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◆第48回日本男子ソフトボールリーグ第1節

平林金属、ホンダエンジニアリング、ダイワアクト、愛媛ウエストが
「開幕4連勝」の好スタート !!

「第48回日本男子ソフトボールリーグ」が開幕!
王者・平林金属が大事な第1節でキッチリ4連勝

ホンダエンジニアリングも「負けじ」と4連勝を飾った

「アルゼンチン代表」ウエムル・マタを新たに迎え入れたダイワアクト。
アンドリュー・カークパトリックとの「強力タッグ」でこちらも4連勝!

愛媛ウエストも「勢い」に乗り、開幕4連勝と上々の滑り出し

同率首位チームに続くのは3勝1敗の高知パシフィックウェーブ

6チームが2勝2敗で並び、「大混戦」の6位グループを形成

熊本嶋田クラブも開幕戦に勝利する等「健闘」を見せている

リーグ加盟チームが協力し、「ソフトボールクリニック」も実施。
地元の子どもたちと『ソフトボール』を通じて交流を深めた★

 「第48回日本男子ソフトボールリーグ」が開幕。リーグ加盟全17チームが一堂に会した第1節が、4月12日(金)~14日(日)の3日間にわたり、広島県尾道市/尾道市御調ソフトボール球場において開催された。

 日本男子リーグは今年(2019年)から「東日本リーグ」「西日本リーグ」の地区制を「統一」。「全17チーム(※チーム紹介はこちら)」で1回総当たりのリーグ戦を戦い、「上位5チーム」が決勝トーナメントへ進出。最終順位決定戦となる決勝トーナメントもページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント方式)が採用され、この「新・決勝トーナメント」を最後まで勝ち抜いたチームが「日本リーグ優勝」となる試合方式に変更されることになった。

 その「東西統一初年度」「注目」の第1節では、平林金属、ホンダエンジニアリング、ダイワアクト、愛媛ウエストが着実に白星を重ね、「開幕4連勝」の好スタート。次節以降に向けて順調な滑り出しを見せた。

 昨シーズン、2015年以来3度目の「西日本リーグ・決勝トーナメント制覇」を果たし、「優勝候補の筆頭」に挙げられる王者・平林金属は開幕戦で旭化成と対戦。初回、「投打の大黒柱」松田光がいきなりスリーランホームランを叩き込み、幸先良く先手を取ると、3回表には「日本リーグデビュー戦で4番に抜擢」された「期待のルーキー」山内貴博のタイムリー等で大きな2点を追加。守っても、絶対的エース・松田光からこちらも「新戦力」先村翼へつなぐ余裕の投手リレーで5-1と快勝し、まず初戦を白星で飾った。平林金属は2日目のダブルヘッダー(大阪桃次郎戦、トヨタ自動車戦)も投打の歯車がガッチリと噛み合い、危なげのない試合運びで8-2、6-2と連勝。3日目のデンソーとの一戦も「若き左の大砲」鳥山和也の一発(特大ソロホームラン)で奪った1点を先発・松田光が被安打2の好投で守り抜き、1-0の完封勝利。“リーグ戦のスタート”として大事な今節の戦いをキッチリ「全勝」で終えた。

 昨年の決勝トーナメント(優勝決定戦)でその平林金属に屈辱の5回コールド負け(3-14)を喫し、今シーズン「リベンジ」に燃えるホンダエンジニアリングは開幕戦でジェイテクトと対戦。昨シーズン「東日本リーグMVP」に輝いた坂田大士、そして「日本代表(TOPチーム)」でも「主力」に成長しつつある大石司らがタイムリー、ソロホームランを放つ等「打で活躍」し、5-2と白星発進すると、ダブルヘッダーの2試合目となったNeo長崎戦も3本のホームランを含む11安打と打線が打ちまくり、13-2で大勝。2日目、3日目もその打線が「爆発力」を見せつけ、勝利を重ね(YKK戦に12-2、トヨタ自動車戦に10-0(5回コールド)※ホンダエンジニアリング打線は今節4試合で40得点・12本塁打・48安打と大爆発!)、今節「無傷」の4連勝を飾った。

