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◆第48回日本男子ソフトボールリーグ第2節

岐阜県羽島市・福岡県北九州市で激戦を展開!
ダイワアクトが「開幕8連勝」を飾り、単独首位に立つ

ウエムル・マタ&アンドリュー・カークパトリックの
「最強タッグ」を擁するダイワアクトが「開幕8連勝」!
※画像は第1節のものを使用しています

平林金属は今節日本エコシステムに惜敗する等、2位に

「地元開催」に燃えた日本エコシステムが今節4連勝!
一気に3位グループへ浮上し、上位争いに割って入った

ホンダエンジニアリングは今節2勝2敗で3位グループに

愛媛ウエストも今節2勝2敗。次節の戦いは…いかに !?

その他、福岡大会では大阪桃次郎が4連勝と星を回復。
旭化成、高知パシフィックウェーブらと「熾烈な順位争い」を
繰り広げそうだ
※画像は第1節のものを使用しています

なかなか1勝が遠い、トヨタ自動車とNeo長崎。
次節(第3節)で何とか「嫌な流れ」を変えたい!
※画像は第1節のものを使用しています

 「第48回日本男子ソフトボールリーグ」第2節が、去る5月18日(土)~20日(月)の3日間(※福岡大会初日が雨天のため中止。20日(予備日)に順延された)、岐阜県羽島市・福岡県北九州市において開催された(※今節実施された試合の結果・イニングスコアはこちら)。

 今節は、第1節で開幕4連勝の好スタートを切っていた4チーム(平林金属、ホンダエンジニアリング、ダイワアクト、愛媛ウエスト)の内、ダイワアクトが「唯一無傷」のまま4連勝。開幕からの連勝を「8」に伸ばし、単独首位に立った。

 ダイワアクトは福岡県北九州市/ひびきコスモス運動場において開催された福岡大会に登場。
 初戦となったジェイテクト戦にアンドリュー・カークパトリックの先制ツーラン、さらにウエムル・マタのリードを広げるツーラン、ソロホームラン等、12安打を浴びせて11-1(6回コールド)で大勝すると、続く高知パシフィックウェーブ戦にも「キャプテン」白水啓太の2打席連続ホームラン等「打線の活躍」で7-3と快勝。翌日も好調を持続させ、埼玉県庁クラブ戦にウエムル・マタの3打点を挙げる活躍(タイムリーツーベース、ツーランホームランを放つ)等、序盤に得点を重ねて最終的に11-7で勝利。今節最終戦となったNeo長崎との対戦では、先発登板したウエムル・マタが「貫録」の「ノーヒット・ノーラン(※投球数107、奪三振16、内野ゴロ5、四球3)」を達成し、4-0の完封勝利を収め、この第2節も「無傷」の4連勝を飾った。
 「世界最高のサウスポー」アンドリュー・カークパトリック(オーストラリア代表)に加え、今シーズン「新助っ人」として「アルゼンチン代表の主力」ウエムル・マタを迎え入れたダイワアクト。「世界トップレベルの投打」を売りにする両選手のコンビは、戦前の予想通り、やはり「脅威」となっている。オーストラリア代表としてジュニア・トップチームで「2度世界一」に登り詰めた「百戦錬磨」のアンドリュー・カークパトリック、ウエムル・マタもアルゼンチン代表として「世界ジュニア選手権連覇」を成し遂げ、さらなる高み(真の世界一)へ己を磨き続けているところだが、ここまでその「世界屈指の実力」をいかんなく発揮。チームに「新たな刺激」を与え、それが「相乗効果」にもなって、この「開幕8連勝」という好成績を生み出しているといえるだろう。「世界のトッププレーヤー」がまた一人加わり、「最強のタッグ」が形成されたダイワアクトに他のチームがどう対抗していくか?? 次節以降も大いに注目したいところだ。

 前節、ダイワアクトと同じく開幕4連勝を飾った平林金属、ホンダエンジニアリング、愛媛ウエストは、岐阜県羽島市/羽島市運動公園・木曽川堤外正木運動場において開催された岐阜大会に登場。

