通算14勝3敗「リーグ戦1位」で
決勝トーナメントに進む平林金属
「2位」は通算12勝5敗のHonda
三重ヴェルデウィンは最後Hondaと同率で
並んだが、 ″直接対決の成績″ により「3位」に
「4位」に入ったのは、「勢い確か」なジェイテクト。
創部以来 ″はじめて″ 決勝トーナメントに進出!
3チーム並びとなりながらも、 ″対戦得失点差″ により
「5位」へ滑り込んだ大阪桃次郎。いざ、最終決戦へ!
「最終戦に勝てば、決勝トーナメントに進めた」
山口水産は、あと一歩及ばず…悔しい結末に
上位5チームの顔ぶれに ″前回王者″ はおらず……。
TOP・U23カテゴリーで「すでに世界一となっている」
ジャック・ベスグローブの「モチベーション創出」をはじめ、
SAGAダイワアクト全体の「チーム力向上」を !!
「第54回日本男子ソフトボールリーグ」の「レギュラーシーズン最終節」となる第4節が、去る10月11日(土)・12日(日)の両日、富山県富山市・熊本県水俣市を舞台に開催された。
今節は文字通り「決勝トーナメント進出(※リーグ戦上位5チーム)を巡る最後の順位争い」が繰り広げられ、激闘の結果、1位・平林金属(通算14勝3敗)、2位・Honda(通算12勝5敗)、3位・三重ヴェルデウィン(通算12勝5敗)/Honda、三重ヴェルデウィンが同率で並んだが、直接対決の成績(Hondaが7-4で勝利)により、Hondaの2位、三重ヴェルデウィンの3位が決定、4位・ジェイテクト(通算11勝6敗)、5位・大阪桃次郎(通算10勝7敗)の「決勝トーナメント進出」が決定。
6位以降はこの第4節をもって「最終順位」となり、6位・高知パシフィックウェーブ(通算10勝7敗)、7位・山口水産(通算10勝7敗)/大阪桃次郎、高知パシフィックウェーブ、山口水産が同率で並び、3チーム間の直接対決の成績もそれぞれ1勝1敗であったが、対戦得失点差(大阪桃次郎 +2、高知パシフィックウェーブ +1、山口水産 -3)により、大阪桃次郎の5位、高知パシフィックウェーブの6位、山口水産の7位が決定、8位・豊田自動織機(通算9勝8敗)、9位・旭化成(通算9勝8敗)、10位・トヨタ(通算9勝8敗)/豊田自動織機、旭化成、トヨタが同率で並んだが、3チーム間の直接対決の成績(豊田自動織機 2勝0敗、旭化成 1勝1敗、トヨタ 0勝2敗)により、豊田自動織機の8位、旭化成の9位、トヨタの10位が決定、11位・安川電機(通算8勝9敗)、12位・愛媛ウエスト(通算8勝9敗)、13位・日本エコシステム(通算8勝9敗)/安川電機、愛媛ウエスト、日本エコシステムが同率で並び、3チーム間の直接対決の成績もそれぞれ1勝1敗であったが、対戦得失点差(安川電機 +4、愛媛ウエスト -1、日本エコシステム -3)により、安川電機の11位、愛媛ウエストの12位、日本エコシステムの13位が決定、14位・デンソー(通算7勝10敗)、15位 大阪・堺グローバル(通算6勝11敗)、16位・SAGAダイワアクト(通算5勝12敗)、17位・埼玉県庁クラブ(通算4勝13敗)、18位・熊本嶋田クラブ(通算1勝16敗)という成績で今シーズンの戦いを終了した。
前節終了時点で ″単独首位″ を走る平林金属は、富山県富山市/岩瀬スポーツ公園において開催された「富山大会」に登場。初日・初戦で三重ヴェルデウィンといきなり「ノーガードの打ち合い」を展開し、「選手兼監督」鳥山和也の3安打(内1本塁打)・5打点を挙げる活躍等で10-8と勝利。続く埼玉県庁クラブとの緊迫の投手戦も1-0でモノにすると、もう一方の熊本大会の結果(前節終了時点で同率2位につけていたHondaが初日連敗を喫する)を受け、2日目(最終日)を待たずに早々と「リーグ戦1位での決勝トーナメント進出」が確定! よって翌日のダブルヘッダーは「主力を温存し、他の選手に出場機会を与える」余裕を持ったゲームプランにシフトチェンジ、1勝1敗(豊田自動織機に3-6で敗れ、大阪桃次郎に5-2で勝利)となったものの、通算14勝3敗の「頭一つ抜き出た、堂々たる好成績」でレギュラーシーズンを終えた。
富山大会では、この平林金属に加え、三重ヴェルデウィンが「リーグ戦3位」、大阪桃次郎が「リーグ戦5位」の座をつかみ「決勝トーナメント」へ。
三重ヴェルデウィン、大阪桃次郎ともに今節2勝2敗で、三重ヴェルデウィンは前節までの「貯金」(通算10勝3敗で勝ち星が7つ先行)が「最後生かされる」形となり、リーグチャンピオンに輝いた2023年シーズン以来「2年ぶり」の決勝トーナメント進出。
