ファイテン 2002 JAPAN CUP 国際女子ソフトボール大会
開催地:日本・神奈川県・横浜市
大会期日:2002年8月30日(金)、31日(土)、9月1日(日)



日本、またしてもアメリカに惜敗!!

“世界の4強”アメリカ、中国、オーストラリア、日本という超豪華な顔ぶれが揃った『ファイテン 2002 ジャパンカップ』は、8月30日(金)〜9月1日(日)の3日間、神奈川県横浜市の保土ヶ谷公園硬式野球場を舞台に、期待に違わぬ熱戦を展開。世界超一流の力と技を存分に披露し、詰めかけた大観衆を魅了した。
 結果は、アメリカが世界選手権に続いてその強さを発揮。予選リーグを3戦全勝。ファイナルでも日本に先制されながら2−1で逆転勝ちを収め、無敗のまま優勝を飾った。
 日本はまたしてもアメリカの“壁”を破れず、予選リーグでは0−1、ファイナルでは2−1と惜敗。あと一歩のところで優勝を逃した。



最 終 順 位
優勝
アメリカ
準優勝
日本
3位
中国
4位
オーストラリア


ファイテン 2002 JAPAN CUP 表彰選手
最優秀選手賞 ローリ・ハリガン(アメリカ) 2勝0敗 防御率0.00
優秀選手賞 新井直美(日本)打率 .500
優秀選手賞 周  怡(中国)打率 .500
優秀選手賞 エイミー・ボービロ(オーストラリア)打率 .300
打撃賞 ジェシカ・メンドーザ(アメリカ)打率 .500






予選リーグ 組合せ表

期日 対戦カード   結果
8月30日(金) 開会式
日本 VS 中国 予選リーグ
米国 VS 豪州
日本 VS 豪州
8月31日(土) 中国 VS 豪州
日本 VS 米国
中国 VS 米国
9月1日(日) 予選リーグ3位 豪州 VS 予選リーグ4位 中国  
予選リーグ1位 米国 VS 予選リーグ2位 日本  
表彰式









8月30日(金)/予選リーグ
(第1試合)


▲打棒を爆発させた新井直美
世界選手権で自信をつけた坂井寛子
▲攻守のリーダー格・安藤美佐子
▲豪州戦で先制打を放った三科真澄
  1 2 3 4 5 6 7
 日  本 0 2 0 0 3 2 0 7
 中  国 0 0 0 0 0 2 0 2

(日)○坂井・前田−山路
(中)●張麗霞・張艶清−余梅芳
・三塁打 伊藤(幸)(日)
・二塁打 新井(2)(日) 張春芳(中)

 日本は2回、二死二・三塁から一番・新井が左越二塁打。2点を先制して試合の主導権を握ると、5回には5本の長短打を集中して3点を追加。続く6回にも一番・新井、代打・伊藤(幸)、三番・伊藤(良)の3連続長短打でダメ押しの2点を加え、試合を決めた。
 守っては、世界選手権ですっかり自信をつけた坂井が5回をわずか2安打に封じ、6回から代わった前田が2点を失ったものの、試合の大勢には影響なく、余裕の試合運びで圧勝した。



(第2試合)

  1 2 3 4 5 6 7
 オーストラリア 0 0 0 0 0 0 0 0
 アメリカ 0 4 0 0 0 1 X 5

(オ)●ウィット−ホワイト
(ア)○フィンチ・スミス−ヌーベマン
・三塁打 ジュン(ア)
・二塁打 リンデンバーグ(ア)


第3試合)

  1 2 3 4 5 6 7
 オーストラリア 0 0 0 0 0 0 0 0
 日     本 0 0 0 3 0 1 X 4


(オ)●ジェントル−シーハン
(日)○増淵・高山・上野−山路・鈴木
・二塁打 ジャッド(オ)

 オーストラリア・ジェントル、日本・増淵両投手の投げ合いで3回まで両チーム無得点。試合は中盤4回に動いた。
 日本はこの回先頭の四番・宇津木が左前安打。次打者・斎藤が手堅く送り、六番・山路が四球で一死一・二塁。七番・安藤の投ゴロの間にそれぞれ進塁し、八番・三科が一・二塁間を破るタイムリーで2点を先制。なお二死一・三塁と攻め立て、一番・新井が再び一・二塁間を破って3点目。6回にも1点を加え、オーストラリアの息の根を止めた。
 守っては、増淵、高山、上野の投手リレーでオーストラリア打線を5安打完封。つけいるスキを与えず、完勝した。








8月31日(土)/予選リーグ
(第1試合)

  1 2 3 4 5 6 7
 オーストラリア 0 2 1 0 0 0 0 3
 中     国 0 0 0 0 0 0 1 1

(オ)ジェントル・○ウィット・ウィルキンス−トルネア
(中)●李?・葛琳莉−余梅芳・孟麗君
・二塁打 トルネア(オ)


(第2試合)

  1 2 3 4 5 6 7
 アメリカ 0 0 0 0 0 1 0 1
 日  本 0 0 0 0 0 0 0 0

(ア)○ハリガン−ヌーベマン
(日)●高山−山路
・二塁打ヌーベマン、ブストス(ア)

