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「ニトリ JD.LEAGUE 2022」第6節を終了!
「ホーム」開催の裏側で滲む苦労と努力の跡……つなげ「ソフトボールのDNA」

「ニトリ JD.LEAGUE 2022」は第6節を終了! 全国4会場で熱戦を展開!!

雨に見舞われ、試合開始が遅れた会場も……懸命のグランド整備で予定された全試合を実施することができた

試合開始前、各セクションの打ち合わせは入念に! 万全を期して準備を進める

試合開始直前……緊張感が高まる。「最高の試合」となるよう、全員で全力を尽くす!

どれだけ入念に準備をしても、万全の備えをしても……「想定外」の事態は起こり得る。どんな過酷な状況も全員で力を合わせ、乗り越えていく!

審判員もリーグ審判員を中心にフル回転・フル稼働……ご家族・ご家庭、職場の理解で成り立っている

各会場、趣向を凝らしてイベントを行い、ソフトボール観戦の「新たな楽しみ」「付加価値」の創出を模索する

試合会場が華やかな雰囲気に包まれる。ソフトボールを観戦する「新たな楽しみ」が生まれる

「高崎ラウンド」ファーストピッチセレモニー(始球式)に登場し、見事な投球を披露した新島学園中バッテリー

親から子へ……「ソフトボールのDNA」が受け継がれ、その地に根付き、次なる時代を築いていく

多くの観客がスタンドに戻ってきている……その「熱さ」によってソフトボールが支えられている

 去る5月14日(土)・15日(日)の両日、「ニトリ JD.LEAGUE 2022」第6節が、「東地区」は群馬県高崎市・宇津木スタジアム、愛知県安城市・デンソー ブライトペガサス スタジアムの2会場で、「西地区」が愛知県刈谷市・刈谷球場、京都府宇治市・山城運動公園野球場の2会場で、それぞれ開催された。
 前節(第5節)は各チームの「ホーム」を離れ、「ツアーゲームズ」として開催されたが、この第6節は各チームの「ホーム」開催となり、「ホームゲームズ」として「地区シリーズ」が開催された。
 各会場とも悪天候が心配されたが、「東地区」の安城ラウンドが2時間遅れ、「西地区」の宇治ラウンドも30分遅れの試合開始となりはしたが、関係者の熱意と尽力により、何とか予定された全試合を無事実施することができた。

 「東地区」高崎ラウンドでは、「東地区」単独首位に立つビックカメラ高崎 ビークイーンが今節も快調に連勝! 初戦のNECプラットフォームズ レッドファルコンズ戦は、先発・勝股美咲が3回表、四球、安打、死球等で一死満塁とされ、センターへの犠牲フライで1点を先制され、リードを奪われる苦しい試合展開となったが、5回裏、市口侑果のツーランホームランで試合をひっくり返し、この回一挙4点を奪うと、このリードをリリーフした藤田倭が守り切り、今シーズン初勝利。4-1の逆転勝利で通算成績9勝2敗とすると、続く太陽誘電 ソルフィーユとの「高崎ダービー」では、その藤田倭が今度はバットで詰めかけた大観衆を魅了するスリーランホームラン! 「投打二刀流」面目躍如の活躍で5-3と競り勝ち、勝利数を二桁「10勝」に乗せ、10勝2敗で「単独首位」を快走している。
 今節、「ホーム」開催となった太陽誘電 ソルフィーユは、「キャプテン」中溝優生が前節(第6節)から「戦列復帰」。初戦の大垣ミナモ戦で「2試合連続」となる先制のツーランホームランを放ち、チームに「勢い」を与えると、先発・寺田愛友が7安打されながら完封勝利。毎回のように走者を背負い、ピンチの連続ながら「得点は許さない」寺田愛友「らしさ全開!」のピッチングで4-0の完封勝利を収め、「首位」ビックカメラ高崎 ビークイーン戦に臨んだが……先発・曽根はん奈が藤田倭に手痛い「一発」を浴びる等、4失点。5回裏、木下華恋、永友遥、須田真琴、瀬戸口梨乃の怒涛の4連打で1点差まで詰め寄り、「ホーム」の大応援団を沸かせる場面もあったが……追撃及ばず3-5で敗れ、通算成績6勝5敗。3チーム並びの「同率3位」で「ホーム」開催の第6節を終えた。
 NECプラットフォームズ レッドファルコンズは「首位」ビックカメラ高崎 ビークイーンには先制しながら1-4の逆転負けを喫したものの、大垣ミナモ戦は延長タイブレークにもつれ込む「熱戦」の末、4-2で振り切り、3勝目。単独「最下位」を脱し、3勝8敗で3チーム並びの「同率6位」となった。
 大垣ミナモは今節連敗でこちらも3勝8敗。「同率6位」に並んでいる。