前節終了時点で通算8勝5敗・同率5位に位置していた大阪桃次郎は、初日・初戦でトヨタに8-10と打ち負け、今節黒星スタート。次戦の豊田自動織機戦を4-3でモノにし、何とか首の皮一枚つながり……「運命の最終日」へ。その勝負をかけた2日目(最終日)、まず平林金属戦に「先手を取りながら、痛すぎる逆転負け」(試合スコア2-5)を喫してしまい、5位の座死守は絶望的と思われたが……「諦めることなく!」三重ヴェルデウィンとの最終戦に「チーム一丸」果敢に挑み、3-3の同点で迎えた土壇場の7回裏、二死二・三塁から松本三汰の三遊間を破る「サヨナラタイムリー」で劇的勝利!! (試合スコア4-3) もう一方の熊本大会で ″最終戦に勝てば5位決定″ の状況までこぎつけていた山口水産が安川電機に敗れる(試合スコア3-5)事態が起こり、リーグ戦全試合を終了して、大阪桃次郎、高知パシフィックウェーブ、山口水産の3チームが「通算10勝7敗で並ぶ」まさかの展開に。順位決定は「リーグ規程」に委ねられることとなり、最終的には「3チーム間における対戦得失点差の比較」によって、大阪桃次郎の5位、高知パシフィックウェーブの6位、山口水産の7位が決定。大阪桃次郎が2022年シーズン以来「3年ぶり」の決勝トーナメント進出をつかんだ。
熊本県水俣市/エコパーク水俣 特設ソフトボール場において開催された「熊本大会」には、前節終了時点で通算10勝3敗・同率2位のHonda、通算8勝5敗・同率5位でこの最終節に「決勝トーナメント進出を懸ける」ジェイテクトが登場。
Hondaは初日・初戦の山口水産戦に0-1の完封負け。ジェイテクトは同じく初戦の熊本嶋田クラブ戦に9-2で快勝し、両者、続く第2試合で激突する形となった。
この「直接対決」では、後攻のジェイテクトが初回、大川竜志のタイムリーで1点を先制。1-0とリードしたまま迎えた終盤6回裏にも、一死二・三塁から天田竣介が走者一掃の2点タイムリースリーベースを放ち、大きな追加点! 投げては、「魂のエース」大西泰河がHonda打線を3安打・9三振に抑え、そのまま3-0で完封勝利!! 大一番をモノにしたジェイテクトは初日連勝で決勝トーナメント進出に大きく前進。2日目(最終日)のダブルヘッダー(山口水産戦、SAGAダイワアクト戦)は2-4、8-2の1勝1敗となったが、「勝負をかけた最終節」にしっかり「3勝1敗」と勝ち越し、通算成績を11勝6敗まで伸ばし、「4位」でレギュラーシーズンを終了。創部以来 ″初″ の決勝トーナメントへ駒を進めることになった。
一方のHondaも初日連敗を喫してしまったものの、2日目(最終日)はスパッと気持ちを切り替え、高知パシフィックウェーブを1-0、愛媛ウエストを3-2とキッチリ連破! 「決して大崩れしない」名門・Hondaの実力を最後は示し、今節2勝2敗、通算12勝5敗でレギュラーシーズンの戦いを終了。富山大会を同じく2勝2敗で終えた三重ヴェルデウィンと同率で並んだが、「リーグ規程」により、「直接対決の成績」でHondaの2位、三重ヴェルデウィンの3位が決定。昨年 ″準優勝″ の借りを返すべく、「最終決戦の舞台」での「さらなる奮起・頂点奪取」を誓っていた。
「第54回日本男子ソフトボールリーグ」レギュラーシーズンの全チームの勝敗・順位は下記の通りで、「リーグチャンピオン」を決める決勝トーナメントは11月8日(土)・9日(日)の両日、大阪府堺市/くら寿司スタジアム堺(原池公園野球場)において開催される。
第54回 日本男子ソフトボールリーグ 第4節 終了時点 | |||
---|---|---|---|
順位 | チーム名 | 勝 | 敗 |
1位 | 平林金属 | 14 | 3 |
2位 | Honda | 12 | 5 |
3位 | 三重ヴェルデウィン | 12 | 5 |
4位 | ジェイテクト | 11 | 6 |
5位 | 大阪桃次郎 | 10 | 7 |
6位 | 高知パシフィックウェーブ | 10 | 7 |
7位 | 山口水産 | 10 | 7 |
8位 | 豊田自動織機 | 9 | 8 |
9位 | 旭化成 | 9 | 8 |
10位 | トヨタ | 9 | 8 |
11位 | 安川電機 | 8 | 9 |
12位 | 愛媛ウエスト | 8 | 9 |
13位 | 日本エコシステム | 8 | 9 |
14位 | デンソー | 7 | 10 |
15位 | 大阪・堺グローバル | 6 | 11 |
16位 | SAGAダイワアクト | 5 | 12 |
17位 | 埼玉県庁クラブ | 4 | 13 |
18位 | 熊本嶋田クラブ | 1 | 16 |
※2位・3位は直接対決の成績により決定
※5位~7位は対戦得失点差により決定
※8位~10位は3チーム間の直接対決の成績により決定
※11位~13位は対戦得失点差により決定
●上位5チームが11月8日(土)・9日(日)、大阪府堺市 くら寿司スタジアム堺(原池公園野球場)で行われる決勝トーナメントに進出