 アメリカ・ハリガン、日本・高山の先発で始まったこの試合、両チーム一歩も譲らぬ緊迫した試合展開のまま、終盤6回を迎えた。
 アメリカはこの回先頭の四番・ヌーベマン、五番・ブストスが連続二塁打。待望の先取点を挙げた。
 一方、日本はアメリカ・ハリガンを最後まで崩せず、3安打完封負け。これでハワイカップのファイナル以来、アメリカ相手に4試合連続の完封負け。チャンスは作るものの、決定打を欠き、どうしても得点することができない。王者・アメリカをあと一歩のところまで追いつめながら勝利には手が届かない歯がゆい展開が続いている。


(第3試合)

  1 2 3 4 5 6 7
 中  国 0 0 0 0 0 0 0 0
 アメリカ 1 1 2 0 0 0 X 4

(中)●葛琳莉−孟麗君
(ア)○ゲール−ミムズ
・本塁打 ブストス(ア)
・二塁打 ゴールドバーグ(ア)


(予選リーグ順位

1位 アメリカ(3勝0敗)
2位 日本(2勝1敗)
3位 オーストラリア(1勝2敗)
4位 中国(0勝3敗)










9月1日(日)/順位決定戦
▲チームを引っ張る宇津木麗華
完璧なピッチングを見せていた上野由岐子
▲打線の中軸、伊藤良恵
▲決勝戦で先発した米国代表フィンチ
(3位・4位決定戦)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
 オーストラリア 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2
 中     国 0 1 0 0 0 0 0 1 1X 3

(オ)ウィルキンス・●ジェントル−トルネア
(中)○張艶清−余梅芳
・二塁打 魏(中)


(1位・2位決定戦)

  1 2 3 4 5 6 7 8
 日  本 0 0 1 0 0 0 0 0 1
 アメリカ 0 0 0 0 0 1 0 1X 2

(日)上野・●坂井−山路
(ア)フィンチ・○ハリガン−ヌーベマン
・三塁打 メンドーサ(ア)


 日本は3回、一死から一番・斎藤が詰まりながらも力で中前に運ぶ安打で出塁。二番・内藤がセカンドフライに倒れ、二死となったが三番・宇津木がショートへの内野安打でつなぎ、この大会当たりに当たっている四番・新井が左前にタイムリー。ついにアメリカから先取点をもぎ取った。
 日本の先発・上野は5回まで強打のアメリカ打線をわずか2安打に封じる完璧なピッチング。世界選手権でアテネ・オリンピック出場権を獲得した中国戦の完全試合を彷彿とさせるピッチングでアメリカ打線を沈黙させ、勝利は目前と思われた。
 しかし、アメリカは6回、二死から二番・アミコがしぶとくセカンド内野安打。この試合、何度も超ファインプレイで上野をもり立ててきた名手・内藤のクラブを弾き、一塁に生きた。続く三番・メンドーサのワンボール・ワンストライクからの3球目がわずかに甘く入り、メンドーサがこれを逃さず強振。打球はライト頭上を越える起死回生の三塁打。アメリカが“王者の意地”で試合を振り出しに戻し、1−1の同点のまま延長タイブレーカーにもつれ込んだ。
 迎えた8回、アメリカはこの回から代わった坂井を攻め、一死一・三塁の一打サヨナラのチャンスをつかみ、三番・メンドーサが当たり損ねのショートゴロを放つ。完全に打ち取った打球だったが、かえってそれが幸いし、三塁走者がサヨナラのホームイン。劇的なサヨナラで優勝を飾った。
 日本はまたしても王者・アメリカの牙城を崩せず、惜しくも準優勝に終わった。





ファイテン 2002 JAPAN CUP 国際女子ソフトボール大会
代表選手名簿

  守備 氏名 所属先 投・打 背番号
1 投手 上野 由岐子 日立高崎 右・右 17
2 投手 高山 樹里 豊田自動織機 右・右 18
3 投手 増淵 まり子 デンソー 右・左 20
4 投手 坂井 寛子 戸田中央総合病院 右・右 21
5 投手 前田 樹里 日立高崎 左・左 23
6 捕手 鈴木 由香 日本体育大学 右・右 10
7 捕手 山路 典子 太陽誘電 右・右 25
8 内野手 三科 真澄 日立高崎 右・右 3
9 内野手 内藤 恵美 豊田自動織機 右・右 4
10 内野手 安藤 美佐子 デンソー 右・右 6
11 内野手 伊藤 良恵 日立高崎 左・左 19
12 内野手 宇津木 麗華 日立高崎 右・左 28
13 外野手 新井 直美 太陽誘電 右・右 1
14 外野手 岩渕 有美 日立高崎 右・左 7
15 外野手 伊藤 幸子 トヨタ自動車 右・右 9
16 外野手 田中 幹子 ミキハウス 右・左 13
17 外野手 斎藤 春香 日立ソフトウェア 右・左 26