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ニュース 男子リーグ

~2017シーズンを振り返って~

昨年は高知パシフィックウェーブが決勝トーナメントで
「下克上」を果たし、13年ぶりに王座へ返り咲いた!

東日本リーグでは日本エコシステムが第1節・第2節
と「単独首位」を走り、初優勝が期待されたが……

最終節が悪天候に振り回され、前代未聞の結末に……。
「思わぬ形」でトヨタ自動車が逆転優勝を飾ることとなった

王者・ホンダエンジニアリングは、リーグ戦3連覇ならず

前年2位の豊田自動織機は6位と低迷し、苦しんだ

決勝トーナメント進出「最後の一枠」に滑り込んだデンソー

西日本リーグでは王者・平林金属が、「貫録」の3連覇達成

最終節で4連勝を飾り、猛チャージ!
前年に続きリーグ戦2位となった大阪桃次郎

高知パシフィックウェーブも粘り強く戦い、最終節で3連勝。
リーグ戦3位で「6年ぶり」に決勝トーナメントへ進んだ

ダイワアクトは第3節終了時点で2位につけながら、
最後、失速……。リーグ戦4位に甘んじた

愛媛ウエストはダイワアクトと同率で並びながらも、
リーグ規程(直接対決の勝敗)により、5位で終戦

昨年の決勝トーナメントは、栃木県足利市で開催!
大阪桃次郎と高知パシフィックウェーブが決勝で激突

「勢い」に乗る高知パシフィックウェーブが、
「効果的な一発攻勢」で5-0と快勝!!

高知パシフィックウェーブの「エースでキャプテン」高橋速水は
「3連投」でいずれも好投し、最優秀選手賞を受賞

【決勝トーナメント優勝:高知パシフィックウェーブ】
日本男子リーグに決勝トーナメント制が導入された
2004年に頂点に立って以来、2度目の栄冠を手にした

 昨年の「第46回日本男子ソフトボールリーグ」は、東日本リーグが富山県富山市・岐阜県羽島市・栃木県大田原市、西日本リーグが広島県尾道市・大阪府大阪市・長崎県諫早市・鹿児島県南九州市でそれぞれ開催され、熱戦を展開。東西両リーグの上位4チームが進出し、「真の日本リーグチャンピオン」の座を争う決勝トーナメントは栃木県足利市で開催され、激戦の結果、西日本リーグ3位の高知パシフィックウェーブが「13年ぶり2度目」の優勝を飾った。

●東日本リーグ(※全3節)

 富山県富山市(岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場)において開催された第1節では、日本エコシステムが5勝1敗と好調な戦いを見せ、「単独首位」スタート。リーグ2年目ながら「安定感のあるピッチング」で早くも「エース」に認められつつある右腕・竹本流星をはじめ、打線も山下治、久保浩司、古賀健太といった「若い力」が活躍。注目の一戦となった最終日の王者・ホンダエンジニアリング戦でも、大物ルーキー・長井風雅をしっかりと攻略し、7-3で快勝。チーム名とともに“心機一転”順調に白星を重ねた。
 一方、「3連覇」を狙う王者・ホンダエンジニアリングは、初日のトヨタ自動車戦に0-2のサヨナラ負け。2日目の埼玉県庁クラブ戦にも6-7で競り負け、連敗を喫する等、「王者らしからぬ」戦いで開幕ダッシュならず……。3勝3敗と一歩出遅れる状況となった。
 また、前年4位のトヨタ自動車が「キャプテン」黒岩誠亥の5本塁打をマークする「大活躍」等で4勝2敗と勝ち越し、2位につけ、首位・日本エコシステムを追いかける展開となった。

