第41回 日本女子ソフトボール1部リーグ第7節     (2008.9.16)


徐々に調子を上げ、単独4位となったレオパレス21

レオパレスとの直接対決に敗れ、
苦しい立場となった豊田自動織機

開幕からの連勝は14でストップしたが、
首位の座は守ったルネサス高崎

戸田中央総合病院は内田千恵美の一発で
日立ソフトウェアに快勝!

ルネサス高崎を1安打完封した
日立ソフトウェア・藤原麻起子

デンソーは染谷美佳の力投で
11勝目を挙げ、3位の座をキープ

 
 

ルネサス高崎、今シーズン初黒星!
14連勝でストップも首位の座は堅持!!

 第41回日本女子ソフトボール1部リーグ第7節が、9月13日(土)・14日(日)の両日、宮崎県宮崎市・岡山県岡山市・京都府京都市の3会場で開催された。
 宮崎県宮崎市・生目の杜運動公園アイビースタジアムで開催された宮崎大会では、決勝トーナメント進出をめざし、激しく争う豊田自動織機とレオパレス21の直接対決が組まれ、延長9回タイブレーカーにもつれ込む「死闘」となったが、レオパレス21が6−5のサヨナラ勝ち。今節連勝で通算成績を10勝5敗まで伸ばし、前節まで同率4位で並んでいた豊田自動織機との直接対決を制したことで、単独4位に浮上。決勝トーナメント進出へ向け、一歩リードを奪った。
 岡山県岡山市・岡山県営球場で開催された岡山大会には、開幕13連勝と快進撃を続ける首位のルネサス高崎と、12勝1敗とわずか星一つの差で追いかける日立ソフトウェアが登場。ルネサス高崎は開幕からの13試合すべてに登板し、13戦全勝という「世界一の投手」上野由岐子が初日のトヨタ自動車戦も先発。苦しみながらも2−1の完投勝利を収め、自身の昨年からの連勝記録を「19」に伸ばし、チームの連勝記録もリーグ記録に並ぶ「21」に伸ばした。一方、星一つの差で追う日立ソフトウェアは戸田中央総合病院と対戦。内田千恵美のツーランで先制を許し、堤千佳子の力投の前に自慢の「強力打線」が沈黙。0−2の完封負けで痛い星を落とした。
 大会2日目、ルネサス高崎と日立ソフトウェアが激突。ともに金メダルを勝ち取った日本代表選手を多数擁する両チームが、今度は「敵」として、「リーグ優勝を争うライバル」として対戦するという「注目の一戦」となった。ルネサス高崎は、開幕から15試合連続の先発となるエース・上野由岐子を投入。この「世界一の投手」から、日本代表ではチームメイトであり、キャプテンを務めた山田恵里が「意地」の決勝のタイムリーを放ち、1−0で日立ソフトウェアが勝利。ルネサス高崎の独走に「待った」をかけ、満員の観客を大いに沸かせた。
 京都府京都市・西京極野球場で開催された京都大会には、前節まで10勝3敗と好調で初の決勝トーナメント進出をめざすデンソーが登場。初日の日立マクセル戦には日本代表・染谷美佳の好投で1−0の完封勝利を挙げたものの、太陽誘電に1−3の逆転負け。通算11勝4敗で3位の座をキープしてはいるが、上位進出の常連・レオパレス21が調子を上げ、過去一度も決勝トーナメント進出を逃したことのない豊田自動織機が虎視眈々と「4強入り」を狙い、昨年4位の太陽誘電、久々の決勝トーナメント進出を狙うトヨタ自動車が8勝7敗で追走しているだけに、上位争いはまだまだもつれそうな気配だ。
 第7節終了時の全チームの成績は下記の通りで、第8節は10月11日(土)〜13日(月)の3日間、熊本県八代市・愛知県刈谷市・群馬県高崎市において開催される。



1位  ルネサス高崎 14勝1敗
2位 日立ソフトウェア 13勝2敗
3位 デンソー 11勝4敗
4位 レオパレス21 10勝5敗
5位 豊田自動織機 9勝6敗
6位 太陽誘電 8勝7敗
トヨタ自動車 8勝7敗
8位 佐川急便 6勝9敗
9位 戸田中央総合病院 4勝11敗
10位 シオノギ製薬 3勝12敗
Honda 3勝12敗
12位 日立マクセル 1勝14敗