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ニュース 女子U-19・U-16

女子GEM1(U14)日本代表
第1次海外強化合宿(台湾)を実施!

昨年11月、「女子GEM1(U14)日本代表 中央選考会」を実施

中央選考会での厳しい選考を通過し、「日本のソフトボールの未来」を担う
「金の卵」たちが選び出された

昨年12月には、すべてのカテゴリーの「日本代表」選手が一堂に会し、
「2017 SOFT JAPAN WINTER CAMP in 沖縄」が実施された

「女子TOP日本代表」を「頂点」とする「SOFT JAPAN」の
一員として、「世界の頂点」をめざす決意を全員で再確認した

年明け早々の1月13日~19日、「女子GEM1(U14)日本代表」が
再び招集され、「第1次海外強化合宿」を台湾・台中で行った

「一つ上」のカテゴリーである「高校生」を相手でも臆することなく戦った

この貴重な「経験」をソフトボールの「未来」につなげて……

 去る1月13日(土)~19日(金)、女子GEM1(U14)日本代表の海外強化遠征(台湾・台中へ派遣)が実施された。

 この女子GEM1(U14)日本代表「第1次海外強化合宿」は、昨年11月9日(木)~12日(日)、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に実施された「平成29年度 女子GEM1(U14)日本代表 中央選考会」(「平成29年度 GEM1(女子U14)日本代表中央選考会」の記事はこちら)で選出された「代表選手」17名が参加。台湾の中学生チーム、「一つ上」のカテゴリーとなる高校生との「強化試合」を主体とした強化プランが組まれ、次代を担う「金の卵」たちに「日本代表」としての「英才教育」が施された。

 台湾遠征出発前日の1月13日(土)、選手たちは、東京・NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)内のアスリートビレッジに集合。日本のトップレベルの選手たちが「世界の舞台」で戦うための「強化拠点」であるNTCにおいて、まず「日本代表」の一員となるための「事前指導」が施された。これは、昨年12月18日(月)~21日(木)、沖縄県読谷村に「SOFT JAPAN]」に名を連ねる、すべてのカテゴリーの「日本代表」を集め、「初の試み」として実施された「2017 SOFT JAPAN WINTER CAMP in 沖縄」(「2017 SOFT JAPAN WINTER CAMP in 沖縄」の記事はこちら)でも何度も繰り返し強調されたことだが、「日本代表」として、国を代表して戦うということ、すべてのソフトボールプレーヤーの「代表」として国際大会に臨むための心構え、代表選手としての言動、立ち居振る舞いや、これまでオリンピックや世界選手権、あるいはジュニア世代においても輝かしい成績を残し続けてきた女子ソフトボール「日本代表」の歴史と伝統を「引き継ぐ者」「次代を担う者」として選ばれたことの意味・責任の重さ、といった内容を全員で改めて再確認。今回、チームを率いる高橋秀幸ヘッドコーチを中心に入念な「事前指導」が行われた。その後、軽めながら「チーム」としての「初練習」を行い、台湾・台中への出発に備えた。

 翌日(1月14日/日)、チームは台湾・台中へ出発。出発に際して、慣れない海外遠征のため、その準備や手続きに戸惑う場面も見られたが、無事に出国。台湾・台中へと飛び立った。
 1月15日(月)から台湾の中学生・高校生との「強化試合」に臨み、「一つ上」のカテゴリーとなる台湾の高校生との強化試合も組まれ、女子GEM1(U14)日本代表がどんな戦いを見せるか、注目が集まった。