 岐阜県羽島市(羽島市運動公園・木曽川堤外正木運動場)において開催された第2節でも、首位・日本エコシステムが好調を持続させ、「無傷」の4連勝。初日、初戦となった2位・トヨタ自動車との直接対決では延長タイブレーカーにもつれ込む熱戦を繰り広げ、迎えた8回表、島袋光太の勝ち越しタイムリー、下本誠矢のスリーランホームラン等5安打を集中して一挙5点を奪い、8-3で快勝。2日目の大阪グローバル戦は序盤で大量リードを許す劣勢に立たされたものの、鈴木周平、藤原雄歩のタイムリー、山下治のツーランホームラン等「打線の活躍」で再び延長タイブレーカーに持ち込み、最後は「ルーキー」古賀健太の逆転ツーランホームランで10-9と劇的なサヨナラ勝ちを収める「粘り強さ」も見せ、前節からの勢いはさらに加速! 通算成績を9勝1敗まで伸ばした。
 また、日本エコシステムとの「首位攻防戦」に敗れたトヨタ自動車はこの第2節2勝2敗に終わり、3位へ後退。
 逆に第1節で同率3位と出遅れたホンダエンジニアリングが「王者らしさ」を取り戻し、猛追。初戦で豊田自動織機を糸瀬勇助、大石司、床井優介といった「日本代表」の「一発攻勢」で8-3と一蹴し、勢いに乗ると、その後も投打がガッチリと噛み合った戦いぶりで白星を重ね、4連勝。2位へと浮上し、最終節(第3節)での逆転優勝に望みをつないだ。
 決勝トーナメント進出最後の一枠となる4位争いは、デンソーと大阪グローバルが同率(ともに通算5勝5敗)で並び、激しい順位争いの行方はいよいよ最終節の戦いに委ねられることに。
 前年2位の豊田自動織機は、「日本代表」にも選出された打線の「切り込み隊長」森田裕介がここまで4本塁打を放ち、一人気を吐くものの、頼みの「左右の二枚看板」濵田耕児郎、深津悠平がつかまる場面が目立ち、苦戦の連続……。痛すぎる4連敗を喫して通算3勝7敗まで成績を落とし、一気に下位(6位)へ沈んでしまった。

 栃木県大田原市(大田原市美原公園野球場他)において開催された第3節は、第1節・第2節ともに「単独首位」を走っていた日本エコシステムの「初優勝」が期待されたが……台風の影響による「悪天候」に泣かされる形となり、無念の途中打ち切りが決定(※第3節では2日目が台風のため全試合中止・順延。予備日を使用しての実施となったが、その予備日も「台風余波」で7試合を残し、中止となった。結果、全日程を消化できないままリーグ戦を終了することとなり、最終順位はリーグ規程(1回戦総当たりの成績(同一チームと2試合行っている場合は、2試合目の結果を採用))に基づいて決定された)。結局、日本エコシステムは通算成績6勝1敗(1回戦総当たりの成績)でトヨタ自動車と同率1位に並んだが、この第3節初日の第2試合(トヨタ自動車戦)に2-4で敗れたことが響き、無情にも「逆転優勝」を許す形に……。残念ながら「初優勝」はならなかった。
 最終的に「逆転優勝」となったトヨタ自動車は、初日、初戦となった豊田自動織機戦に2-0の完封勝利。続く日本エコシステムとの直接対決では西森雄の犠牲フライで先手を取り、一時同点に追いつかれたが、最終回、真﨑海斗の犠牲フライ、中村拓也のタイムリーで2点を勝ち越し。4-2で首位・日本エコシステムから「大きな1勝」を挙げ、結局これが順位決定のカギとなり、「逆転優勝」が決定! 予期せぬ事態に乗じ、かつ幸運をつかむ結果となりはしたものの、5年ぶりの東日本リーグ制覇を果たした。
 なお、最終節を地元・栃木で迎えたホンダエンジニアリングは「首位攻防戦」となった初日の日本エコシステム戦で先手を取りながらも、先発登板を任された長井風雅がリードを守り切れず、5-7で惜敗。この「事実上の優勝決定戦」に敗れたことで「逆転優勝」への道が閉ざされてしまい、結局3位で終戦。
 4位はデンソーと大阪グローバルが同率(通算4勝3敗)で並ぶ展開となったが、リーグ規程に基づき(当該チームの直接対決の勝敗で最終順位を決定)、最後、デンソーが滑り込み。苦しみながらも決勝トーナメント進出を決めた。

【2017 東日本リーグ最終順位】
順位 チーム名
優勝 トヨタ自動車 6 1
2位 日本エコシステム 6 1
3位 ホンダエンジニアリング 5 2
4位 デンソー 4 3
5位 大阪グローバル 4 3
6位 豊田自動織機 1 6
7位 埼玉県庁クラブ 1 6
8位 YKK 1 6

※順位決定はリーグ規程に基づき、1回戦総当たりの成績(同一チームと2試合行っている場合は2試合目の試合結果を採用)で決定
※1位・2位はリーグ規程により、当該チームの対戦成績で順位を決定
※4位・5位はリーグ規程により、当該チームの対戦成績で順位を決定
※6位~8位はリーグ規程により、当該チーム間の対戦失点数・総失点数で順位を決定

