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予選リーグ第2戦
日本、ボツワナを9−4で下す!
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選手たちは初日同様、円陣を組んで気合いを入れる
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予選リーグ第2戦の相手となったボツワナ
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前回大会の出場経験を持つ村里が先発
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2回表、ボツワナにソロ本塁打を浴び先制点を許す
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2番手として登板した村上も、ボツワナ打線につかまった
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終盤、日本が本領を発揮!
徐々にボツワナを突き放した
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5回表から登板した中村が好投
3イニングをノーヒットに抑えた
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投手陣の奮起も含め、
今後の日本の戦いに期待
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日本、ボツワナに勝利!
2勝目を挙げる
第12回世界男子選手権大会第2日、初戦でメキシコに10−4と快勝した日本は、この日予選リーグ2戦目となるボツワナと対戦した。
大会初日、優勝候補の一番手であり、今大会で史上初の世界選手権4連覇を狙う王者・ニュージーランドが最終ゲームに登場し、アメリカと対戦。試合開始から破壊力抜群の打線が爆発し、初回にいきなり12点を挙げるなど打ちまくり、15安打で15得点。4回コールドで圧勝するという驚異の滑り出しを見せた。また、前回大会3位で、今大会王者・ニュージーランドを脅かす存在でもあるオーストラリアも、初戦のベネズエラ戦に7−0の圧勝。中でも、先発したアダム・フォーカードは7回二死までパーフェクトピッチングと完璧な内容で、MAX134km/hを叩き出す快速球を武器に圧巻の活躍を見せるなど、「世界一」の座を争うライバルたちが初日はそれぞれ快調なスタートを切った。
〈7月18日(土)/予選リーグ第2戦〉
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
ボツワナ |
0 |
1 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
4 |
日本 |
0 |
1 |
2 |
1 |
3 |
2 |
x |
9 |
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村里(3回)・村上(1回)・○中村(3回)−鈴木・小野
〔本〕原田 〔二〕中村 |
予選リーグ2戦目となったボツワナ戦。日本は、先発投手に前回大会の経験者でもある村里を起用した。その村里は初回、先頭打者をいきなり三振にしとめたが、3番打者に中越二塁打を打たれるなど、無失点で切り抜けたものの、やや不安な立ち上がり。その不安が的中したかのように、2回表には5番打者に完璧な当たりの中越ソロ本塁打を叩き込まれ、まさかの先制点を奪われてしまう。
反撃に転じたい日本は2回裏、一死から6番・鈴木が技ありのセーフティーバント。相手守備の送球が乱れる間に一気に三塁を陥れ、チャンスを作ると、7番・小野がキッチリと犠牲フライを打ち上げ同点。3回裏には、二死から3番・石村が四球で出塁し、4番・原田のレフトポール際に飛び込むツーランで2点を勝ち越し。これで試合は日本のペースになるかと思われた。
しかし4回表、この回から2番手として登板した村上が、ボツワナ打線にまたしてもつかまる。先頭打者にセンター前ヒットを許すと、次打者にレフト線を深々と破られ、一塁走者は一気にホームへ。1点差とされると、続く打者にもレフト前ポテンヒットを許し、同点。その後もヒット、エラーなどで二死満塁と攻め立てられ、自らのワイルドピッチでついに逆転を許してしまった。
このままでは終われない日本は4回裏、一死から7番・小野がセンター前ヒット。8番・中村が一・二塁間を鋭く破り、一・三塁とチャンスを広げ、この後ラッキーなワイルドピッチで再び同点。5回裏にも、2番・横山の内野安打を足場に盗塁、故意四球などで一死一・三塁と攻め立て、5番・枦山のサードに叩きつけた当たりが内野安打となり、勝ち越し。さらに、二死後、7番・小野のセンター前2点タイムリーでこの回3点を挙げ、3点のリードを奪うと、6回裏には、4番・原田のタイムリーで2点を加え、試合を決めた。
守っては、4回表にボツワナ打線につかまった村上に代わり、5回表から登板した中村が好投。持ち前の「緩急」を使った打たせて取るピッチングで、3イニングをノーヒットに抑え、試合を締めくくった。
この試合も初日のメキシコ戦同様、終盤に打線が爆発し、結果的には点差をつけて勝ちはしたが、連日の投手陣の立ち上がりでの失点がやや気になるところである。今後、予選リーグを突破し、決勝トーナメントでの強豪との戦いを見据えた場合には、先取点を奪われる試合展開では勝機は見出しにくい。今後はさらに対戦相手をしっかりと分析し、投手陣の起用を考えていくことが大きなポイントとなりそうだ。
今後の日本代表の戦いぶりに期待したい!
〔予選リーグ第2戦(ボツワナ戦)/日本代表・スターティングラインアップ〕
1番・サード 松岡 真央(旭化成)
2番・センター 横山 拓(岐阜エコデンSC)
3番・ライト 石村 寛(大阪ツヅキグローバル)
4番・ファースト 原田 泰光(高崎市役所)
5番・ショート 枦山 竜児(岐阜エコデンSC)
6番・キャッチャー 鈴木 周平(大阪ツヅキグローバル)
7番・レフト 小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)
8番・DP 中村 健二(大阪桃次郎)
9番・セカンド 塚本 正和(日新製鋼)
DEFO/ピッチャー 村里 和貴(デンソー)
▽選手交代
4回表 村里 和貴OUT→村上 大和(豊田自動織機)IN ※投手交代
5回表 村上 大和OUT→DPの中村 健二が投手の守備を兼務
5回表 小野 洋平→亀井 博(豊田自動織機)IN ※守備交代でレフトの守備へ
5回表 鈴木 周平OUT→小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)IN ※守備交代でキャッチャーの守備へ
6回裏 塚本 正和OUT→西森 雄(トヨタ自動車)IN ※代打(7回表からそのままセカンドの守備へ)
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