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WBSC第1回男子U23ワールドカップ 【現地レポート⑤】

日本、投打がガッチリ噛み合い、ニュージーランドに「完勝」!
オープニングラウンド「5戦全勝」(1位)でスーパーラウンドへ !!

いよいよ、オープニングラウンドも最終日!

最終戦(第5戦)ではニュージーランドと激突した

3回表、日本が3番・佐藤光希のタイムリーで先制!

「勢いづいた」日本打線は5回表にも一挙4点を追加 !!

先発・大西泰河も「魂のピッチング」でねじ伏せた

日本、文句なしの5戦全勝でグループB1位通過!
戦いの舞台はスーパーラウンドへ移されることとなる

◎ニュージーランド戦ハイライト

 「WBSC第1回男子U23ソフトボールワールドカップ」大会第5日、すでに「スーパーラウンド進出」を決め、ここまで「オープニングラウンド4連勝」と順調な戦いを続ける男子U23日本代表は、オープニングラウンド最終戦となる第5戦でニュージーランドと対戦した。

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大会第5日/4月19日(水)
オープニングラウンド第5戦

1 2 3 4 5 6 7 R
日  本 0 0 1 0 4 0 0 5
ニュージーランド 0 0 0 0 0 0 0 0

日本:◯大西泰河(7回)-本塚勇太
〔二塁打〕松本良就、宮本海斗、本塚勇太

 初回、2回と両チーム得点を挙げることができず、迎えた3回表、日本はこの回先頭の8番・西森亜夕夢が死球で出塁。続く9番・本塚勇太のサード前のバントヒット、1番・菊川智己のサードゴロの間に一死二・三塁とすると、2番・松本良就はショートゴロ。三塁走者が本塁タッチアウトとなったが、その間に二塁走者が三塁へ、打った松本良就は二塁まで進塁。ここで3番・佐藤光希がレフト前にしぶとくタイムリーを放ち、1点を先取した。

 リードを奪った日本は5回表にも、一死から8番・西森亜夕夢がセンター前ヒットで出塁。すかさず二盗を成功させ、得点圏に走者を進め、9番・本塚勇太がタイムリー! 本塚勇太も二塁盗塁を決めると、1番・菊川智己がライトへタイムリーを放ち、3点目を追加。さらにセンターフライタッチアップ、死球で二死一・二塁となり、4番・宮本海斗がレフト線へタイムリーツーベース!! 二塁走者が還り、なお二死二・三塁のチャンスが続き、5番・松尾翔輝は高いバウンドのショートゴロ。ショートが素手で処理して一塁に送球したが、ファーストが落球。三塁走者が還り、もう1点加え、この回一挙4点を奪った。

 守っては、このオープニングラウンド最終戦の先発投手に指名された大西泰河が、その起用・期待を自らの「漲るエネルギー」に変え、立ち上がりからエンジン全開! 自身の真骨頂でもある「魂のピッチング」を展開し、力(球威)で押しながらも絶妙に緩急を交え、ニュージーランド打線を翻弄。7イニングを投げ「3安打・13奪三振」と「圧巻の投球内容」で完封勝利を飾り、男子U23日本代表がニュージーランドに5-0で完勝!! オープニングラウンド・グループB5戦全勝、文句なしの「1位通過」でスーパーラウンドに進むこととなった。

 日本戦の他、大会5日目/オープニングラウンド最終日はベネズエラ(WBSCチームに3-2)、オーストラリア(チェコに2-0)、カナダ(イスラエルに7-0)、メキシコ(南アフリカに7-0)、アルゼンチン(シンガポールに7-0)がそれぞれ勝利。
 この結果をもって、日本がいるオープニングラウンド・グループBは1位・日本:5勝0敗、2位・カナダ:3勝2敗、3位・ニュージーランド:3勝2敗、4位・ベネズエラ:3勝2敗(※カナダ、ニュージーランド、ベネズエラの3チームが勝敗で並んだが、3チーム間の対戦失点数(カナダ:5、ニュージーランド:8、ベネズエラ:9)により最終順位が決定)、5位・イスラエル:1勝4敗、6位・WBSCチーム:0勝5敗の順位となり、1位・日本、2位・カナダ、3位・ニュージーランドの3チームがスーパーラウンドに進出。
 もう一方のグループAは、1位・オーストラリア:5勝0敗、2位・メキシコ:4勝1敗、3位・アルゼンチン:3勝2敗、4位・チェコ:2勝3敗、5位・南アフリカ:1勝4敗、6位・シンガポール:0勝5敗の順位で、1位・オーストラリア、2位・メキシコ、3位・アルゼンチンの3チームがスーパーラウンドへ進むことになった。

 「WBSC第1回男子U23ソフトボールワールドカップ」もいよいよ終盤戦「スーパーラウンド」に突入する(※スーパーラウンドは各グループの上位3チーム(合計6チーム)が同じく1回総当たりで対戦し(ただし、オープニングラウンドで同グループだったチーム同士の対戦はオープニングラウンドの試合結果が持ち越される)、ラウンド順位を決定。スーパーラウンド3位・4位が最終日のワールドチャンピオンシップ/ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)を、スーパーラウンド1位・2位が同じく最終日のワールドチャンピオンシップ/ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)を戦うこととなる)。

 オープニングラウンドで同グループだったカナダ、ニュージーランドとの試合結果を持ち越し、現時点でスーパーラウンド2勝0敗(※オーストラリアも同じく2勝0敗で同率1位)となる日本は、スーパーラウンド第1戦でオープニングラウンド・グループA2位のメキシコと対戦。「世界一奪取」に向けて、ここから「本当の戦い」がはじまる。

 スーパーラウンド進出6チームの内、最終日のゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)に進めるのは ″2チーム″ 。優勝・世界一へ登り詰めるためには、ここまで「無傷」で突っ走ってきたように、着実に勝ち星を積み重ねていかなければならない。

 明日からはじまるメキシコ、オーストラリア、アルゼンチンとの戦い。
 「世界の強豪との距離」を測るためには、日本にとって「絶好の対戦相手」である。

 さぁ、ここからチーム一丸、もう一段ギアを上げよう!
 臆することは何もない。力の限り戦い抜け! 男子U23日本代表 !!

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