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男子ソフトボール ″世界最高峰″ の戦い
「第18回男子ワールドカップ ファイナル」
いよいよ、開幕 !!

「第18回男子ワールドカップ ファイナル」
に備え、男子TOP日本代表が最終調整

開催地・カナダで調整&強化に取り組む!

プレ大会(4ネーションズカップ)にも出場。
カナダ、アメリカ、ニュージーランドと4試合
のテストマッチを実施した

「世界ランキング1位」アルゼンチンとも対戦。
「世界最高の右腕」エースのウエムル・マタが
1イニングのみ本気モード(MAX137km/h)!

この世界の強者たちに、どう挑む !?
江口真史ヘッドコーチの手腕に期待 ‼

 男子ソフトボール「世界一の座」を競う「第18回男子ワールドカップ ファイナル」が、いよいよ開幕! 7月8日~13日、カナダ・プリンスアルバートを舞台に「世界のトップ8」が集い、熱戦・激闘を繰り広げる。

◎大会概要・試合スケジュール・選手団名簿はこちら

 ワールドカップ「最終決戦」の舞台となる今大会には、A・B・Cの各グループステージを勝ち抜いた6チーム(グループA突破2チーム:ドミニカ共和国⑪、オーストラリア② グループB突破2チーム:アルゼンチン①、ニュージーランド⑧ グループC突破2チーム:アメリカ⑥、日本③)にワイルドカード2チーム(カナダ④、ベネズエラ⑤)を加えた合計8チームが出場。 ※○数字は世界ランキング

 試合方式は、まず出場8チームをA・B2つのグループに振り分け、シングルラウンドロビン(1回総当たり)の「オープニングラウンド」を実施。オープニングラウンドの結果に基づき、A・B各グループの上位2チームが2次リーグとなる「スーパーラウンド」に進出(※A・B各グループの3位・4位チームは順位決定ラウンドへ回る)。
 スーパーラウンドでは、A・B両グループの1位・2位チームがシングルラウンドロビン(1回総当たり)のリーグ戦を実施(※すでに対戦した同グループ内の試合結果はスーパーラウンドに持ち越し、順位決定ラウンドも同様の試合方式で行う)。スーパーラウンド1位・2位チームが「ワールドチャンピオンシップファイナル」へ、スーパーラウンド3位・4位チームは「ブロンズメダルゲーム」を戦い、最終順位を決定することになる。

 男子TOP日本代表チームは7月1日に日本を出発。まずはカナダ・サスカトゥーンへ入り、同じくワールドカップファイナルに臨むカナダ、ニュージーランド、アメリカ、そして日本を加えた「プレ大会」(4ネーションズカップ)に出場。
 1戦目(カナダ戦)1-3、2戦目(アメリカ戦)2-4、3戦目(ニュージーランド戦)1-0、4戦目(アメリカ戦)1-2と「トータル1勝3敗・4位」の成績で、矢継ぎ早に「決戦の地」カナダ・プリンスアルバートへ移動。
 プリンスアルバート到着後、すぐにアルゼンチンとダブルヘッダーのテストマッチを行い(試合結果は3-4、5-3の1勝1敗)、本番前の短期間ではありながらも、チームの調整・強化を総仕上げ。いよいよ「勝負の本大会」に挑むこととなる。

 今回のファイナル、日本は「前回王者」オーストラリアをはじめ、ドミニカ共和国、アメリカと同じグループBに振り分けられ、大会初日 ″オープニングゲーム″ で「グループステージ・グループA第1代表」ドミニカ共和国と激突する。
 日本としては、まずこの「大事な初戦」をモノにできるかどうかが大きなカギ。グループステージの戦いはもちろんのこと、前述のプレ大会やテストマッチで得た収穫・課題をどう総括し、本番(最終決戦)に活かせるかが……重要なポイントになる。

 カナダ到着後に出場した「プレ大会」(4ネーションズカップ/カナダ、日本、ニュージーランド、アメリカの4チームが参加)では、実質のところ、まだまだ「世界基準」「世界トップレベル」に対応・順応できていない部分があった。
 ″男子ソフトボールの世界的レベル″ を語る上でこれまで何度も記してきたことであるが、世界一線級の投手は、今や「球速130㎞/h超」が「当たり前」。もっとリアルに言うならば……「球速140㎞/h超」の「異次元の領域」へと足を踏み入れる勢いだ。
 事実、本番前の「調整」にあたるテストマッチでさえ……アメリカのマルコ・ディアスが「MAX139㎞/h」、アルゼンチンのウエムル・マタも「MAX137㎞/h」というスピードを叩き出している。当然のことながら、球速だけではなく、変化球:ライズ・ドロップの切れ味も一級品。さらにカットボール、スライダー、チェンジアップと多彩に織り交ぜてくるのだから……打ち返すのは「至難の業」である。
 打者も「海外ならではのパワー」(一発のある長打力)が相変わらず健在。「少しでも甘いところ(甘いコース・高さ)に入れば、遥か彼方へ運ばれてしまう……」そんな脅威を常に感じながら、投手陣は対峙することとなる。

 この「世界の強者たち」に、男子TOP日本代表チームが「いかにして挑む」のか。
 前回 ″7位″ ″スーパーラウンドにも進むことができなかった″ 日本にとって、今大会は優勝・世界一を狙うというよりも「格上の相手に対して、どこまで食らいついていけるか」が「現実的な目標」になる。

 立ちはだかる世界の壁は、厚く、高い。
 そのリアルな現実と本当の意味で向き合って、ぶつかり、もがき、「日本男子ソフトボールが世界の舞台で勝つ道しるべ」を確立しなければならない。

 勝つために、優勝するために戦う! そう信じ、願うのは、言わば当たり前のこと。
 日本男子ソフトボールを代表する「トップカテゴリー」の「男子TOP日本代表チーム」として、私たちに課せられた「使命・役割」とは何か。大会開幕を直前に控え、そのことをもう一度自分たちに問いかけ、深く考えてみてほしいと思う。

男子ソフトボール ″世界最高峰″ の戦い。
「ワールドカップ ファイナル」が、いよいよはじまる !!

●文・写真
男子TOP日本代表チーム
選手団広報/竹﨑 治(日本体育社)

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