 「東地区」安城ラウンドでは、日立 サンディーバがまず戸田中央 メディックスに17-1と大勝。坂本結愛、山口みどり、森山遥菜、鈴木鮎美の4本塁打を含む12安打と打線が爆発! 続くホンダ リヴェルタ戦は一転して息詰まる投手戦となり、5回まで両チーム無得点。6回表にホンダ リヴェルタに先取点を奪われ、敗色濃厚かと思われたが……その裏、それまでノーヒットに抑えられていたアリー・カーダをようやくとらえ、四球、盗塁等で二死ながら得点圏に走者を進めると、坂本結愛が「起死回生」の逆転ツーランホームラン! チーム「初安打」が逆転の一発となり、この回さらに1点を加えて、3-1の逆転勝利。今節連勝で通算成績7勝4敗とし、2位に順位を上げた。
 今節「ホーム」開催となったデンソー ブライトペガサスも連勝。ホンダ リヴェルタに「打のレジェンド」山田恵里の本塁打1本を含む3打数3安打、打点2の活躍で4-2と快勝。続く戸田中央 メディックス埼玉戦は「エース」カーリー・フーバーの被安打3・奪三振12の好投もあり、4-0の完封勝利。「ホーム」の熱い声援に応え、見事連勝を飾り、通算成績を6勝5敗とし、「同率3位」と順位を上げてきた。
 ホンダ リヴェルタと戸田中央 メディックス埼玉は痛い連敗。ホンダ リヴェルタは通算成績6勝5敗となり、「同率3位」に順位を下げ、戸田中央 メディックス埼玉は3勝8敗と大きく負け越し、「同率6位」となってしまった。

 「西地区」刈谷ラウンドでは、「ホーム」の豊田自動織機 シャイニングベガが快調に連勝。伊予銀行 ヴェールズ戦は「エース」ダラス・エスコベドが被安打2・奪三振11の快投で完封。最少得点差を守り切り、1-0の完封勝利を収めると、続くシオノギ レインボーストークス兵庫戦では、先発・江渡祐希がノーヒット・ノーランを達成! 2-0の完封勝利を収め、通算成績8勝2敗で3位の好位置につけている。
 伊予銀行 ヴェールズと日本精工 ブレイブベアリーズは1勝1敗。伊予銀行 ヴェールズは初戦の豊田自動織機 シャイニングベガ戦は0-1の完封負けを喫したが、続く日本精工 ブレイブベアリーズ戦は常に「先手」を奪う試合展開で6-3と快勝。通算成績5勝6敗で4位となり、日本精工 ブレイブベアリーズは初戦のシオノギ レインボーストークス兵庫戦で先発・山田玲菜が初回に挙げた1点を最後まで守り切り、1-0の完封勝ち。続く伊予銀行 ヴェールズ戦は後半の追撃及ばず3-6で敗れ、通算成績4勝6敗。5位で第6節を終了した。
 シオノギ レインボーストークス兵庫は今節連敗。打線が振るわず、2試合連続の完封負け。豊田自動織機 シャイニングベガ戦ではノーヒット・ノーランを喫する等、「打撃不振」が深刻な状態。通算成績4勝7敗で6位となった。