・1月15日(月)
《強化試合/第1戦》

  1 2 3 4 5 6 7 R
女子GEM1(U14) 1 1 0 4 4 0 0 10
東山高中学 0 2 0 3 0 1 0 6

バッテリー:○鈴木未歩(4回)、大島萌々子(3回)-宮坂芽以、愛下可純
〔本塁打〕宮坂芽以

 いきなり「一つ上」のカテゴリー、高校生との対戦となった強化試合・第1戦は、先攻のGEM1が初回、1番・渡辺己湖のバントヒット、盗塁で揺さぶり、無死二塁の先制のチャンスをつかむと、続く2番・黒木海月もサード前にセーフティーバント。これが相手守備陣の乱れを誘い、日本らしい機動力を駆使した攻めで先手を取った。続く2回表には、8番・宮坂芽以が右中間へソロ本塁打。1点を追加し、2点差にリードをひろげた。
 2-2の同点に追いつかれて迎えた4回表には、2つの四球等で一死一・二塁とし、9番・川上采乃、1番・渡辺己湖、2番・黒木海月の3連打で4点を勝ち越し。その裏、3点を返され、1点差に詰め寄られたが、5回表、この回先頭の5番・金田結奈のセンター前ヒットを口火に、5安打を集中。これに相手守備の乱れも絡み、この回再び4点を追加。大きくリードを広げた。
 このリードを鈴木未歩、大島萌々子とつなぐ投手リレーで守り切り、10-6で高校生相手の初戦を勝利で飾った。

《強化試合/第2戦》

  1 2 3 4 5 6 7 R
東山高中学 0 0 1 0 0 0 1 2
女子GEM1(U14) 0 0 0 0 0 0 2 2

バッテリー:小城遥香(4回)、内山実咲(3回)-愛下可純、宮坂芽以

 強化試合・第2戦は、再び「高校生」と対戦。先発・小城遥香が4回表に3安打を浴び、1点を失うと、5回表からリリーフした内山実咲も7回表に一死三塁から5番打者にタイムリー内野安打を許し、2点差にリードを広げられた。
 敗色濃厚と思われた土壇場の7回裏、GEM1はこの回先頭の3番・山根葉月がセンター前ヒットを放ち、反撃の口火を切ると、4番・上林藍子が四球を選び、無死一・二塁。5番・金田結奈の送りバントで一死二・三塁と「一打同点」のチャンスを作ると、6番・河野まひるのファーストゴロがフィルダースチョイスを誘い、満塁。ここで7番・川上采乃がセンター前にはじき返すタイムリーを放ち、二者を迎え入れ、2-2の同点に追いついた。しかし、一塁走者が三塁を欲張りタッチアウト。なお二死二塁と「一打サヨナラ」のチャンスが続いたが、最後の打者がセカンドゴロに倒れ、2-2の同点のまま、試合終了。両チーム譲らず、引き分けとなった。

・1月16日(火)
《強化試合/第3戦》

  1 2 3 4 5 6 7 R
女子GEM1(U14) 0 1 0 0 0 1 0 2
埔理高工 0 0 0 1 0 0 0 1

バッテリー:大島萌々子(4回)、○小城遥香(3回)-宮坂芽以、愛下可純

 強化試合・第3戦も「一つ上」のカテゴリーとなる高校生と対戦。U19台湾代表チームに8人を送り込む強豪との対戦となった。GEM1は2回表、この回先頭の4番・上林藍子が三遊間を破るヒットで出塁。5番・山根葉月の送りバントで一塁走者が一気に三塁を狙ったがタッチアウト。これでチャンスを潰したかに見えたが、6番・鈴木つかさのショートゴロが相手エラーを誘い、一死一・二塁とし、7番・高﨑愛花のセンター前へのタイムリーで先取点を挙げた。
 GEM1の先発・大島萌々子は4回裏、この回の先頭打者に安打を許し、次打者の内野ゴロの間に得点圏へ走者を進められ、二死後、6番打者にタイムリーを浴び、同点に追いつかれてしまった。
 1-1の同点で迎えた6回表、GEM1は4番・上林藍子が四球で出塁。5番・山根葉月が確実に送りバントで走者を進め、途中出場の6番・喜屋原咲がレフトへ勝ち越しのタイムリーを放ち、二塁走者が生還。2-1とリードを奪った。
 このリードを5回表から登板した小城遥香が毎回走者を出しながらも決定打を許さず、2-1で逃げ切り、試合終了。U19台湾代表8人を擁する強豪を相手に勝利を挙げた。

