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秋の古都・京都で最終決戦!
第47回日本男子ソフトボールリーグ決勝トーナメント ~展望~

日本男子リーグもいよいよ「最終決戦!」
3年ぶりに京都で決勝トーナメントが開催される

今回からシステムが変更され、「東西の上位3チーム」で覇を競い合う!
1回戦・第1試合は大阪グローバル(東2位)vs ダイワアクト(西3位)

1回戦・第2試合では大阪桃次郎(西2位)とデンソー(東3位)が激突

東西の1位チームはその勝者を準決勝で「待ち受ける」形に。
東1位のホンダエンジニアリングは2年連続初戦敗退の悔しさ
を晴らすことができるか……

今年「西日本リーグ4連覇」の偉業を成し遂げた平林金属。
日本男子を牽引するチームが、満を持して王座奪還に挑む!

泣いても笑っても今シーズン最後の戦い!
男たちよ……「熱く、激しく」戦い抜け !!

 今シーズンの日本男子ソフトボールリーグの王者を決める「第47回日本男子ソフトボールリーグ決勝トーナメント」が、いよいよ11月10日(土)・11日(日)の両日、京都府京都市/わかさスタジアム京都において開催される。

 この日本男子リーグ決勝トーナメントは、今回からシステムを「東日本リーグ・西日本リーグの上位3チームによる最終順位決定戦」に変更(※前回までは東西の上位4チームがトーナメントに進出し、覇を競い合う方式がとられていた)。初日(11月10日)の1回戦は東日本リーグ2位と西日本リーグ3位、西日本リーグ2位と東日本リーグ3位のチームが対戦。勝者は2日目(11月11日)の準決勝に駒を進め、それぞれ東日本リーグ1位、西日本リーグ1位のチームに挑む。そしてその勝者が決勝で対戦し、勝利したチームが本年度の「日本リーグチャンピオン」となる新たな試合方式が採用された。

◎今回も初日・2日目と全試合「YouTube Live」で配信されます↓

https://www.youtube.com/channel/UCyyjnW9lKiCeAT3ItGINjmA

●1回戦(11月10日/土)
【第1試合】 大阪グローバル(東2位)vs ダイワアクト(西3位)

 初日の1回戦・第1試合は、今シーズン東日本リーグで通算10勝4敗の2位と「復活の躍進」を遂げた大阪グローバルが、決勝トーナメント「歴代最多(4度)」の優勝回数を誇るダイワアクトにチャレンジ。
 この対戦の注目ポイントは、やはり、「世界No.1サウスポー」と称されるダイワアクト・アンドリュー・カークパトリックに大阪グローバル打線が「いかにして立ち向かうか!?」というところだろう。「日本リーグ参戦10年目」を迎えたダイワアクトのアンドリュー・カークパトリックだが、今年も第1節でいきなり「完全試合」をやってのける等、チームの「絶対的エース」として君臨。その存在感は相変わらず際立っている。身長2mの長身から繰り出される速球(※120㎞/h後半のライズ・ドロップ)は全盛期と比べ、多少威力が衰えたものの、要所を心得た「百戦錬磨」のピッチングで今回も虎視眈々と頂点を狙ってくるに違いない。これまで対戦を重ねてきた西日本リーグの打者たちも「アンドリューは2mの長身ゆえ、独特の(高い)リリースポイントからライズ・ドロップを投げ込んでくる。特に得意とする『ライズボール』の『軌道』は何とも言えない『打ちづらさ』があり、初見でとらえるのは難しいのではないだろうか」とその特徴を話してくれたが、そういった部分に大阪グローバル打線がどのような対策で、どう挑んでいくのか……大いに注目したいと思う。
 東日本リーグ参戦後、はじめて決勝トーナメントに挑む大阪グローバルにとってはいきなり「難敵」と対することになるが、次に進むためには当然ここを乗り越えなければならない! 西日本リーグ在籍時には2005年に優勝、2006年・2007年も準優勝の成績を収め、“日本屈指の強豪チーム”と評されていた大阪グローバル。2009年に第3位となって以来、久々にこの大舞台へ帰ってきた「かつての名門」がはたしてどのような戦いを展開するか?? 名門復活を感じさせた今シーズンの「勢い」そのままに、周囲をアッと驚かせる試合を見せてほしいところである。

●1回戦(11月10日/土)
【第2試合】 大阪桃次郎(西2位)vs デンソー(東3位)