 「西地区」宇治ラウンドでは、トヨタ レッドテリアーズが「首位」を走るSGホールディングス ギャラクシースターズとの「直接対決」「首位攻防戦」に3-0と快勝。三輪さくらのノーヒット・ノーランを達成する快投もあり、「同率首位」に並ぶと、続くタカギ北九州 ウォーターウェーブ戦もモニカ・アボット、後藤希友とつなぐ「盤石」の投手リレーで4-0の完封勝利。今節連勝で通算成績を9勝2敗まで伸ばし、「同率首位」に並んだ。
 そのトヨタ レッドテリアーズとの「直接対決」に敗れたSGホールディングス ギャラクシースターズは東海理化 チェリーブロッサムズ戦は山科真里奈の先制ホームラン等で4-2と快勝。「ホーム」で連敗という最悪の事態は免れ、通算成績9勝2敗。何とか「同率首位」で踏み止まった。
 東海理化 チェリーブロッサムズは初戦のタカギ北九州 ウォーターウェーブ戦で延長9回に及ぶ「死闘」を制し、5-4の逆転サヨナラ勝ち。今シーズン初めて「JD.LEAGUE特別ルール」が適用される「延長9回」(オフィシャルルールの「無死二塁」ではなく、延長9回のみ「一死二・三塁」を設定して試合を行う)までもつれ込んだ試合は、4-3で1点を追う東海理化 チェリーブロッサムズが、故意四球で一死満塁となった後、小倉美衣菜が右中間にタイムリーを放ち、二者が還り、5-4で劇的な逆転サヨナラ勝ち! 3勝目を挙げたが、続くSGホールディングス ギャラクシースターズ戦は松葉寧々がツーランホームランを放ったものの、追撃及ばず2-4で敗れ、今節1勝1敗。通算成績3勝7敗で7位となった。
 タカギ北九州 ウォーターウェーブは、前節(第6節)で「首位」を走るSGホールディングス ギャラクシースターズに5-4で競り勝つ「大番狂わせ」を演じ、嬉しい「JD.LEAGUE初勝利」を手にしたものの、今節は連敗。東海理化 チェリーブロッサムズ戦で延長9回タイブレークの末に4-5の逆転サヨナラ負けを喫したのが響いたか、続くトヨタ レッドテリアーズ戦では投打に元気なく0-4と完敗。通算成績1勝10敗で「西地区」最下位に沈んでいる。
※第6節終了時点の戦績表はこちら

 今節は再び「ホームゲームズ」として開催され、「東地区」高崎ラウンドを開催した群馬県協会、「東地区」安城ラウンド・「西地区」刈谷ラウンドを同時開催した愛知県協会は、この「第6節」までに、群馬県協会が3回(高崎2回・太田1回)、愛知県協会に至っては「東西同時開催」2回を含む6回(安城2回・名古屋1回・一宮1回・豊田1回・刈谷1回)も「ニトリ JD.LEAGUE 2022」の開催地・試合会場となっている。
 もちろん群馬県下に2チーム(同じ高崎市にビックカメラ高崎 ビークイーンと太陽誘電 ソルフィーユの2チーム)、愛知県下に4チーム(豊田市・トヨタ レッドテリアーズ、刈谷市・豊田自動織機 シャイニングベガ、安城市・デンソー ブライトペガサス、大口町・東海理化 チェリーブロッサムズの4チーム)、チームの「本拠地」「ホームタウン」を置くチームがある以上、致し方ないこと……ではあるのだが、これだけの開催数・試合数をこなしていくのは並大抵のことではない。そこには多くの皆さんの支え、ご苦労・ご尽力があることを忘れてはならないし、改めて感謝申し上げたい。
 ソフトボールは屋外のスポーツだけに天候に左右されるとあって、天気予報に一喜一憂。今回も「雨予報」とあって、開催が危ぶまれたが……「東地区」安城ラウンド、「西地区」宇治ラウンドで試合開始を遅らせはしたものの、全員総出の懸命のグラウンド整備で何とか予定された日程で全試合を消化することができた。
 また、この時期は今夏の「全日本大会」(全国大会)の予選会も数多く開催されるとあって、審判員・記録員の配置も一苦労……特に愛知は「東西同時開催」とあって人員の配置にも頭を悩ませたという……。幸い東海地区挙げての協力体制もあり、静岡県協会から3名、岐阜県協会から1名の記録員が派遣され、その応援・バックアップもあって滞りなく大会を運営・終了することができた。
 それでも……朝早くから各セクションの入念な打ち合わせ、グラウンド整備等の「準備段階」から始まり、記録長自らスターティングメンバ―(スタートリスト)の確認作業を行う等、率先垂範・獅子奮迅の働き。委員長が、リーダーが動けば、「こうしちゃいられない!」とばかりに「組織」が動き、一糸乱れぬ統率の行き届いた大会運営を見せていた。