《強化試合/第4戦》

  1 2 3 4 5 6 7 R
埔理高工 2 0 0 0 1 2 3 8
女子GEM1(U14) 1 0 0 0 0 0 0 1

バッテリー:●内山実咲(4回)、鈴木未歩(3回)-愛下可純、宮坂芽以
〔三塁打〕鈴木つかさ

 第4戦も「一つ上」のカテゴリーである「高校生」との対戦となり、初回、GEM1の先発・内山実咲はその立ち上がり、内野安打と連続四球等で一死満塁のピンチを招くと、5番打者にセンター前に運ばれ、2点を先制されてしまった。
 GEM1もその裏、すぐに反撃。1番・鈴木つかさのライトオーバーの三塁打で反撃のチャンスをつかむと、一死後、3番・喜屋原咲がレフトへキッチリと犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。1点差に詰め寄った。
 その後は先発・内山実咲が2回表の二死二塁、3回表の無死一・二塁、4回表の二死一・二塁と毎回得点圏に走者を背負いながらも粘りのピッチング。追加点を許さず、5回表からは鈴木未歩が登板。いきなり先頭打者にセンター前に運ばれ、守備の乱れもあり、無死一・二塁のピンチを招いたが、次打者のサードゴロでサード・上林藍子が打球を処理し、そのまま三塁ベースを踏んで一塁へ転送。ダブルプレーでピンチを切り抜けたかに見えた。しかし、次打者のセカンドフライを「まさか……」の落球。勝ち越し点を許すと、続く6回表には、1番打者にツーランホームランを浴び、7回表にも4安打を集中され、3点を失い、勝負あった。
 打線も2回以降はわずか2安打に抑えられ、1-8で完敗。U19台湾代表チームに8人を擁する「強豪」埔理高工に敗れ、初黒星を喫した。

・1月17日(水)
《強化試合/第5戦》

  1 2 3 4 5 6 7 R
埔理國中 0 0 3 0 0 0 0 3
女子GEM1(U14) 2 0 0 0 0 0 0 2

バッテリー:●鈴木未歩(4回)、大島萌々子-愛下可純、宮坂芽以
〔本塁打〕上林藍子
〔三塁打〕川上采乃

 第5戦の相手は「同じ中学生」が相手。後攻のGEM1は初回、1番・渡辺己湖が四球で出塁。2番・黒木海月の送りバントで二塁へ進み、二死後、二塁走者・渡辺己湖が三盗。二死ながら走者を三塁目で進めると、4番・上林藍子がレフトへ豪快な先制ツーランホームランを放ち、2点を先制した。
 初回に2点を先制し、気が緩んだわけでもないだろうが、3回表、先発・鈴木未歩が二死一塁から3連続長短打浴び、3点を失い、試合をひっくり返されてしまった。
 GEM1も反撃を試みるが、その裏、9番・川上采乃がライトオーバーの長打を放ち、一気に本塁を狙ったものの、本塁寸前タッチアウト。その後も毎回のようにチャンスを作りながら決定打を欠き、追加点を奪えず、2-3で敗れてしまった。

《強化試合/第6戦》

  1 2 3 4 5 6 7 R
女子GEM1(U14) 3 0 0 4 5 0 3 15
東山高中学 0 0 0 0 0 0 1 1

バッテリー:○小城遥香(4回)、内山実咲(3回)-宮坂芽以、愛下可純
〔三塁打〕上林藍子
〔二塁打〕山根葉月、川上采乃、鈴木つかさ

 強化試合・最終戦は「気合」を入れ直したGEM1が序盤から猛攻を仕掛け、初回、3番・山根葉月、6番・川上采乃のタイムリーツーベース等で3点を先制すると、2回以降も攻撃の手を緩めず、三塁打1本、二塁打3本を含む12安打と打ちまくり、大量15点を奪い、埔理國中を圧倒した。
 守っては、先発・小城遥香が4回まで一人の走者も許さぬパーフェクトピッチング。5回から登板した内山実咲も最終回に1点を失ったものの、しっかりと最後まで投げ切り、15-1と大勝。今回の遠征の最終戦を勝利で締めくくった。