 同じく初日の1回戦・第2試合では、3年連続西日本リーグ2位で決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントでも2年連続準優勝と「あと一歩の成績」が続いている大阪桃次郎と、東日本リーグの戦いを通算8勝6敗と苦しみながら、「ギリギリのところ」で何とか3位に滑り込み、決勝トーナメント進出を果たしたデンソーが激突。
 ここでは大阪桃次郎・岡﨑建斗、デンソー・山脇佑也の「両エース」の「投げ合い」が予想される。特にデンソー・山脇佑也は今シーズン開幕前にソフトボール王国・ニュージーランドへと渡り、武者修行。世界トップレベルに揉まれる中で球種やピッチングの組み立ての幅を広げることに成功し、先に開催された全日本総合選手権でも“2試合連続の完全試合”を達成する等「上り調子」にあるといっていい。全日本総合選手権・準々決勝の対戦の際にはデンソーが5-2と勝利を飾っているが、決勝トーナメントの戦いではどうなるか!?
 大阪桃次郎は岡﨑建斗、河野拓郎、筒井拓友、澤田優生、中村健二、ドニー・ヘイルと「現役日本代表」「元日本代表」「元ニュージーランド代表」をズラリと揃える豪華タレント軍団。打線は「爆発力」があるだけに、状況・展開によっては「たたみかける攻撃」で一気に試合を決めてしまうことも……起こり得るだろう。
 しかし、そう「簡単にいかない」のが勝負の世界であり、男子ソフトボール! 全日本総合選手権のリベンジに燃える大阪桃次郎の強力打線を逆にデンソー・山脇佑也が抑え込み、「返り討ち」にする可能性もあり、この対戦カードについては正直“やってみないと分からない”というのが本音だ。

◆準決勝で「待ち受ける」東西の1位チーム

 そしてこの1回戦の勝者を翌日の準決勝で「待ち受ける」形となるのが、東日本リーグ1位のホンダエンジニアリングと西日本リーグ1位の平林金属。

 ホンダエンジニアリングは今シーズン第2節まで大阪グローバルに首位の座を奪われていたが、第3節(最終節)で逆転に成功し、2年ぶりの東日本リーグ制覇を果たした。
 浦本大嗣、床井優介といった「実力者」「一撃必殺のスラッガー」がもともとチームの中心だが、このところは日本代表として国際舞台の経験も積んだ大石司や坂田大士ら「次代を担う若手」が台頭(※坂田大士は2016年の世界ジュニア選手権『優勝』メンバー。今夏の世界ジュニア選手権にも2大会連続で出場を果たし、U19日本代表のキャプテンとして準優勝という成績を収めた)。攻守の活躍に加えて、積極的にリーダーシップを発揮している。京都ではじめて開催された2015年の決勝トーナメントでは決勝まで勝ち上がったものの、最後、平林金属に敗れ準優勝。その後の地元開催でも2年連続初戦敗退と「悔しい思い」をしてきただけに、今年の決勝トーナメントは「期する」ところがあるはず。大阪桃次郎 vs デンソーの勝者と対戦する準決勝に、まずは全力を注ぐ!

 一方、今年「西日本リーグ4連覇」の偉業を成し遂げ、3年ぶりの王座奪還をめざす平林金属は大阪グローバル vs ダイワアクトの勝者と同じく準決勝で対戦する。
 今や「日本男子ソフトボール界の顔」といわれるまでになった「投打の大黒柱」松田光が今回もチームを引っ張るのはもちろんだが、この松田光に「追いつき、追い越せ!」とこちらも「若い力」が頭角を現してきている。その中で現在「売り出し中」なのが、浜本悌、宇根良祐のルーキーコンビ。二人はともに地元・岡山の環太平洋大出身で、走・攻・守「万能型」の選手(※宇根良祐は2014年の世界ジュニア選手権にU19日本代表として出場(この大会日本は第3位)。今夏チェコ・プラハで開催された国際大会(インターコンチネンタルカップ)にもTOPチームの一員として出場し、準優勝という成績を収めている)。ここぞという場面での「勝負強さ」も持ち合わせており、今回の決勝トーナメントではキープレーヤーとなりそうだ。平林金属にとって“わかさスタジアム京都”は3年前に優勝を飾った非常に縁のある舞台。あの歓喜に沸いた瞬間を……再現することができるか!? 「日本の男子ソフトボールを牽引するチーム」が4度目の栄冠を狙って、いよいよ最後の戦いに臨む!!

いざ! 「 FINAL BATTLE !! 」
“男子トップレベル”の力と技を、ぜひ、その目で

決勝トーナメント組み合わせ
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