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2月26日(月)午前6時
「新たな挑戦!」クラウドファンディング開始!

男女ソフトボール、「世界一」をめざしクラウドファンディングを実施!

 (公財)日本ソフトボール協会は「新たな挑戦」として、2月26日(月)午前6時からクラウドファンディングを開始します。

※クラウドファンディングページはこちら

 本協会は2008年の北京オリンピック、1年延期となり2021年に開催された「東京2020オリンピック」で二度もオリンピック金メダルを獲得している競技団体です。

 2008年、連投に次ぐ連投で日本に「悲願」の金メダルをもたらした「レジェンド」上野由岐子投手の鬼気迫るピッチングは、観る者の胸を打ち、「上野の413球」はその年の流行語大賞・特別賞を受賞する等、「社会現象」ともなりました。

 2012年、奇しくもロンドンオリンピック開幕直前に開催された「第13回世界女子選手権大会」(現・ワールドカップ)で42年ぶりの「世界一」となって「ソフトボール健在!」をアピールし、2014年の「第14回世界女子選手権大会」では「連覇」を達成! その世界一の実力をいかんなく発揮しました。

 「東京2020オリンピック」での「復帰」が正式決定となる1年前にはオリンピックに特化した強化システムを打ち出し、Target Age Project(「東京2020オリンピック」で中心選手となり得る選手群の発掘・育成・強化を行うプロジェクト)を立ち上げ、強化を進めてきました。
 そして……13年ぶりに「復帰」した「東京2020オリンピック」の舞台で、再び金メダルを手にすることができました。

 女子ソフトボール日本代表は、昨年のアジアカップ、ワールドカップグループステージを勝ち抜き、本年7月、イタリアで開催される「第17回女子ワールドカップ」ファイナルへの出場をすでに決めております。

 一方、男子ソフトボールは、メジャーリーグや日本のプロ野球のように何万人もの観客を集められるようなメジャースポーツではありません。選手たちは、皆さんと同じように「本業」の仕事を抱えながら、勤務時間外にソフトボールの練習に励み、休日に試合を行い、「仕事」と「家庭」、そして「ソフトボール」と二刀流、三刀流で向き合いながら「世界」の舞台をめざしています。

 しかしながら……男子ソフトボールは、TOPカテゴリーはもとより、ジュニアカテゴリーでの強化事業の実施が思うようにできていないのが現状です。関係者の創意工夫と経費節減で国際競技成績の維持を続けています。

 ジェンダーバランスが叫ばれている昨今、女子・ソフトボール、男子・野球……ではなく、男女の野球、男女のソフトボール、「すべてが国民に愛されるメジャースポーツとなること」が私たちの描く理想像であり、最終的な目標です。

 今回のクラウドファンディングを一つの契機として、「男子のソフトボールを応援してやろう!」「男子のソフトボールも頑張れ!!」とスポンサーとなり、バックアップしてくれるような企業の皆さんが出てきてくれると嬉しい限りなのですが……。

 そして……これまで述べてきたような国際的な競技力を維持し、世界で戦えるだけの選手を育てていくには、その「土台」となり、「裾野」となる「普及活動」が必要不可欠であり、重要にして、大切なものとなります。

 現在、野球との連携・協力で「ベースボール5」への取り組みも進めていますが、ソフトボールでは、ベースボール型スポーツに幼少期から親しみ、楽しんでもらえる幼児向け、導入型のプログラムとして「ASOBALL」の普及に取り組んでいます。
 柔らかく安全な用具を使用し、楽しみながらボールゲームに慣れ、親しんでもらう独自のプログラムを開発し、その普及を進めています。

 また、女子のTOPリーグであるJD.リーグ、日本男子・女子ソフトボールリーグの開催時には積極的に「ソフトボールの未来」を担う子供たちに「ソフトボール教室」を行ったり、キャッチボールイベントを開催したり、新たなソフトボールファンを増やし、競技人口を拡大していくための活動も行っています。

 今回のクラウドファンディングは、目標金額を達成する……というより、ソフトボールの実状・現状をより多くの皆さまに知っていただき、オリンピックで金メダルを狙うチームを、それに続く世代を、「応援したい!」「応援しよう!!」という「仲間」を一人でも増やしていきたい……という「挑戦」です。

 そんな彼らを「応援してあげたい!」「応援してあげよう!!」という、支援や協力の「輪」が広がっていってくれたら……「挑戦」より、もう少し素朴な「お願い」と「祈り」も込めています。

 そして……ソフトボールや野球に限らず、子どもたちが「元気」に、ノビノビ、スクスクと育っていけるような社会となり、いろんなスポーツや多種多様な趣味や娯楽のある中で、一人でも「ソフトボール」を選ぶ子どもたちが出てきてくれたら……こんなに嬉しいことはありません。

 今回のクラウドファンディングは、「ソフトボール」の現状・実状を知っていただくための一つの契機であり、そのための「第一歩」であると考えています。どうか皆さまのご理解・ご支援・ご協力をお願い致します。「ソフトボール」を応援してください!

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