第41回 日本女子ソフトボール2部リーグ第2節     (2008.5.21)


伊予銀行が5勝1敗と星を伸ばした

三島中央病院は今節4連勝!

地元・平林金属は4勝3敗

松下電工 津も5勝1敗と好調!

大鵬薬品は5勝2敗と好位置につけた

TOETECKは今節2勝2敗と星を伸ばせず

地元・大和電機工業は3勝4敗と5割まであと一歩

大混戦の様相……伊予銀行、松下電工 津が5勝1敗で並ぶ!

 第41回日本女子ソフトボール2部リーグ第2節が、5月16日(金)〜18日(日)の3日間にわたり、岡山県新見市・長野県茅野市の2会場で開催された。
 第1節で無傷の開幕4連勝を飾った靜甲は、岡山県新見市で開催された岡山大会に登場。念願の1シーズン限りでの1部復帰を果たすため、今節も勝ち星を積み上げたいところだったが、今節初戦の伊予銀行戦を延長タイブレーカーにもつれ込む接戦の末に4−5で落とし、初黒星を喫すると、続く島根三洋電機戦は4−3で競り勝ったものの、今節最終戦の三島中央病院戦にも1−3で敗れ、通算5勝2敗となり、首位争いから一歩後退した。
 代わって、今節初戦で靜甲の連勝をストップさせた伊予銀行が波に乗り、第2戦の甲賀健康医療専門学校戦は6−0で圧勝。今節最終戦の平林金属戦でも7−1とワンサイドゲームで勝利を収め、今節3連勝を飾り、通算成績を5勝1敗まで伸ばしてきた。
 また、前節1勝3敗とやや出遅れた感のあった三島中央病院が今節は4戦全勝。通算成績を5勝3敗まで伸ばし、一気に優勝争いに割って入る気配だ。
 一方、長野県茅野市で開催された長野大会では、第1節で3連勝と好調なスタートを切った松下電工 津が今節も好調を持続。初戦の日本ウェルネススポーツ専門学校戦を7−3で圧勝。開幕からの連勝を「4」に伸ばしたが、続くTOETECK戦で4−11と大敗。今シーズン初黒星を喫した。今節最終戦となった大和電機工業戦では好調な打線の活躍で13−1と打ち勝ち、今節2勝1敗。通算成績を5勝1敗とし、伊予銀行と並び大混戦の首位争いを一歩リードする形となった。
 同じく開幕3連勝と好調な滑り出しを見せていたTOETECKは、思うように勝ち星がのばせず、今節2勝2敗。通算成績5勝2敗となったが、まだまだ優勝を狙える位置につけている。
 昨年2位の大鵬薬品は、初戦のカネボウ化粧品小田原戦を8−1、YKK戦を9−3、日本ウェルネススポーツ専門学校戦を7−0と圧勝続きで3連勝を飾ったが、最終戦のTOETECK戦で0−2の完封負け。一気に連勝街道を突っ走り、首位争いをリードすることはできなかったが、通算5勝2敗の好位置につけている。
 第2節を終え、5勝を挙げているチームが6チーム、4勝を挙げているチームが4チーム、3勝を挙げているチームが4チームと、優勝争いの行方は混沌。後半戦へ向け、さらにその争いは激化し、大混戦となりそうな気配だ。今節3連勝と調子を挙げてきた伊予銀行がこのまま勢いを加速させ、混戦を抜け出すのか。1部復帰に執念を燃やす靜甲、大鵬薬品が巻き返すのか。あるいは今節の三島中央病院のように「一気の連勝」で優勝争いをかき回す「台風の目」となるチームが出現するのか。次節以降の展開が気になるところだ。
 全チームの成績は下記の通りで、第3節は6月6日(金)〜8日(日)の3日間、栃木県那須町・神奈川県小田原市で開催される。



5勝1敗 伊予銀行
5勝1敗 松下電工 津
5勝2敗 靜甲
5勝2敗 大鵬薬品
5勝2敗 TOETECK
5勝3敗 三島中央病院
4勝3敗 島根三洋電機
4勝3敗 東海理化
4勝3敗 平林金属
4勝3敗 湘南ベルマーレ
3勝3敗 東芝北九州
3勝3敗 カネボウ化粧品小田原
3勝4敗 NECアクセステクニカ
3勝4敗 大和電機工業
1勝5敗 YKK
1勝5敗 日本精工
0勝6敗 甲賀健康医療専門学校
0勝7敗 日本ウェルネススポーツ専門学校