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ニュース 男子U18

アジアから ″世界No.1″ へ駆け上がれ !!

・第8回男子U18アジアカップ
〈第14回男子U18ワールドカップアジア地区予選〉

・第12回男子アジアカップ
〈第18回男子ワールドカップ(グループステージ)アジア地区予選〉

昨年に続き、日本(高知県)で男子アジアカップを開催!

U18アジアカップで「大会6連覇」を狙うU18日本代表。
国内で輝かしい実績を有する ″若き才能″ 16名に注目!

前回のU18ワールドカップでチームを「世界一」へ導いた
「百戦錬磨」田中徹浩ヘッドコーチの手腕にも期待したい

TOPカテゴリーのアジアカップには、U23日本代表が挑戦

U23ワールドカップ準優勝の経験を経て、さらなる進化を!

世代をこえてつながり、選手強化の流れを強固なモノに !!

 今年開催が予定されている「第14回男子U18ワールドカップ」(※11月11日~19日、メキシコ・エルモシージョで開催予定)、そして来年開催が予定されている「第18回男子ワールドカップ・グループステージ」。それぞれのアジア地区予選を兼ねる「アジアカップ」が、いよいよ日本/高知県高知市で開幕を迎える。

◎「第8回男子U18アジアカップ」「第12回男子アジアカップ」大会特設サイトはこちら

 6月22日(木)~24日(土)の3日間開催される「第8回男子U18アジアカップ」には、日本をはじめ、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、インド、香港の5チームが出場。まずシングルラウンドロビン(1回総当たり)の予選リーグでリーグ戦順位を決め、リーグ戦5位のチームはそのまま5位が決定。3位・4位チームがブロンズメダルゲーム(3位決定戦)へ、1位・2位チームがゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)へ進み、最終順位を決定する試合方式で覇が競われる(※上位2チームに『WBSC第14回男子U18ワールドカップ』への出場権が与えられる)。
 続いて6月25日(日)~28日(水)の4日間開催される「第12回男子アジアカップ」には、日本をはじめ、シンガポール、フィリピン、チャイニーズ・タイペイ、インド、香港の6チームが出場。こちらもまずシングルラウンドロビン(1回総当たり)の予選リーグでリーグ戦順位を決め、リーグ戦5位・6位のチームはそのまま5位・6位が決定。3位・4位チームがブロンズメダルゲーム(3位決定戦)へ、1位・2位チームがゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)へ進み、最終順位を決定する試合方式で覇が競われることとなる(※上位3チームに『WBSC第18回男子ワールドカップ・グループステージ』への出場権が与えられる)。

 U18カテゴリーの「第8回男子U18アジアカップ」には、今年4月に実施された「令和5年度 男子U18日本代表チーム選手選考会」(※4月17日~19日、静岡県伊豆市にて開催)で選び抜かれた男子U18日本代表(16名)が出場。前回2020年に開催された「WBSC第13回男子U18ワールドカップ」(ニュージーランド・パーマストンノース)で見事「2大会ぶり3度目の世界制覇」を成し遂げた男子U18日本代表チームは、今回のアジアカップで「ワールドカップ連覇」への「第一歩」を踏み出すとともに「大会6連覇」の偉業達成に挑む。

 TOPカテゴリーの「第12回男子アジアカップ」には、今回男子U23日本代表(16名)が出場(※次代を担う若手選手に強化・経験の場を与えることで、男子TOP日本代表の強化へとつなげ、U23→TOPとの連携、一貫した強化体制を構築することで、代表チーム全体の底上げとレベルアップを図り、次回のワールドカップへ向けたチームづくりの一環とする強化方針に基づき決定された:令和5年2月26日開催「令和4年度第9回理事会」決議事項)。今年4月、アルゼンチン・パラナで開催された「WBSC第1回男子U23ワールドカップ」における男子U23日本代表チームの「躍動・奮戦ぶり」「堂々の準優勝」は記憶に新しいところであり、その「成長著しい若き戦士たち」が今大会でもどのような戦いを見せてくれるか!? 期待と注目が集まる。優勝を飾れば「アジアカップ8連覇」となり、U18同様こちらもさらなる偉業を成し遂げることになる。

男子日本代表の「伝統・誇り」をつなぎ、
選手強化の流れ(U18→U23→TOP)を
より強固なモノに !!

 今大会は、U18、TOP両カテゴリーのアジアカップとなるわけだが、見どころは単に ″日本のアジアカップ優勝(U18は6連覇・TOPは8連覇)なるか″ ということだけではない。先に記した「男子TOP日本代表・初のワールドカップ制覇」を頂点とした日本男子ソフトボールの強化の目標・方針に沿ってU18→U23→TOPの連携を深め、その体制を構築し、より強固なモノへ進化させていけるかどうかが重要なポイントになってくる。

 「ジュニアの強化がTOPの成績に直結している」という世界的な流れは確かに続いており、現に「ジュニアカテゴリーのワールドカップ」で「最多5度の優勝」を飾っているオーストラリアは昨年TOPカテゴリーのワールドカップ(※2022年第17回男子ワールドカップ)を制覇。2012年・2014年と「世界ジュニア選手権(現・U18ワールドカップ)」を「連覇」したアルゼンチンも2019年TOPカテゴリーのワールドカップで初の世界一へ登り詰めている。日本においても2016年の「35年ぶりの世界ジュニア選手権優勝」が契機となって、2019年TOPカテゴリーのワールドカップではそのアルゼンチンに最後惜しくも敗れはしたものの……「躍進・復活」の準優勝。2020年U18ワールドカップで3回目の栄冠を勝ち獲り、直近のU23ワールドカップでも準優勝の好成績を収める等、宿願の「真の世界一」まで「あともう一歩」という状況にあるのは事実だ。

