第41回 日本女子ソフトボール2部リーグ第4節     (2008.9.8)


伊予銀行が単独首位に!

松下電工 津は伊予銀行との直接対決に勝利したが……

東芝北九州が上位争いに絡んできた

11勝3敗で伊予銀行を追う靜甲

大鵬薬品を支えるエース・小橋

戦いもいよいよクライマックス! 激戦が続く……

 
 

伊予銀行、11勝2敗で単独首位!
混戦のまま、最終節へ!!

 第41回日本女子ソフトボール2部リーグ第4節が、9月5日(金)〜7日(日)の3日間にわたり、滋賀県草津市・三重県熊野市の2会場で開催された。
 第4節まで8勝1敗で首位に並んでいた伊予銀行、松下電工 津はともに三重大会に登場。
 伊予銀行は初日のYKK戦を延長8回、タイブレーカーにもつれ込む熱戦の末、2−1で辛勝。翌日の東海理化戦も激しい打撃戦を7−6で競り勝ち、同率で並ぶ松下電工 津との直接対決に延長8回、タイブレーカーの末、2−3で競り負け、優勝争いから一歩後退かと思われたが、最終日、松下電工 津がまさかの連敗を喫するのを横目に、大和電機工業戦を5−1でしっかりと勝ち、通算成績を11勝2敗とし、単独首位に立った。
 同じく前節まで8勝1敗で首位に並んでいた松下電工 津は、今節初日のカネボウ化粧品小田原戦を5−4の逆転勝ち。翌日、伊予銀行との直接対決は、「首位決戦」にふさわしい熱戦となり、延長8回、タイブレーカーの末、3−2で勝利。「大一番」を制し、このまま優勝まで一気に突っ走ると思われた。しかし、迎えた最終日、第1試合の島根三洋電機戦で馬場沙織、古瀬由梨亜の継投の前に0−1の1安打完封負けを喫すると、第3試合でも東海理化の新里あさみの前に打線が沈黙。相手チームを上回る6安打を放ちながら決定打を奪えず、またしても0−1の完封負け。伊予銀行との直接対決に勝利しながら、まさかの連敗を喫し、通算10勝3敗。優勝争いから一歩後退した。
 また、東芝北九州が今節絶好調。大和電機を11−0の5回コールド、YKKに7−1、カネボウ化粧品小田原に6−0と無傷の3連勝。通算9勝4敗とし、上位争いに割って入ってきた。
 一方、滋賀大会では、1シーズンでの1部復帰を狙う靜甲が、今節初戦の大鵬薬品戦を7−0の5回コールド勝ち。続く日本ウェルネススポーツ専門学校戦も17−0の5回コールド勝ちで圧勝し、最終日のTOETECK戦は「右のエース」鈴木麻美が力投。TOETECK打線を4安打に抑え込み、1−0の完封。今節3連勝で通算成績を11勝3敗とし、逆転優勝に望みをつないだ。
 昨年2位の大鵬薬品は、今節初戦の靜甲戦を0−7の5回コールド負けで落としたものの、三島中央病院に7−0、NECアクセステクニカ戦を7−3と連勝し、通算成績を9勝4敗とし、ギリギリのところで上位争いに踏み止まった。
 第4節を終え、残るは第5節のみ。伊予銀行が首位に立ってはいるが、まだまだ最後まで予断を許さない状況が続いている。伊予銀行が逃げ切るか、はたまたドラマチックな逆転優勝があるか、入替戦出場の権利を手にするのはどのチームか……。最終節に注目が集まる。
 全チームの成績は下記の通りで、第5節(最終節)は10月11日(土)〜13日(月/祝)の3日間、富山県富山市で開催される。



11勝2敗 伊予銀行
11勝3敗 靜甲
10勝3敗 松下電工 津
9勝4敗  大鵬薬品
9勝4敗  東芝北九州
9勝5敗  平林金属
8勝5敗  島根三洋電機
8勝6敗  三島中央病院
7勝7敗  TOETECK
6勝7敗  東海理化
6勝7敗  NECアクセステクニカ
6勝8敗  カネボウ化粧品小田原
5勝8敗  大和電機工業
5勝9敗  日本精工
4勝9敗  湘南ベルマーレ
3勝9敗  YKK
3勝10敗 甲賀健康医療専門学校
0勝14敗 日本ウェルネススポーツ専門学校