 今回の遠征では、「一つ上」のカテゴリーである高校生を相手に臆することなく戦い、3勝を挙げる「健闘」を見せた。特に、U19台湾代表選手8名を揃える埔理高工を相手に2-1で競り勝つ等、次代の日本を担う、日本のソフトボールの未来を背負って立つ、「金の卵」たちが、その「潜在能力」の高さを感じさせる試合を展開し、中学生とは思えないようなレベルの高いプレーを随所に見せてくれた。
 また、ジュニア世代から「海外遠征」を経験し、「世界の舞台」へ飛び出していく「第一歩」を踏み出したことは、大きな意義があり、この貴重な経験を今後に生かしていってくれることを願わずにはいられない。

 その一方で「SOFT JAPAN」の一員としての「自覚」に欠ける行動も若干見られたが、このGEM1のカテゴリーが「日本代表」の登竜門であり、第一歩であるだけに、「中学生だから」「まだ子どもだから」ではなく、この段階から「日本代表」に名を連ねる責任ある立場、すべてのソフトボールプレーヤーの「目標」であり、「憧れ」となるべき「SOFT JAPAN」の一員としての「あるべき姿」をジュニア世代の段階から徹底して教育していく必要があり、今回の遠征でもスタッフ一同が繰り返しそれを強調していた。輝かしい歴史・伝統を誇り、今も世界の「トップレベル」で戦い続けている「日本代表」の「技術」「戦術」を身につけることはもちろんだが、その「本質」「根本にあるもの」を正しく理解し、その「魂」を含めて継承していくことが大切である。

 今回の遠征に参加した選手たちは、「女子GEM2(U16)日本代表」という「次なるステージ」に挑むことになるが、全員がそのまま「次」に進めるわけではない。昨年12月の「2017 SOFT JAPAN WINTER CAMP in 沖縄」、そして今回の台湾・台中での「第1次海外強化合宿」でのプレーはもちろん、普段の生活態度、立ち居振る舞い、言動のすべてが等を担当者が精査している。また、今回の選考では代表に手が届かなかった選手たちも、この「悔しさ」をバネにGEM2(U16)、GEM3(U19)といった「次なるステージ」でのリベンジを期し、「ライバル」として立ちはだかってくることだろう。

 この「GEMプロジェクト」の中から、いつか世界選手権、オリンピックの舞台に立つ選手を育て上げ、「ソフトボールの未来」へとつなげていくこと。「世界有数」の競技力を誇る女子ソフトボールの歴史と伝統、「勝利のDNA」「勝者のメンタリティ」をしっかりと継承していくこと。その実現のためにも、選手強化本部会はこの「GEMプロジェクト」」を「必ず」成功させなければならない。

平成29年度 女子GEM1(U14)日本代表チーム
【第1次海外強化合宿(台湾) 参加者名簿】

選手

No. 守備 氏名 所属
1 投手 内山 実咲 浜松市立北浜中学校
2 大島 萌々子 那須町立那須中央中学校
3 小城 遥香 春日市立春日東中学校
4 鈴木 未歩 浜松市立浜北北部中学校
5 捕手 愛下 可純 京都市立洛南中学校
6 宮坂 芽以 神田女学園中学校
7 内野手 伊波 蘭 日出中学校
8 金田 結奈 春日部市立中野中学校
(埼玉レッドスティード)
9 上林 藍子 岸和田市立岸城中学校
10 喜屋原 咲 読谷村立読谷中学校
11 黒木 海月 門川町立門川中学校
12 鈴木 つかさ 宇治市立宇治中学校
13 髙﨑 愛花 神村学園中等部
14 山根 葉月 京都市立樫原中学校
15 渡辺 己湖 岡山市立福田中学校
(岡山ジェットストリーム)
16 外野手 川上 采乃 岸和田市立岸城中学校
17 河野 まひる 福岡市立箱崎清松中学校
(福岡レッドドリームズ)

スタッフ

No. 役職 氏名 所属
1 チームリーダー 渡辺 祐司 京都市立樫原中学校
2 ヘッドコーチ 高橋 秀幸 大分市立大在中学校
3 総務 橋爪 康之 渋川市立子持中学校
4 トレーナー 光本 雅美 蓬治療所
5 通訳 高 萍 (公財)日本ソフトボール協会
6 事務局 藤井 まり子 (公財)日本ソフトボール協会

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