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第46回日本男子ソフトボール東日本リーグ第2節
日本エコシステムが通算9勝1敗で単独首位をキープ!

 第46回日本男子東日本リーグ第2節が、去る6月3日(土)・4日(日)の両日、岐阜県羽島市/羽島市運動公園・木曽川堤外正木運動場において開催された。

 第2節では、前節5勝1敗と好スタートを切っていた日本エコシステムが「無傷の4連勝」を飾り、単独首位をキープ。同じく今節の戦いに全勝し、2位へ浮上した王者・ホンダエンジニアリングに「勝ち星二つ差」をつけ、いよいよ最終節を迎える展開となった。

 日本エコシステムは、初日、初戦で2位・トヨタ自動車と直接対決。初回に2012年の「第9回世界ジュニア選手権準優勝メンバー」藤原雄歩が鮮やかな「先頭打者ホームラン」を叩き込み、いきなり強烈な先制パンチを浴びせると、

「絶好調」日本エコシステムが、依然首位を独走!

今節4連勝を飾り、2位へ浮上したホンダエンジニアリング
「王者の意地」を見せ、最終節での逆転優勝なるか!?

前節2位のトヨタ自動車は、今節2勝2敗で3位に後退

デンソーは今節も「一進一退」の戦いとなり、通算5勝5敗

大阪グローバルも今節2勝2敗(通算5勝5敗)で同率4位

昨年2位の豊田自動織機は今節4連敗を喫し、6位に転落……

埼玉県庁クラブも1勝3敗と負け越し、下位に低迷している

通算2勝8敗と苦しい状況が続いているYKK
「不安定な戦い」をなくし、この位置から抜け出したい

 さらにここから古賀健太、鈴木周平の連打、山下治の犠牲フライで2点目を追加。その裏、先発登板した竹本流星がトヨタ自動車・黒岩誠亥にソロホームランを浴び、2回裏にも一死から3連続長短打で2点を失い、試合をひっくり返されたが、終盤5回表に代打で起用された「キャプテン」島袋光太の“執念”ともいえるタイムリーで同点。3-3のまま延長タイブレーカーへと入り、迎えた8回表には、再び島袋光太の勝ち越しタイムリー、下本誠矢のスリーランホームラン、枦山竜児のタイムリー等5安打を集中して一挙5点を奪い、最終的に8-3で快勝。

 続くデンソー戦にも幸運なワイルドピッチの間に先制点を挙げ、その後、枦山竜児のツーランホームラン、鈴木周平の犠牲フライ、山下治のタイムリーで着実に得点を重ね、5-3で勝利。2日目の大阪グローバル戦は序盤で大量リードを許す劣勢に立たされたものの、鈴木周平、藤原雄歩のタイムリー、山下治のツーランホームラン等「打線の奮起」で延長タイブレーカーに持ち込み、最後は「ルーキー」古賀健太の逆転ツーランホームランで10-9と劇的なサヨナラ勝ち。今節最終戦となったYKK戦も先手を奪われながら、鈴木周平、山下治、西貴史の3本のホームランを浴びせる等、終わってみれば“勢いの違い”を見せつけ、11-3で圧勝。今節全勝で通算成績を9勝1敗まで伸ばし、東日本リーグ初制覇へ依然「快調な足取り」を刻んでいる。

 同じく今節4連勝で2位へと順位を上げたのは、王者・ホンダエンジニアリング。初戦、豊田自動織機を糸瀬勇助、大石司、床井優介といった「日本代表の一発攻勢」で8-3と一蹴すると、続くYKK戦にも糸瀬勇助、坂田大士、浦本大嗣の3本のホームラン等で7-5と打ち勝ち、初日連勝スタート。2日目も埼玉県庁クラブ戦に「頼れる主砲」浦本大嗣の5打点を叩き出す活躍(2本のタイムリーとスリーランホームランを放ち、5打点)等、13安打の猛攻で7-1、デンソー戦では今節絶好調の「キャプテン」糸瀬勇助の先制ソロホームラン、さらに保坂真樹、大石司のタイムリーで着実に追加点を挙げ、守っては「エース」浅野公太が相手打線に最後まで得点を許すことなく、3-0の完封勝利。投打がガッチリと噛み合う「王者らしい戦いぶり」で、最終節での逆転優勝へ望みをつないだ。次節(最終節)は、初戦で首位・日本エコシステムとの直接対決が組まれており、いきなり“大一番”を戦うことになる。3連覇を狙うホンダエンジニアリングが「王者の底力」を発揮するか、それとも「勢い」に勝る日本エコシステムがこのまま突っ走るのか……注目したい!