●西日本リーグ(※全4節)

 広島県尾道市(尾道市御調ソフトボール球場)において開催された第1節では、「3連覇」をめざす王者・平林金属が5勝1敗と上々の滑り出し。開幕戦(大阪桃次郎戦)こそ2-3で競り負けたが、この敗戦を引きずることなく、その後4連勝! 「日本代表の主力」であり、現在「日本の男子ソフトボール界を牽引する男」「男子版・脅威の二刀流」とも評されるエース・松田光を中心に、個性溢れるタレント(イキのいいルーキー・井上知厚、日本リーグ№1の俊足・西山幸助、元日本代表の木谷謙吾、平本拓朗、現役日本代表の小見山敦吏、頼れるベテラン・谷口淳)がしっかりと脇を固め、まずは首位に立った。
 また、ダイワアクト、愛媛ウエストもともに4勝1敗の好スタート。前年の決勝トーナメントを制し、3年ぶり4度目の「日本リーグチャンピオン」へ返り咲いたダイワアクトは、2日目の平林金属戦こそ1-3で落としたものの、「世界№1サウスポー(※オーストラリア代表)」であり「切り札」のアンドリュー・カークパトリックを全試合に先発登板させ、フル回転させるという万全を期した試合運び。
 地元国体を控え、「初の西日本リーグ制覇」に意気込む愛媛ウエストも、2日目終了時点で唯一無傷の3連勝とエンジン全開。3日目のダイワアクト戦は「サウスポーのエース」客野卓也が力投するも、及ばず、1-3で惜敗する形となりはしたが、続く最終戦(Neo長崎戦)には「勢いの違い」を見せつけて5-0の完勝。ダイワアクトと同率2位に並び、次節へ弾みをつけた。

 大阪府大阪市(セレッソスポーツパーク舞洲)において開催された第2節は、首位を走る王者・平林金属が「貫録」の戦いぶりで唯一「負けなし」の3連勝。初日、初戦となった愛媛ウエストとの直接対決では「イキのいいルーキー」井上知厚の先頭打者ホームランでいきなり先制すると、3回表に試合をひっくり返され、迎えた4回裏、「投打の大黒柱」松田光の値千金のツーランホームランで一気に逆転に成功。このリードをその松田光が被安打2・奪三振10の力投で守り抜き、3-2で勝利。2日目も快調に連勝を飾り、通算成績8勝1敗と「独走態勢」に入った。
 一方、前節4勝1敗と勝ち越したダイワアクトと愛媛ウエストは、この第2節で2勝2敗、1勝3敗とともに思うように勝ち星を伸ばせず……失速。
 逆に第1節を3勝2敗で終えた高知パシフィックウェーブが、尾﨑和登、中西康太、古敷谷亮、片岡大洋らの「打線の活躍」でダイワアクト、愛媛ウエストを続けて撃破する等、3勝1敗と勝ち越し。ダイワアクトと通算6勝3敗で並び、2位グループへ浮上した。
 第1節で4勝1敗の好スタートを切った愛媛ウエストは1勝3敗と負け越し、首位争いから後退。初日、平林金属との「首位攻防戦」に2-3で惜敗した後、ジェイテクト戦は初回に一挙7点を先制する等、14安打の猛攻で12-0の5回コールド勝ち。しかし、2日目は大阪桃次郎戦に3-4、高知パシフィックウェーブ戦にも2-5で敗れ、痛い連敗。前節得た勝ち星の貯金によって、何とか上位争いに踏み止まった。

