選手交代
4回表 高橋 速水OUT→嶋田 智希(環太平洋大)IN ※投手交代
6回裏 西森  雄OUT→小田澤正紀(高崎市役所)IN ※代打
7回表 小田澤正紀OUT→西森  雄(トヨタ自動車)IN ※再出場し、セカンドの守備に入る。


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