 2012年・2014年と「世界ジュニア選手権を連覇」し、今や「アルゼンチン代表(トップチーム)の顔」として「世界トップレベルのプレーヤー」とまで評されるようになったウエムル・マタを迎え入れたダイワアクトは、初日に大阪グローバルと対戦。その「新・切り札」ウエムル・マタを早速先発投手に起用した。ウエムル・マタは序盤(2回裏)にソロホームラン1本を浴びはしたものの、直後の3回表、自ら打撃で「お返し!」のソロホームランを突き刺して見せる等、最終的には「格の違い」を感じさせるプレーぶり(※被安打3・奪三振14の投球内容で完投勝利を挙げた)。6-1で開幕戦をモノにすると、2日目の熊本嶋田クラブ戦は日本人投手の継投(石崎一輝 → 古川恵士)に徹し、打線の援護もあって5-3で勝利。ダブルヘッダーとなった3日目は世界トップレベルを誇る「強力タッグ」アンドリュー・カークパトリックとウエムル・マタをそれぞれ「先発&完投」させるゲームプランで、7-3、4-1と着実に勝ち星を積み上げ、「開幕ダッシュ」に成功した。

 愛媛ウエストは初日のダブルヘッダー(埼玉県庁クラブ戦、高知パシフィックウェーブ戦)に15-0(5回コールド)、2-1と続けて勝利。この初日の連勝が今節の「勢い」を生み出し、2日目の大阪グローバル戦も打っては齋藤将平、遠藤大輔の「効果的な一発攻勢」、投げてはエース・客野卓也の「制球力抜群のピッチング」で5-0の完封勝利を収めると、3日目、ジェイテクトとの一戦でも池本卓郎、齋藤将平のツーランホームラン等で終始試合の主導権を握り、5-2で勝利。平林金属、ホンダエンジニアリング、ダイワアクトと同じく「開幕4連勝」を飾り、次節へ大きな弾みをつける戦いを見せた。

 第1節終了時点では、この同率首位4チーム(平林金属、ホンダエンジニアリング、ダイワアクト、愛媛ウエスト)を高知パシフィックウェーブが3勝1敗で追いかける展開に。続いてデンソー、日本エコシステム、旭化成、YKK、豊田自動織機、熊本嶋田クラブの6チームが2勝2敗で並び、6位グループを形成する形となっており、次節以降も「大混戦」の様相となりそうな気配である。

 その一方で、大阪グローバル、大阪桃次郎、ジェイテクトの3チームは今節1勝3敗と負け越し、12位グループに。また、埼玉県庁クラブ、トヨタ自動車、Neo長崎の3チームは今節4連敗を喫し、15位グループに位置するという苦しいスタートになった。まだリーグ戦ははじまったばかりなのだが……この状況を打開できぬままズルズルと黒星を重ねてしまうことがないよう、決勝トーナメント進出争いから早々に脱落してしまうことがないよう、チーム一丸となって「意地」を見せてほしいところである。

 この度の「日本男子リーグ東西統一」によって、これまで存在した東日本・西日本の垣根は確かになくなった。「心機一転」全チームが顔を合わせ、対戦する中で互いに「刺激」し合うこと、そして「真に切磋琢磨」していくこと、ドニー・ヘイル(元ニュージーランド代表)、アンドリュー・カークパトリック(オーストラリア代表)、ウエムル・マタ(アルゼンチン代表)ら「世界トップレベルの外国人選手」とも全選手が対戦できるようになり(※これまで外国人選手の在籍が西日本リーグ所属チームに偏っていたため、東日本リーグ所属チームにとってはなかなか対戦する機会がなかった)、日本男子リーグ全体のレベルを底上げしていくという点においては「絶好の環境」を整えたともいえるだろう。

 最も大切なことは、選手たち自身がそこをどう想い、どう考え、どのような「姿勢・覚悟」でリーグを「より良き舞台」としていくか……である。日本男子リーグから男子ソフトボールを盛り上げていけるかどうかは、何より「彼ら自身」にかかっている!

 「第48回日本男子ソフトボールリーグ」第1節、全チームの勝敗・順位は下記の通りで、第2節は5月18日(土)・19日(日)の両日、岐阜県羽島市・福岡県北九州市において開催される。

第48回 日本男子ソフトボールリーグ 第1節終了時点
順位 チーム名
1位 平林金属 4 0
ホンダエンジニアリング 4 0
ダイワアクト 4 0
愛媛ウエスト 4 0
5位 高知パシフィックウェーブ 3 1
6位 デンソー 2 2
日本エコシステム 2 2
旭化成 2 2
YKK 2 2
豊田自動織機 2 2
熊本嶋田クラブ 2 2
12位 大阪グローバル 1 3
大阪桃次郎 1 3
ジェイテクト 1 3
15位 埼玉県庁クラブ 0 4
トヨタ自動車 0 4
Neo長崎 0 4

※同率の場合には、前年の順位が上のチームから順に表記しています。

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