2019年11月、島根県出雲市で「第7次国内強化合宿」を実施！
その「出雲キャンプ」実施を記念し、記念碑が建立された

2022年１月15日、「出雲キャンプ」の実施会場となった「出雲健康公園・出雲ドーム」の入口に『ＳＯＦＴ ＪＡＰＡＮ 出雲キャンプ記念碑』が建立され、除幕式が催された

写真提供：出雲市

「出雲キャンプ」に参加した宇津木麗華ヘッドコーチ、選手19名の「手形」入りの記念碑がお披露目された

写真提供：出雲市

皆さんの熱い想い、声援・応援、後押しを決して忘れない！
「オリンピックレガシー」を語り継ぎ、受け継いでいく！！

写真提供：出雲市

　去る１月15日（土）、島根県出雲市・出雲健康公園出雲ドーム入口に、令和元年（2019年）11月に実施した女子ＴＯＰ日本代表「第7次国内強化合宿」（出雲キャンプ）を経て、昨夏の「東京2020オリンピック」で見事13年越し２大会連続となる「金メダル」獲得の快挙を成し遂げた選手たちを称え、また、出雲市とソフトボール女子ＴＯＰ日本代表との「縁」「絆」を心に刻み、語り継いでいこうと、『ＳＯＦＴ ＪＡＰＡＮ出雲キャンプ記念碑』の建立が企画され、実現。この日の除幕式でお披露目されることになった。

　この「除幕式」には、女子ＴＯＰ日本代表・矢端信介チームリーダー（日本ソフトボール協会選手強化本部長）、「東京2020オリンピック」の「神リリーフ」で一躍時の人となった後藤希友投手（トヨタ自動車 レッドテリアーズ）をはじめ、強肩強打の外野手として打線の中軸を担った山崎早紀選手（トヨタ自動車 レッドテリアーズ／昨シーズン限りでの「現役引退」を表明）、三拍子揃った攻守走で内野の複数ポジションをこなした川畑瞳選手（デンソー ブライトペガサス）が出席。
　矢端チームリーダーをはじめ、出席した選手たち一人ひとりが「皆さんの応援・声援、後押しがあって、金メダルを獲得することができました。本当にありがとうございました。また、出雲市さんはじめ、全国各地で皆さまの熱い想いに触れ、元気づけられ、勇気づけられ、恵まれた施設・環境の中で強化に励むことができ、それが金メダルにつながったと実感していますし、感謝しています」と心のこもった挨拶を行った。

　出雲市・飯塚俊之市長は、「金メダル、本当におめでとうございました！　これを一つの『縁』として結び、今後もＳＯＦＴ ＪＡＰＡＮを応援していきたいし、また強化合宿等でこの出雲を訪れてもらえたら……」と、祝福の言葉が贈られ、今後のさらなる「応援」「バックアップ」を行っていきたいという、温かな言葉、「約束」も頂戴した。

　記念碑は、「出雲キャンプ」が行われた出雲健康公園・出雲ドーム入口前に設置され、大きさは幅３ｍ×高さ１ｍ、宇津木麗華ヘッドコーチと出雲キャンプ参加選手19名分の「手形」（ブロンズ製）が入っている。

　残念ながら、この除幕式の後に予定されていた県内の中高生ソフトボール部員との交流は新型コロナの影響で中止となってしまったが、この記念碑が「オリンピックレガシー」として出雲の地に遺り、語り継がれていくことで、ここから８年後（2030年）に開催が予定されている「島根国体」に出場する選手が出てきてくれること、未来の「日本代表選手」が出現してくれることを期待したい。