 また、前節4勝2敗で2位につけていたトヨタ自動車は今節2勝2敗に終わり、3位へ後退。「首位攻防戦」となった日本エコシステムとの初戦で延長タイブレーカーへと持ち込む粘りを見せながら、最終的に3-8で敗れ、黒星スタート。続く埼玉県庁クラブ戦は16安打を浴びせる猛攻で9-4と打ち勝ち、2日目のYKK戦にも14-4(6回コールド)で大勝したものの、今節最終戦となった大阪グローバル戦を2-3で落とし、4敗目。通算成績6勝4敗となり、実質「優勝争いに絡む」のは厳しい状況となった。

 同率4位に並ぶのは、デンソーと大阪グローバル。
 デンソーは今節も「エース」山脇佑也をフル回転させ、初日、2日目と初戦をモノにした(埼玉県庁クラブ戦に3-2、豊田自動織機戦に5-4)が、どちらも2試合目、「連投」する山脇佑也にやはり疲れが出るのか、精彩を欠く展開に陥り、結果2勝2敗と勝ち越しならず。
 大阪グローバルは上位を争うライバルとの対戦で2勝1敗(豊田自動織機戦に4-0、日本エコシステム戦に9-10、トヨタ自動車戦に3-2)と白星を先行させ、「ダークホース」の匂いを漂わせてはいるが、今節初戦となったYKKでの2-4の逆転負けが象徴するように、「取りこぼし」が気になるところ。決勝トーナメント進出をかけ、最終節の戦いにすべてをかける。

 豊田自動織機と埼玉県庁クラブは通算成績3勝7敗で同率6位。
 豊田自動織機は昨年2位となった躍進も何処へやら……今節「痛すぎる4連敗」を喫し、下位へと転落。「日本代表」にも選出された打線の「切り込み隊長」森田裕介がここまで4本塁打を放ち、一人気を吐いているが、頼みの「左右の二枚看板」濵田耕児郎、深津悠平がつかまる場面が目立ち、苦しんでいる。次節はまず投手陣が安定感を取り戻し、とにかく相手に先に得点を与えないこと。そして、その守備で作ったリズムをいかに攻撃へ繋げていけるかがポイントになるだろう。
 埼玉県庁クラブは前節合流できなかった「サウスポー」武井大樹が4試合中3試合に先発登板したものの、「上位浮上の救世主」にはなれず、1勝3敗と負け越し。右腕・矢野崇史を先発起用し、打線の活躍で7-1と唯一快勝した2日目の豊田自動織機戦以外は「相手に先手を奪われる」苦しい展開を余儀なくされ、今節終了時点で黒星が4つ先行する形となってしまった。

 YKKも今節1勝3敗と負け越し、通算成績2勝8敗で変わらず8位。初戦となった大阪グローバル戦に「キャプテン」宮路充の“グランドスラム”で4-2の逆転勝利を飾ったが、続くホンダエンジニアリング戦では瀬村太郎のツーランホームラン、宮路充のタイムリー等で一時逆転に成功しながら、最終的に5-7で競り負け、金星ならず……。2日目はトヨタ自動車戦に4-14、日本エコシステム戦に3-11と大敗が続く「いつもの悪いパターン」に陥る展開となり、最下位にもがく状況が続いている。

 第46回日本男子ソフトボール東日本リーグ第2節、全チームの成績は下記の通りで、最終節となる第3節は10月21日(土)・22日(日)の両日、栃木県大田原市/美原公園・黒羽運動公園多目的運動場において開催される。

第46回 日本男子東日本リーグ 第2節終了時点 全チーム成績
順位 チーム名
1位 日本エコシステム 9 1
2位 ホンダエンジニアリング 7 3
3位 トヨタ自動車 6 4
4位 デンソー 5 5
大阪グローバル 5 5
6位 豊田自動織機 3 7
埼玉県庁クラブ 3 7
8位 YKK 2 8

※同率の場合には、前年の順位が上位のチームから順に表記しています

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