●ISF第2回男子ワールドカップ(チェコ・プラハ)
(2011.6.14) 


日本、初戦でホスト国・チェコに惜敗

男子ワールドカップが開幕
日本は初戦に臨んだが、サヨナラ負けを喫した

試合前には円陣を組み、
「気合い」の一声

日本の先発投手は中島幸紀


チェコの強打者David Mertl
またしても先頭打者本塁打を浴びた

日本も4回表に一度逆転したが……

リリーフした高橋速水がまさかの3失点

強力打線を擁するホスト国・チェコ
今大会「最大のライバル」か!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 ISF第2回男子ワールドカップ(6月13日(月)〜18日(土)/チェコ・プラハ)がいよいよ開幕。日本は、初戦でホスト国・チェコと対戦した。

〈6月13日(月)/予選リーグ第1戦〉

  1 2 3 4 5 6 7 8
日 本 0 0 0 2 0 0 0 2 4
チェコ 1 0 0 1 0 0 0 3x 5
(延長8回タイブレーカー)
  (日)中島(4回)・松田(3回)・●高橋(2/3回)−片岡
〔本塁打〕松岡〔三塁打〕筒井〔二塁打〕鈴木

 日本は初戦、現地入りした直後のテストマッチでも苦戦を強いられ、今大会「最大のライバル」と目されるホスト国・チェコと対戦。
 日本の先発投手は、そのテストマッチでも登板した中島幸紀。テストマッチでは、4回を投げ、3本の本塁打を浴びるなど、チェコ打線の「力」を見せられ、十分に対策を練ってこの初戦に臨んだはずだったが、初回、チェコ打線の中でもっとも警戒すべき1番打者・David Mertlに、またしても先頭打者本塁打を浴び、「先手」を奪われてしまう。
 1点をリードされたまま迎えた4回表、日本はこの回先頭の3番・上杉大輝が死球で出塁すると、4番・松岡真央の右中間へのツーランで逆転に成功。試合の流れを引き寄せたかに思われた。しかし、その裏、日本は一死三塁のピンチを招くと、6番打者・Lukas Holubに三塁線を破られるタイムリーを浴び、同点に追いつかれ、試合は2−2のまま、延長タイブレーカーに突入した。
 迎えた8回表、日本はタイブレーカーの走者を二塁に置きながら、3番・上杉大輝、4番・松岡真央がともに倒れ、二死となったが、5番・伊藤皓二がしぶとく粘り、四球で出塁。二死一・二塁から6番・筒井拓友のレフトへのタイムリースリーベースで走者を一掃。2点を勝ち越した。
 しかし、ホスト国・チェコも地元の大声援に後押しされ、最後まであきらめない。その裏、一死二塁から4番打者がピッチャー前への当たりを放つと、高橋速水が確実にさばき、アウトかと思われた一塁への送球がまさかのセーフ。なお一死・一・三塁のピンチが続き、5番打者・Patrik Kolkusに左中間ツーベースを浴び、同点に追いつかれ、最後は二死三塁から7番打者・Vaclav Mudraに右中間フェンス直撃のタイムリーを浴び、サヨナラ負け。満を持して登板させた高橋速水も、ホスト国・チェコの「勢い」にのみこまれ、日本は黒星スタートとなった。
 日本は明日、インドネシア、デンマークと対戦する。白星発進こそならなかったが、今日の敗戦をしっかり噛みしめるとともに、「次」につなげていかなければならない。今日より明日へ!日本代表の戦いに、引き続き注目したい。

〔予選リーグ第1戦(チェコ戦)日本代表・スターティングラインアップ〕

1番・セカンド 楠本  圭(Neo長崎)
2番・キャッチャー 片岡 大洋(高知パシフィックウェーブ)
3番・ライト 上杉 大輝(旭化成)
4番・ショート 松岡 真央(旭化成)
5番・ファースト 伊藤 皓二(大阪桃次郎)
6番・サード 筒井 拓友(大阪桃次郎)
7番・DP 小田澤正紀(高崎市役所)
8番・レフト 鈴木 周平(岐阜エコデンSC)
9番・センター 横山  拓(岐阜エコデンSC)
FP/ピッチャー 中島 幸紀(大阪桃次郎)
▽選手交代
5回裏 中島 幸紀OUT→松田  光(平林金属)IN ※投手交代
7回表 楠本  圭OUT→川田 直諒(旭化成)IN ※代打
7回裏 川田 直諒OUT→楠本  圭(Neo長崎)IN ※(リエントリー)
8回裏 松田  光OUT→高橋 速水(高知パシフィックウェーブ)IN ※投手交代




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