 今回TOPカテゴリーのアジアカップに挑む男子U23日本代表チームには、ジュニア時代に「世界を経験した」選手が9名(※海邉和也、大西泰河、小野寺翔太、八木孔輝、西森亜夕夢、永吉飛斗、松尾翔輝、宮本海斗、佐藤光希の9名がジュニア時代に世界を経験)もいる。現・男子U18日本代表 田中徹浩ヘッドコーチの指揮のもと、2018年第12回世界男子ジュニア選手権大会/カナダ・プリンスアルバート(※海邉和也、大西泰河、小野寺翔太、西森亜夕夢、松尾翔輝、宮本海斗、佐藤光希が出場し、準優勝)、2020年第13回男子U18ワールドカップ/ニュージーランド・パーマストンノース(※八木孔輝、永吉飛斗が出場し、優勝)を戦い、ジュニアカテゴリーとはいえ「世界トップレベルで揉まれた経験」がこうして「U23」という「次なるステージ」でしっかりと活かされているのである。

 そういった流れから考えると、男子「U18」は男子U23そして男子TOPへステップアップしていくための「登竜門」にもなっており、ここでまず ″世界の舞台″ に立ち、自らが身を持って ″世界の強豪″ ″世界トップレベル″ を感じてくることの「意義」「大きさ」は計り知れないものがあると言えよう。

 まず、6月22日に開幕を迎える「第8回男子U18アジアカップ」で男子U18日本代表がどのようなソフトボールを見せてくれるか。単純に ″アジアを勝ち抜くため″ ではなく、11月のワールドカップを見据えた(世界の頂点を獲りにいくための)「未来につながるソフトボール」を展開してくれることを期待したい。百戦錬磨の田中徹浩ヘッドコーチが今回もチームの指揮を執り、そういった部分については何ら心配していないが、実際にグラウンドに立ちプレーする日本代表選手一人ひとりが「チームの最終目標」を今一度確認し、共有した上で「最高のパフォーマンス」を発揮してもらいたいと思う。

 そしてその後、6月25日に開幕する「第12回男子アジアカップ」に登場する男子U23日本代表には、今年4月のU23ワールドカップを経験し「成長・進化した姿」をぜひ見せてほしい。こちらもU18同様 ″相手に合わせる戦い″ ではなく、TOPカテゴリーでも世界の頂点を狙える「真の世界トップレベル」へ、まだまだ個々を磨き、高めていかなければならない。U23ワールドカップで世界のトップを走るオーストラリアと互角の戦いを演じた経験、「現・世界No.1サウスポー」ジャック・ベスグローブと優勝決定戦の舞台で「対峙」した感覚・記憶を活かさなければ意味がない。アジアカップだからこれでいい……ではなく、常にその先を見据えた「アグレッシブなソフトボール」を展開し、球場に訪れた観客の皆さんを魅了する、いや、唸らせる「これぞ、男子日本代表!」と感じる戦いぶりを楽しみにしている。

 男子U18から男子U23、そして男子TOPへ。最終目標であるTOPカテゴリーでのワールドカップ制覇を本気で狙うなら、この選手強化の流れをより強固なモノとし、真に男子日本代表の「伝統・誇り」を「継承」していく必要がある。

 今大会の結果・成績はもちろん第一であるが、男子日本代表というカテゴリーが世代をこえて強くつながり、皆が同じ方向を向いて、一丸となって進んでいってくれることを切に願っている。

 アジアから ″世界No.1″ へ駆け上がれ!
 男子日本代表の「新たなチャレンジ」が……はじまる!!

第8回男子U18アジアカップ出場選手

No. UN. 守備 氏名 所属 選手情報
1 20 投手 阿曽 慣太 平林金属株式会社
2 11 新井 大和 日本体育大学
3 18 高橋 理央 同志社大学
4 2 捕手 上野 結来 同志社大学
5 10 淀川 瑛澄 岐阜聖徳学園大学
6 3 内野手 大野 流畏斗 飛龍高等学校
7 6 木原 和也 飛龍高等学校
8 4 葛野 奏 啓新高等学校
9 52 田部 一護 環太平洋大学
10 5 松尾 唯斗 日本エコシステム
11 22 山下 鉄太 中京大学
12 17 山本 陸人 豊田自動織機
13 1 外野手 鰯谷 柑太 長崎県立大村工業高等学校
14 9 梅田 瑠河 岐阜聖徳学園大学
15 7 津田 龍輝 日本体育大学
16 19 橋本 怜 長崎県立島原工業高等学校

第12回男子アジアカップ出場選手

No. UN. 守備 氏名 所属 選手情報
1 17 投手 海邉 和也 安川電機
2 16 大西 泰河 Honda
3 19 小野寺 翔太 トヨタ自動車
4 11 八木 孔輝 トヨタ自動車
5 22 捕手 西森 亜夕夢 トヨタ自動車
6 4 本塚 勇太 FSC吉勝重建
7 20 内野手 井上 裕太郎 平林金属株式会社
8 3 大川 竜志 ジェイテクト
9 5 黒岩 陽斗 平林金属株式会社
10 6 永吉 飛斗 旭化成
11 10 濱田 慎 愛媛ウエスト
12 1 松尾 翔輝 デンソー
13 18 宮本 海斗 豊田自動織機
14 9 外野手 菊川 智己 豊田自動織機
15 7 佐藤 光希 トヨタ自動車
16 8 松本 良就 デンソー
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