平成22年度 日本女子ソフトボールリーグ個人表彰式を開催
     

(2010.12.4) 

 

平成22年度 日本女子リーグ個人表彰式を開催

会場には、女子リーグ1部・2部の監督、キャプテン
をはじめ、多くの関係者が出席

まず1部リーグの個人表彰が行われ、
各部門で「トップ」に輝いた選手が表彰された

2部リーグの表彰では、アドバンス・ホープセクションの
両セクションからそれぞれ選手が表彰された

(財)日本ソフトボール協会を代表し、
挨拶に立った土江和良副会長

後援のスポーツニッポン新聞社からは、
常務取締役大阪本社代表・藤原 健 氏
が挨拶に立った

表彰式終了後には、リーグ関係者、各チームの
代表が一堂に会し、懇親会を開催

優勝インタビューでは、今シーズン「リーグチャンピオン」
に輝いた、トヨタ自動車の福田五志監督らが喜びを語った

表彰式に出席したトヨタ自動車のメンバー
明るい笑顔が印象的だった

女子リーグ1部・2部のタイトルホルダーが勢ぞろい

 平成22年度日本女子ソフトボールリーグ個人表彰式が、去る12月2日(木)、大阪市北区のラマダホテル大阪において開催された。
 表彰式には、日本女子ソフトボール1部・2部リーグの個人表彰選手がそれぞれ出席。今シーズンの最高殊勲選手賞からベストナイン賞、新人賞まで、それぞれの部門で「トップ」に輝いた選手たちが盛大に表彰された。(日本女子リーグ1部・個人表彰選手名簿はこちら)、(日本女子リーグ2部・個人表彰選手名簿はこちら

 女子リーグ1部の個人表彰では、今シーズン26年ぶり5度目の「リーグ制覇」を成し遂げた、トヨタ自動車のモニカ・アボット投手が、最高殊勲選手賞、最優秀投手賞、最多勝利投手賞、ベストナイン賞の「四冠」を達成(防御率0.36、14勝0敗)。
 打撃部門でも、トヨタ自動車のナターシャ・ワトリー選手が、2年連続の首位打者賞(打率0.441)に輝き、本塁打王(8本)、ベストナイン賞と合わせて「三冠」を達成。モニカ・アボット投手、ナターシャ・ワトリー選手ともに、今シーズンも開幕から“投打の柱”として大活躍を続け、チームを悲願のリーグ優勝へ導いた。
 また、この他にも、優勝したトヨタ自動車からは、打点王に藤崎由起子選手(19打点)、ベストナイン賞には、モニカ・アボット投手、ナターシャ・ワトリー選手、伊藤幸子選手、藤野遥香選手の4名が輝き、個人タイトルを総ナメ。超一流の外国人選手だけに頼るチームではなく、チーム全体がレベルアップし、選手全員が個々に力を発揮してリーグ優勝を達成したことを改めて証明して見せた。

 女子リーグ2部の個人表彰では、今シーズンからアドバンスセクション、ホープセクションの2セクション制となり、計16チームが8チームずつに分かれてリーグ戦を行う試合方式が適用されたことから、今シーズンは両セクションを通じての最高殊勲選手賞の表彰と、両セクションからそれぞれ選出された優秀選手賞の表彰が行われた。最高殊勲選手賞には、今シーズン2部リーグを制し、1部リーグ昇格を決めた靜甲の鈴木麻美投手(防御率1.30、8勝2敗)が輝き、優秀選手賞には、今シーズンの2部リーグ4強(靜甲、日立マクセル、ドリーム・ワールド、ぺヤング)から多くの選手が選出され、投手部門では、アドバンスセクション、ホープセクションでそれぞれ防御率トップの成績を収めた、ペヤングの小長井美希投手(防御率0.68)と、日立マクセルの呂偉投手(防御率0.72)が受賞。
 打撃部門では、アドバンスセクションで打率、本塁打、打点の三冠王に輝いたドリーム・ワールドの伊藤綾香選手(打率0.579、本塁打6、打点17)、ホープセクションで首位打者に輝いた東海理化の赤堀栄美選手(打率0.479)らが表彰され、各タイトルを手にした選手たちの活躍が称えられた。