 平林金属は初戦で日本エコシステムと対戦し、エース・松田光が序盤に先制ソロホームランを浴びる「劣勢」の試合展開。5回表にようやく同点に追いついたものの、直後にタイムリー、ワイルドピッチで勝ち越しを許す等、結局2-3で競り負け、初黒星を喫することとなった。続く愛媛ウエストとの上位対決も、頼みのエース・松田光が序盤3回までに3点を失い、どこか「らしくない」試合展開……。それでも「投打の大黒柱」松田光自ら「流れを変える」特大のツーランホームランを叩き込み、反撃の狼煙を上げると、この後「ルーキー」山内貴博のタイムリーツーベースで同点。3-3のまま延長タイブレーカーへもつれ込み、迎えた8回裏には、浜本悌のサヨナラタイムリーで4-3と苦しみながらも逆転勝利を収め、初日を1勝1敗で終えた。2日目は、その平林金属と「優勝争いのライバル」ホンダエンジニアリングが直接対決。平林金属が4回表に先制ツーランを浴びてまたもや追いかける展開を強いられながらも、その裏、山内貴博のタイムリーツーベース、「昨年のアジア選手権三冠王・MVP」八角光太郎の「値千金」のツーランホームランで一気に逆転に成功! そのまま3-2で逃げ切り、大一番をモノにし、続くYKK戦にも8-4で勝利。同率首位から順位を一つ下げはしたが、今節3勝1敗と勝ち越した。

 一方、ホンダエンジニアリングと愛媛ウエストは今節2勝2敗。いずれも平林金属との直接対決に「競り負ける」等、思うように星を伸ばせず、通算成績6勝2敗で3位グループへ後退することとなった。

 その中で今節「無傷」の4連勝を飾り、上位グループに割って入ったのは日本エコシステム。今節「地元(岐阜県羽島市)」での開催に燃えた日本エコシステムは、初戦で平林金属を3-2と撃破し、好発進。この「勢い」で続くYKK戦も10-1と圧勝すると、2日目は投手陣の奮起もあり、愛媛ウエスト戦に3-0、大阪グローバル戦に1-0と続けて完封勝利。「地元の熱い声援」にも後押しされ、快調に4連勝し、通算成績6勝2敗で3位グループへと浮上した。

 また、福岡大会でも前節1勝3敗と出遅れていた大阪桃次郎が「無傷」の4連勝。「日本最速を誇る剛腕」岡﨑建斗を全試合に先発登板させ、「ソフトボール王国」ニュージーランドから呼び寄せた「新女房役」カーティス・トムキンズとのコンビ(バッテリー)で一気に星を回復。通算成績を5勝3敗とし、上位争いに割って入れる位置まで順位を上げてきた。
 なお、福岡大会では今年「新規参入」した熊本嶋田クラブも3勝1敗と勝ち越し、健闘。通算成績5勝3敗で大阪桃次郎と並ぶ状況になっている。このあたりは、今節雨天のため「未消化試合」を余儀なくされた旭化成(今節2勝0敗:通算成績4勝2敗)、高知パシフィックウェーブ(今節1勝2敗:通算成績4勝3敗)を含め、次節以降「大混戦」となりそうな気配。まさに一戦一戦の勝敗がカギを握るといえ、「激しい順位争い」が続いていきそうである。

 「第48回日本男子ソフトボールリーグ」第2節、全チームの勝敗・順位は下記の通りで、第3節は9月7日(土)・8日(日)の両日、大阪府大阪市・高知県高知市において開催される。

第48回 日本男子ソフトボールリーグ 第2節終了時点
順位 チーム名
1位 ダイワアクト 8 0
2位 平林金属 7 1
3位 ホンダエンジニアリング 6 2
日本エコシステム 6 2
愛媛ウエスト 6 2
6位 旭化成 4 2
7位 大阪桃次郎 5 3
熊本嶋田クラブ 5 3
9位 高知パシフィックウェーブ 4 3
10位 デンソー 4 4
豊田自動織機 4 4
12位 大阪グローバル 2 6
埼玉県庁クラブ 2 6
YKK 2 6
15位 ジェイテクト 1 7
16位 トヨタ自動車 0 7
Neo長崎 0 8

※同率の場合には、前年の順位が上のチームから順に表記しています。

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