 長崎県諫早市(なごみの里運動公園)において開催された第3節でも、首位を快走する平林金属が「優勝争いのライバル」高知パシフィックウェーブ、ダイワアクトとの「直接対決」に競り勝つ等、「無傷」の3連勝。あらゆる状況・展開の中でも最後はしっかりと勝ち切る“王者の底力”を見せつけ、通算成績を11勝1敗まで伸ばし、「独走態勢」のまま最終節を迎える形となった。
 「勝ち星二つ差」で追う2位グループのダイワアクト、高知パシフィックウェーブは、ダイワアクトが2日目に首位・平林金属との「大一番」を1-3で落とし、「痛い一敗(※これで平林金属との直接対決の成績は0勝2敗(スコアはいずれも1-3))」を喫してしまったが、結果3勝1敗と勝ち越して2位の座を維持。
 高知パシフィックウェーブは、初日、平林金属との「注目の一戦」で先手を奪う等、有利に試合を進めながら……頼みの投手陣(高橋速水、立石壮平)がリードを守れず、延長9回タイブレーカーの末に5-8で敗戦。次戦のNeo長崎戦は古敷谷亮のソロホームランを含む4打点の活躍で8-2、2日目のオール福岡戦も立石壮平の決勝タイムリーで4-3と競り勝ち、何とか優勝争いに食らいついていくかに見えたが、最終戦となった大阪桃次郎戦でエース・高橋速水がホームラン3本を含む14安打を浴び、炎上(0-11の6回コールド負け)……。負け越しこそ免れたが、最終節を前に逆転優勝の可能性が消滅した。
 通算5勝4敗で並んでいた大阪桃次郎と愛媛ウエストは、この第3節、大阪桃次郎が2勝1敗(通算7勝5敗)、愛媛ウエストが2勝2敗(通算7勝6敗)となり、依然「熾烈な上位争い」を続ける展開に。
 これに続く旭化成(通算5勝7敗)、Neo長崎(通算5勝8敗)はなかなか苦しい状況を打開できず、実質のところ、決勝トーナメント進出(上位4位以内)が厳しくなってしまった。

 鹿児島県南九州市(知覧平和公園・諏訪運動公園)において開催された第4節では、前節終了時点で通算11勝1敗と「単独首位」を快走し、早々と決勝トーナメント進出を確定させていた平林金属が「投打の大黒柱」松田光を「打撃のみ行わせる形」で限定起用する余裕の戦いぶり。1勝3敗と負け越す形に終わったものの、初日のジェイテクト戦での勝利(4-0)によって優勝を決め、貫録の「3連覇」を成し遂げた。
 通算9勝4敗で2位につけていたダイワアクトは、初戦のオール福岡戦に11-0(5回コールド)で圧勝しはしたが、2日目、高知パシフィックウェーブ戦で「切り札」アンドリュー・カークパトリックを満を持して先発させながら、相手9番打者(高知パシフィックウェーブ・高石尚輝)の「予想外ともいえる一発」で先制を許し……最終的に0-2の完封負け。この敗戦で意気消沈してしまったか、大阪桃次郎との最終戦でも先発登板した古川恵士が被安打15・失点15(自責点14)と打ち込まれ、大炎上。結局2-17(5回コールド)で大敗する結果に終わり、決勝トーナメント進出こそ果たしたものの、4位へ順位を下げる格好となった。
 逆に高知パシフィックウェーブと大阪桃次郎は、ともに「無傷」の3連勝、4連勝と勝ち星を積み重ね、「良い形」で決勝トーナメントへ進出。
 高知パシフィックウェーブが初戦のジェイテクト戦に中西康太、古敷谷亮の2本のスリーランホームランを含む15安打を浴びせて12-2(6回コールド)と大勝。「勢い」に乗り、旭化成戦、ダイワアクト戦も連勝すれば、大阪桃次郎も初戦となった平林金属戦に猪股要、河野拓郎(2打席連続)の3本のホームランを含む12安打を浴びせて8-2と快勝し、弾みをつけ、Neo長崎戦、オール福岡戦、ダイワアクト戦と立て続けに勝利。両チーム同率(通算11勝5敗)で並んだが、最後はリーグ規程(直接対決の勝敗・失点差)によって順位が逆転。大阪桃次郎が前年同様2位へ駆け上がり、高知パシフィックウェーブは3位となって6年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

【2017 西日本リーグ最終順位】
順位 チーム名
優勝 平林金属 12 4
2位 大阪桃次郎 11 5
3位 高知パシフィックウェーブ 11 5
4位 ダイワアクト 10 6
5位 愛媛ウエスト 10 6
6位 旭化成 8 8
7位 Neo長崎 5 11
8位 ジェイテクト 3 13
9位 オール福岡 2 14

※2位・3位はリーグ規程により、当該チームの勝敗・失点差で順位を決定
※4位・5位はリーグ規程により、当該チームの勝敗で順位を決定

◎決勝トーナメント(※東西両リーグの上位4チームが出場)