 表彰式冒頭では、(財)日本ソフトボール協会・土江和良副会長が、「まずは、(財)日本ソフトボール協会を代表し、今シーズンを戦い抜いた各チームまたは選手の皆さんの健闘を称えたい。今シーズンは、トヨタ自動車が26年ぶり5度目のリーグ優勝をはたしたが、その戦いぶりは、まさに新たな黄金時代の誕生を予感させるものであった。我々(財)日本ソフトボール協会も、今、新たな時代への転換期を迎えている状況にあり、来る平成24年度には、文部科学省・学習指導要領の改訂に伴い、球技・ベースボール型=ソフトボールが中学校1・2年生の必須種目となることを受け、学校体育ソフトボール基本ルールの策定など、その準備に全力を注いでいるところである。学校という教育現場で、ソフトボールが必須種目となるということは、我々にとって非常に喜ばしいことであり、ソフトボールの楽しさや魅力を感じてもらう絶好の機会になると考えている。今後は、ぜひ、日本リーグで戦う選手の皆さんにもこういった状況を把握していただき、ソフトボールの普及・底辺拡大を視野に入れながら、さらにこの日本リーグを盛り上げ、発展させていってもらいたい」と挨拶。

 続いて、日本女子ソフトボールリーグを後援するスポーツニッポン新聞社より、常務取締役大阪本社代表・藤原健氏が挨拶に立ち、「今シーズンは、昨年のリベンジを見事にはたし、悲願の優勝を成し遂げたトヨタ自動車の戦いぶりに感動を覚えた。昨年の決勝トーナメント・ファイナルでは、あと一歩のところでルネサスエレクトロニクス高崎に敗れ、涙をのんだチームが、その悔しさをバネに本当の意味で進化を遂げ、今シーズンはひと回りもふた回りも大きく成長していた。その戦いぶりは、会場に訪れたたくさんの子どもたちや、ソフトボールファンの方々に、自らの目標に向かって努力し続けることの大切さを伝えたと同時に、挑戦し、あきらめなければ夢は叶うということを証明してくれたと思う。来シーズンも、選手の皆さんのトップレベルの技術、ひたむきなプレーで、たくさんの人々の心を動かし、感動を与えてもらいたい」と、選手たちを激励した。

 表彰式終了後には、日本女子ソフトボールリーグ関係者、各チームの代表、監督、キャプテンらが一堂に会した懇親会を開催。
 今シーズンの「リーグチャンピン」トヨタ自動車から福田五志監督、渡邉華月キャプテン、伊藤幸子選手が壇上に招かれ、優勝インタビューを行い、福田五志監督が、「今シーズンを振り返って、悲願のリーグ優勝を達成できて非常に嬉しいが、正直なところ、少し“出来すぎ”な部分もあったと感じている(笑)。ルネサスエレクトロニクス高崎戦は、両エースが本来の実力を発揮して投げ合えば、ロースコアでタフな試合展開になると予想していたので、延長タイブレーカーも覚悟していた。選手たちは、これまで自分たちがやってきたことを信じて、最後まであきらめず、戦ってくれたし、私自身もそんな選手たちなら必ずやってくれると信じていた。ファイナルの日立ソフトウェア戦では、ここ何試合か日立ソフトウェア打線に対しては完封したケースがなく、展開によっては打ち合いも考えたが、最後は、やはりエース・アボットが魅せてくれた」と今シーズンの戦いを振り返ると、渡邉華月キャプテンは、「今シーズンは、チームのキャプテンを任されたこともあり、まずはチームメイトと積極的にコミュニケーションを図ることを心がけた。特に、バッテリーを組むアボット投手と真の信頼関係を築けたことが、自分自身の中でも大きな自信となり、昨年より成長できた点ではないかと思う」とコメント。チームの“良き姉貴分”として、また、打撃ではシーズンを通して無類の勝負強さを見せた伊藤幸子選手も、「今まで苦しいこともたくさんあったが、優勝を目標に頑張り続けてきて本当に良かった。優勝にいたるまでの道のりには、たくさんの仲間の支えと、会社の方々の理解があったことを決して忘れないようにしたい」と喜びを語った。

 今シーズンも、さまざまな「ドラマ」を生み出した日本女子ソフトボールリーグ。長いシーズンを終え、それぞれのチームが“新たな戦い”に向けて、またスタートを切ることになる。日本を代表するトッププレイヤーたちが凌ぎを削り、互いに高め合い、来シーズンもまた、我々に「熱い戦い」を見せてもらいたい。そして、たくさんの人々から愛される世界最強のリーグへと発展させていってもらいたいものである。