 審判員は「リーグ審判員」が中心ではあるものの、二塁塁審、三塁塁審は「開催地」「地元」の審判員が担当する。JD.LEAGUEの舞台に立てる喜び、この大舞台だからこそ得られる経験……そういった機会を数多く与えられることは、もちろん審判員の「成長」「レベルアップ」につながるものであることは間違いないが、これだけの開催回数となると、そうとばかりも言っていられない。誰をどこに配置し、どんな役割を担ってもらうか。この日は休めるがこの日は来ることはできない等、それぞれの都合や事情に応じ、いろいろと「配慮」しなければならない場合も出てくる。そして……「リーグ審判員」といえども、家族・家庭や職場のことを顧みないわけにはいかない。パートナーの前でソフトボールの話ばかりしていると不機嫌になる、審判用具を注文するときはパートナーが出かけているとき、留守のときに、配達もまた自分独りのときに届くように日時指定・時間指定を忘れない……なんて話も「審判員あるある」になっている。それでも……グラウンドに立てば「審判員」のプライドを持ち、厳正にして康平・公正なジャッジを行うべく「全力」を尽くしている。

 繰り返しになるがJD.LEAGUEのような大きな大会、一大イベントを開催・運営することで、それぞれの活躍の場が増え、個々の経験値・技量が上がり、審判員や記録員の資質向上・レベルアップにつながっていくのであれば、それはそれで喜ばしいことでもあるのだが、あまりにも負担が大き過ぎ、「一極集中」になってしまうと、その前に「パンク」してしまう恐れもある。このあたりは一考の余地があり、「ホーム&アウェー」の「理想像」を追い求めるだけでなく、「現実」を見極め、妥協点を見出していく必要がある……とも感じる。  プロ野球のように、それぞれのチームが「フランチャイズ」「ホームスタジアム」を持ち、いつでもそこで試合を開催できる、その常設された球場に運営に手慣れたスタッフが常駐している……といった状況と、ソフトボールの置かれた「現状」は残念ながら同じではない。リーグ審判員も公式記録員も「プロ」ではなく、それだけで食っていくこと、生活することはできない。大会を支えてくれる開催地の皆さんも同様であり、だとすれば……その「現実」を見極め、冷静に、客観的に、判断する必要があるのではないだろうか。

