女子TOP日本代表が幸運ホールディングス株式会社、長崎県大村市と「国内強化合宿事業」に関する「協定」「覚書」を締結し、大村市役所で「締結式」を行った
挨拶に立つ幸運ホールディングス・馬場邦彦代表取締役社長。女子TOP日本代表「国内強化合宿」に際し、「オフィシャルサポートパートナー協定」を締結。
女子TOP日本代表の真っ赤なレプリカユニフォームに身を包み、歓迎の意を表す園田裕史大村市長。女子TOP日本代表「国内強化合宿」実施の「覚書」を交わした
大村市……といえば「大村工業高等学校」が全国的に有名! 男子ソフトボールがここまで強くなったノウハウが女子の強化と共有されることを期待!!
LA28(2028ロサンゼルスオリンピック)での金メダル獲得へ向け、「強化の道筋」がハッキリと見えてきた
公益財団法人日本ソフトボール協会は6月24日(火)、長崎県大村市・大村市役所において、女子TOP日本代表の国内強化合宿を長崎県大村市で実施する「覚書」を締結。また、その宿泊、飲食、輸送等をサポートする「オフィシャルサポートパートナー協定」を同市・幸運ホールディングス株式会社と結ぶことが決定し、その「締結式」が行われ、記者発表が実施された。
この「覚書」「オフィシャルパートナー協定」の締結式には、公益財団法人日本ソフトボール協会・牧島かれん会長、女子TOP日本代表チーム・宇津木麗華ヘッドコーチが、オフィシャルサポートパートナー協定」を締結する「幸運ホールディングス株式会社」から馬場 邦彦代表取締役社長、 同社・藤野芳弘代表取締役副社長が、強化合宿実施の「覚書」を締結する大村市から園田裕史大村市長、同市・山下健一郎副市長、また側方支援をいただく大村市ソフトボール協会・小林史政会長、長崎県スポーツコミッション・川瀬亨介事務局長が出席し、行われた。
「幸運ホールディングス株式会社」との「オフィシャルサポートパートナー協定」については、2025年(令和7年)度から2028年のロサンゼルスオリンピック参加まで、長崎県大村市で実施する女子TOP日本代表チーム国内強化合宿に際し、チームの大村市内における宿泊、飲食、バス等の合宿費用について、「長崎県スポーツコミッション合宿拠点づくり推進事業補助金」を除く、大村市で支出する経費を「幸運ホールディングス株式会社」が「オフィシャルサポートパートナー」として支援するというもの。
また、大村市との女子TOP日本代表チーム国内強化合宿事業に関する「覚書」の締結については、2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた女子TOP日本代表チーム国内強化合宿事業を令和7年度から令和10年度(2028年)まで大村市内の体育施設で実施し、併せて合宿期間中に小中学生向けにソフトボール教室を実施することにより大村市のスポーツ振興を図っていこうという趣旨・内容となっている。
今後、女子TOP日本代表チームの強化合宿が、大村市で実施されることで、大村市民をはじめ多くの人に間近で「世界最高レベルのソフトボール」「世界最強チーム」を観る機会を創出し、当地のジュニア世代を対象とした「ソフトボール教室」等を開催することによって、大村市ひいては日本の「将来」「未来」を担う小・中学生、高校生等にとって、素晴らしい経験をしてもらうことによって、スポーツを通じた大村市の地域の活性化や競技力の向上につなげていくという「効果」「影響」も期待されている。
また、来年年明け早々に大村市で強化合宿を行うこと(令和8年1月15日~25日実施予定/※海外強化合宿の日程調整がまだ完了しておらず、その日程によって多少の変更の可能性もある)も発表され、令和8年度及び9年度においても同時期、同場所で合宿実施予定であることも明らかになった。
合宿場所は大村市総合運動公園(多目的広場)、大村市野球場等が予定されており、「長崎県スポーツコミッション」「大村市ソフトボール協会」、過去「全国高等学校男子選抜大会」で大会最多の9回の優勝、インターハイ「連覇」等を成し遂げている「長崎県立大村工業高等学校男子ソフトボール部」の協力を得て実施される予定である。
この「オフィシャルサポートパートナー協定」締結のきっかけは、幸運ホールディングス株式会社が続けている社会貢献活動を通じて、同社・馬場社長と女子TOP日本代表・宇津木麗華ヘッドコーチに親交があり、「地元の大村市を元気づけ、街の発展に少しでも役立てば」との思いから宇津木麗華ヘッドコーチに合宿の誘致を打診したことがキッカケだった。
同市には前述した「男子ソフトボール」で全国トップレベルにあり、「男子TOP日本代表」「男子U18日本代表」を多数輩出している大村工業があり、昨年はインターハイ男女、今春は全国高等学校女子選抜大会を開催する等、積極的に全国規模の大会の誘致に乗り出している。
公益財団法人日本ソフトボール協会・牧島かれん会長は「スポーツを通じた地域振興に取り組んでおり、女子ソフトボールが『世界の舞台』で戦っていく上で必要不可欠な『男子ソフトボール』の協力が得やすい環境も整っている。ソフトボール『熱』の高い土地柄であり、代表選手たちが大きな声援・応援の中で強化に専念できる環境が整っていると判断した」と、今回の幸運ホールディングス株式会社との「オフィシャルサポートパートナー協定」、大村市との強化合宿事業実施の「覚書」締結に至った経緯・背景に言及し、今後の強化への期待と、今回の申し出に対する謝意を述べた。
女子TOP日本代表・宇津木麗華ヘッドコーチは「長崎が、大村が、本当に大好き、2028年ロサンゼルスオリンピックでもう一度『金メダル』を取って大村市の皆さんにいい報告ができるよう全力で頑張りたい!」と心からの感謝と今後へ向けた意欲と決意を語った。
女子TOP日本代表の真っ赤なレプリカユニフォームに身を包んだ園田裕史大村市長は「多くの市民に日本トップレベル、『世界一』「オリンピック金メダル」をめざし、争うような選手たちの姿を間近で見てもらい子どもたちが大きな夢を持ち、生涯忘れることのできないような喜びや感動を共有する機会にしてほしい」と思いを語った。
男子ソフトボールをここまで「強く」した大村市のノウハウと土地柄。一方、常に「世界のトップレベル」にあり、「世界一」の座を、オリンピックでの「金メダル」をめざし、手にしてきた女子TOP日本代表。
この大村市で強化合宿が実施されることで、さらなる強烈な「化学反応」が起こり、男子・女子の連係強化・強化ノウハウの融合により、日本のソフトボールをさらなる高みへと「昇華」させていってくれることを期待したい。