 「第46回日本男子ソフトボールリーグ」の「真のチャンピオン」の座をかけた決勝トーナメントは、栃木県足利市(足利市総合運動場硬式野球場)を舞台に開催され、東日本リーグから1位・トヨタ自動車、2位・日本エコシステム、3位・ホンダエンジニアリング、4位・デンソー、西日本リーグからは1位・平林金属、2位・大阪桃次郎、3位・高知パシフィックウェーブ、4位・ダイワアクトの合計8チームが出場。

 初日は1回戦4試合が行われ、第1試合で日本エコシステム(東2位)と高知パシフィックウェーブ(西3位)。第2試合で平林金属(西1位)とデンソー(東4位)。第3試合でトヨタ自動車(東1位)とダイワアクト(西4位)。第4試合でホンダエンジニアリング(東3位)と大阪桃次郎(西2位)が対戦。それぞれ「熱戦」「激戦」が繰り広げられた結果、高知パシフィックウェーブ、平林金属、トヨタ自動車、大阪桃次郎の4チームが勝ち上がり、翌日の戦いへ臨むこととなった。

【1回戦試合結果】

高知パシフィックウェーブ 3-0 日本エコシステム
平林金属 8-5 デンソー
トヨタ自動車 2-0 ダイワアクト
大阪桃次郎 5-2 ホンダエンジニアリング

 2日目は準決勝・決勝の3試合が行われ、まず準決勝で平林金属(西1位)と高知パシフィックウェーブ(西3位)、トヨタ自動車(東1位)と大阪桃次郎(西2位)が決勝進出をかけて対戦。

 平林金属対高知パシフィックウェーブ戦は、後攻の高知パシフィックウェーブが初回、二死一塁から4番・立石壮平のセンターへのツーランホームランで幸先良く2点を先制。試合の主導権を握ると、平林金属の9番・谷口淳にソロホームランを浴びて1点を返された直後の3回裏にも、二死二塁から4番・立石壮平が「2打席連続」となるツーランホームラン! 日本代表でもある平林金属のエース・松田光からいずれも「完璧な弾道」で叩き込み、得点差を3点に広げ、そのまま4-1で快勝。6年ぶりの決勝進出を決めた。

 トヨタ自動車対大阪桃次郎戦は、3回裏、大阪桃次郎が2番・澤田優生のレフト前タイムリーで1点を先取。「頼れるキャプテン」が大事な先制点を叩き出し、このまま有利に試合を進めるかと思われた。
 しかし、トヨタ自動車も6回表、大阪桃次郎の先発・岡﨑建斗にしぶとく食らいついて二死一・二塁とチャンスを作り、5番・江口真史の三遊間を破る「執念」のタイムリーで同点。
 まさに「東西の意地」がぶつかり合う形となった両チームの戦いは、その裏、大阪桃次郎が3番・岡﨑建斗のセンター前タイムリー、ワイルドピッチで2点を勝ち越し。負けじとトヨタ自動車も7回表に1点差に迫り、なお二死二・三塁と「一打出れば逆転!」の場面まで持ち込んだが、最後は3番・黒岩誠亥が大阪桃次郎・岡﨑建斗の打ち気をそらす「絶妙」のチェンジアップで空振り三振に斬って取られ、万事休す。大阪桃次郎がトヨタ自動車に3-2で競り勝ち、前年同様決勝に駒を進めた。

 大阪桃次郎と高知パシフィックウェーブの激突となった決勝では、大阪桃次郎が先発投手に「ここまで登板のない」サウスポー・河野拓郎を起用してきたのに対し、高知パシフィックウェーブは「3連投」となるエース・高橋速水が満を持して先発登板。
 初回、2回と互いに得点を挙げられずにいたが、3回裏、高知パシフィックウェーブが3番・片岡大洋のセンターオーバーのエンタイトルツーベースを足場に一死一・三塁のチャンスを作り、6番・中西健太のライトへの犠牲フライで1点を先制すると、なお二死一塁となった場面で7番・中西康太がセンターへ「打った瞬間、入った!」と分かる豪快なツーランホームラン!! この回3点を奪い、試合の主導権を握った。「勢い」に乗る高知パシフィックウェーブは3点リードのまま迎えた5回裏にも、無死一塁から「絶好調」の4番・立石壮平がセンターへ特大のツーランホームランを叩き込み、大きな2点を追加。
 投げては、エース・高橋速水が残る力をふり絞ってこの決勝も力投。終盤はさすがに疲れが感じられたが、気力で投げ抜き、被安打4の完封勝利で「13年ぶり2度目」の優勝に花を添えた。

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