第43回日本女子ソフトボール2部リーグ第3節     

(2010.6.1) 


アドバンスセクション では
ドリーム・ワールド、ぺヤングが首位を並走!!

今節初日の「直接対決」を制したぺヤング
翌日のカネボウ化粧品小田原戦に敗れ、
開幕8連勝はならず

アドバンスセクション3位の東芝北九州
上位争いに踏み止まれるか

 ホープセクションでは
前節まで6戦全勝の島根三洋電機が連敗

靜甲は今節2連勝で同率首位へ!

日立マクセルも通算6勝2敗で並び同率首位

東海理化も今節1勝1敗ながら同率首位
この「首位争い」に生き残れるか……


 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アドバンスセクション
ドリーム・ワールド、ぺヤングが同率首位を並走!
ホープセクション
大混戦の様相、4チームが同率首位に並ぶ!


 第43回日本女子ソフトボール2部リーグ第3節が、5月29日(土)・30日(日)の両日、アドバンスセクションが岡山県新見市で、ホープセクションが島根県雲南市でそれぞれ開催された。
 結果は、アドバンスセクションは前節まで同率首位に並んでいたドリーム・ワールド、ペヤングが今節初日に激突。首位決戦となった「直接対決」は2−1でペヤングが制したが、ペヤングは2日目のカネボウ化粧品小田原戦に4−5で敗戦。一方、ドリーム・ワールドは東芝北九州戦に7−4で勝利し、結局今節はともに1勝1敗となり、通算7勝1敗で前節と変わらず同率首位を並走している。
 ホープセクションは、前節まで6戦全勝で単独首位に立っていた島根三洋電機が今節連敗を喫し、通算6勝2敗。また、この島根三洋電機を追いかけていた東海理化、靜甲、日立マクセルはそれぞれ星を伸ばし、4チームが通算6勝2敗で同率首位に並ぶ大混戦となった。

アドバンスセクション

 アドバンスセクションは、5月29日(土)・30日(日)の両日、岡山県新見市・新見ピオーネ球場・多目的広場において開催された。
 この第3節では、初日に前節まで開幕6連勝で首位を並走するドリーム・ワールドとペヤングが激突。首位を争う両者の直接対決に注目が集まった。この直接対決では、ドリーム・ワールド・松村綾菜、ぺヤング・小長井美希の「両エース」が先発。試合はドリーム・ワールドが2回表に二死二塁から7番・宮野祐子の中前タイムリーで1点を先制し、1−0とリードを奪ったまま終盤に突入したが、5回裏、ペヤングが二死から3連打を浴びせ、同点。ペヤングは続く6回裏にも二死から長短打を浴びせて逆転に成功し、今節の最大の「山」となった首位攻防戦をモノにした。しかし、この直接対決に勝利したペヤングが、次戦のカネボウ化粧品小田原戦では4−5で敗戦。今節連勝で単独首位浮上というわけにはいかず、逆に東芝北九州戦に7−4で勝利したドリーム・ワールドと通算7勝1敗で再び並び、同率首位を並走する形となった。
 この他、アドバンスセクションでは東芝北九州が今節1勝1敗で通算成績を5勝3敗とし、単独3位。YKKは通算4勝4敗で4位。以下、カネボウ化粧品小田原、日本精工が通算3勝5敗で5位タイ。平林金属は通算2勝6敗で7位。開幕から苦しい戦いの続くNECアクセステクニカは、今節連敗となり、通算1勝7敗で8位と低迷が続いている。

ホープセクション

 ホープセクションも、同じく5月29日(土)・30日(日)の両日、島根県雲南市・木次運動公園野球場、加茂運動公園野球場において開催された。
 第3節では、前節まで6戦全勝で単独首位に立っていた島根三洋電機が連敗。初日の靜甲戦では、ここまで安定感を保ってきた投手陣がいずれも打ち込まれ、2−10と大敗すると、この敗戦でリズムを崩したか、2日目の甲賀健康医療専門学校戦でも初回にいきなり先制点を奪われ、今度は打線が沈黙。前節までわずか1勝と低迷していた相手に0−1の完封負けを喫するなど、今節2試合ともにまるでいいところなく、痛い連敗となった。順位こそ通算6勝2敗で同率首位をキープしてはいるが、次節に向けて、やや心配な状況である。
 また、この島根三洋電機を追いかける東海理化、靜甲、日立マクセルの2位、3位グループでは、もともと選手層に厚みがあり、実力のある靜甲、日立マクセルが今節は投・打がガッチリと噛み合った試合を展開。靜甲は、今節初戦の島根三洋電機戦で2回表に2点を先制されたが、その後打線が爆発。島根三洋電機の繰り出す3名の投手を攻略し、10−2の圧勝。この勝利で勢いに乗り、2日目の日本ウェルネススポーツ専門学校戦にも初回にいきなり先制点を挙げ、3回裏には一挙7点、6回裏にも3点を追加し、11−1で快勝。2試合続けて二桁得点を叩き出し、今節連勝を飾り、通算6勝2敗で同率首位に浮上した。
 日立マクセルも、今節初戦の大和電機工業戦に三塁打4本、二塁打2本の計6本の長打を浴びせ、9−1で圧勝。2日目の東海理化戦では、エース・呂偉がノーヒット・ノーランを達成するなど、2−0で快勝。第1節で「不覚」をとった東海理化への「リベンジ」を果たし、投・打にその「実力」を発揮し、2連勝。通算6勝2敗と星を伸ばし、同率首位に浮上してきた。
 この他、前節まで2位につけていた東海理化も今節1勝1敗ながら通算6勝2敗で同率首位。同率首位に並んだ4チームに続くのは、甲賀健康医療専門学校、湘南ベルマーレ。通算3勝5敗で同率5位となり、今節連敗の大和電機工業、日本ウェルネススポーツ専門学校は通算1勝7敗で7位タイと依然として厳しい状況が続いている。

 両セクションの全チームの勝敗・順位は下記の通りで、第4節は9月3日(金)〜5日(日)の3日間、アドバンスセクションが栃木県那須町で、ホープセクションが神奈川県厚木市でそれぞれ開催される予定である。



第43回日本女子ソフトボール2部リーグ 第3節終了時点 全チーム勝敗・順位

アドバンスセクション
1位 ドリーム・ワールド 7勝1敗
ぺヤング 7勝1敗
3位 東芝北九州 5勝3敗
4位 YKK 4勝4敗
5位 日本精工 3勝5敗
カネボウ化粧品小田原 3勝5敗
7位 平林金属 2勝6敗
8位 NECアクセステクニカ 1勝7敗

ホープセクション
1位 靜甲 6勝2敗
島根三洋電機 6勝2敗
日立マクセル 6勝2敗
東海理化 6勝2敗
5位 甲賀健康医療専門学校 3勝5敗
湘南ベルマーレ 3勝5敗
7位 大和電機工業 1勝7敗
日本ウェルネススポーツ専門学校 1勝7敗