 閑話休題……話は変わるが、今回の「高崎ラウンド」では、その「ファーストピッチセレモニー」(始球式)にソフトボールが盛んな「高崎らしい」光景が見られた。大会初日(5月14日/土)第1試合、長く高校男子ソフトボール界を支える存在となっている「名門」にして「強豪」新島学園高等学校男子ソフトボール部監督であり、2020年2月の「第13回男子U18ワールドカップ」(ニュージーランド・パーマストンノースで開催)で男子U18日本代表を3度目の「世界一」に導いた田中徹浩ヘッドコーチの息子さんの浩輔くんが「ファーストピッチセレモニー」(始球式)に登場。同じく新島学園中学校でバッテリーを組むキャッチャー・中山武信くんとともに見事な投球を披露。今年3月に開催された「第18回都道府県対抗全日本中学生大会」(岡山県新見市で開催)でベスト4入りしていることもあって、目標は「まず今夏の全中(全国中体連)で優勝すること!」と力強く語ってくれた。
 大会2日目第1試合の「ファーストピッチセレモニー」(始球式)には、この大会の直前に開催された「第38回読売旗争奪群馬県学童大会」で優勝した「かりがね」のバッテリーが登場。ピッチャーの小田澤輝(ひかる)くんは、2001年の「第6回世界男子ジュニア大会」(現・男子U18ワールドカップ)に出場し、準優勝。現在は「高崎市役所」でプレーし、「全日本総合男子選手権大会」で二度の優勝、「全日本実業団男子選手権大会」では三連覇を飾る等、輝かしい「実績」を誇る小田澤直紀選手の息子さんであり、キャッチャーの髙橋一星(いっせい)くんのお父さん・お母さんもソフトボール選手。お父さんの和義さんは「群馬ソフトボールクラブ」で2019年「第40回全日本クラブ男子選手権大会」でベスト4進出。お母さんの廣美さんはかつて「太陽誘電」でプレーした「サウスポー」のピッチャーでこの日の「高崎ダービー」太陽誘電 ソルフィーユ対ビックカメラ高崎 ビークイーンの場内アナウンスを担当。太陽誘電 ソルフィーユの伊藤美幸コーチの妹さんでもあるという。「素晴らしいピッチング」を見せてくれた小田澤輝くんは「小学校、中学校、高校、大学、社会人すべてで『日本一』になって、日本代表に選ばれ、『世界一』になる!」と大きな「夢」を語ってくれた。その意気やヨシッ!!!である。
 オリンピックで二度の「金メダル」を獲得した「花形」の女子ソフトボールに比べると、「男子」のソフトボールがスポットライトを浴びる機会は少ない。そんな中、「男子」のソフトボールにも目を向け、忘れることなく、このJD.LEAGUEの舞台の大勢の観客の見守る中、「ファーストピッチセレモニー」(始球式)で投げる機会を与えられたことは「忘れられない思い出」となり、ソフトボールの「未来」へとつながる「夢」と「希望」を与えてくれたはずである。その「夢」を胸に……生涯このソフトボールという競技を愛し、続けていってほしいものである。 この「高崎ラウンド」には、山本一太群馬県知事、富岡賢治高崎市長が駆けつけ、2021年ロンドンオリンピック・女子柔道78kg超級銀メダリストの杉本美香氏も「ファーストピッチセレモニー」(始球式)等に参加し、大会を盛り上げてくれたが、それだけに留まらぬ「世界一のソフトボールシティへ!」を掲げる高崎市にふさわしい「ファーストピッチセレモニー」(始球式)の「人選」であり、男子・女子の別なく、こうして「親から子」へと引き継がれていく「ソフトボールのDNA」があるからこそ、ソフトボールがこの「高崎」そして「群馬」の地に「根付いている」のだと改めて感じたシーンだった。

 今節は「刈谷ラウンド」でも豊田自動織機 シャイニングベガで活躍された「OG」の皆さんがスタジアムDJとして大会を盛り上げてくれる等、現役を離れても、チームを離れても、後輩たちを支え、ソフトボールを支えてくれる姿が見られた。
 また、試合終了後には各会場で各チームの選手が、子どもたちに「ソフトボール教室」や「ソフトボール体験会」を開き、「未来のJD.リーガー」たちを発掘・育成すべく、熱心に「直接指導」。ソフトボールの楽しさ、面白さ、魅力を伝えようと心を砕き、力を尽くしていた。

 各会場で様々なイベントが開催され、それによってソフトボール観戦の「新たな楽しみ」を創出し、「付加価値」を生み出すと同時に、脈々と受け継がれている「ソフトボールのDNA」を大切に守り、育み、「次なる時代」へと「確実に」伝えていくこと……この「JD.LEAGUE」を一つの契機として、ソフトボールの「歴史や伝統」を改めて見つめ直し、そこに携わり、支え、育ててくれた人々に「光」を当て、真っ当に評価し、「リスペクト」すること。その上で「新しいこと」にもチャレンジし、「新たなソフトボールの形」「ソフトボールの新しい魅力」を、このJD.LEAGUEの舞台を通じて創り出すことができれば……ソフトボールの「未来」は明るいものになるはずである。

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