第40回 日本女子ソフトボール1部リーグ第1節


福岡大会で始球式を行う山崎拓会長






女子1部リーグが3会場で開幕!



どの会場でも熱戦が展開された



 


 

 




 
豊田自動織機、レオパレス21、ルネサス高崎が連勝スタート!

 
第40回日本女子1部リーグ第1節が、4月21日(土)・22日(日)の両日、福岡県春日市・京都府京都市・愛知県安城市の3会場で開催され、豊田自動織機、レオパレス21、ルネサス高崎の3チームが2戦全勝。リーグ制覇へ向け、まずは順調な一歩を踏み出した。
 前年の覇者であり、連覇を狙う豊田自動織機は、愛知県安城市で開催された安城大会に登場。シオノギ製薬に12−2、太陽誘電に6−4と連勝を収めたが、太陽誘電戦では序盤に4点をリードされる苦しい展開。後半、今シーズンからカムバックを果たした元日本代表の坂井寛子投手を攻略。4回裏に一挙4点を奪って同点に追いつくと、6回裏に2点を挙げて逆転勝ち。苦しみながらも連勝を飾った。
 京都府京都市で開催された京都大会では、前年3位のレオパレス21が初戦で増淵まり子、染谷美佳の日本代表投手二枚を揃えるデンソーと対戦。レオパレス21はその増淵の立ち上がりを攻め、初回に3点を奪うと、オーストラリア代表バッテリー、メラニー・ローチ、ナタリー・ティッカムがデンソーの反撃を2点に抑え、3−2で辛勝。続く佐川急便との対戦では河野美里、森果愛の本塁打などで5−0と圧倒。こちらも順調なスタートを切った。
 前年4位のルネサス高崎は福岡県春日市で開催された福岡大会に登場。初戦のホンダ戦を上野由岐子、黒川春華のリレーで4−0の完封勝利。続く日立ソフトウェア戦でエース・上野が初回に1点を失いながら、ルーキー・山本優のスリーラン等で逆転。4−1で勝利を収め、上位争いのライバルと目される日立ソフトウェアを叩き、連勝スタート。王座奪回へ向け、その一歩を踏み出した。
 前年2位の日立ソフトウェアは、ルネサス高崎との直接対決には敗れたものの、トヨタ自動車には7−1と快勝。今シーズンから新加入の藤原麻起子が初勝利を挙げる等、収穫もあった。
 元日本代表の坂井寛子が加わった太陽誘電は、初戦で2部から昇格した靜甲を強力打線の活躍で11−1で退け、坂井寛子が復帰後初登板で初勝利を挙げた。続く豊田自動織機戦でも3回までに4点のリードを奪う理想的な試合展開を見せながら、期待の坂井が後半つかまり、まさかの逆転負け。惜しくも1勝1敗に終わった。
 2部から昇格した佐川急便は、初戦の戸田中央総合病院戦で延長12回の死闘を演じ、5−4で競り勝ち、同じく2部から昇格した靜甲も初戦は大敗を喫しながら、シオノギ製薬戦で劇的なサヨナラ勝ち。揃って嬉しい1部初勝利を挙げた。
 全チームの成績は下記の通りで、第2節は4月28日(土)〜30日(月)の3日間、東京都江戸川区・愛知県豊田市・兵庫県尼崎市の3会場で開催される。

1位 豊田自動織機 2勝0敗
 〃 レオパレス21 2勝0敗
 〃 ルネサス高崎 2勝0敗
4位 日立ソフトウェア 1勝1敗
 〃 太陽誘電 1勝1敗
 〃 デンソー 1勝1敗
 〃 トヨタ自動車 1勝1敗
 〃 佐川急便 1勝1敗
 〃 靜甲 1勝1敗
10位 シオノギ製薬 0勝2敗
 〃 戸田中央総合病院 0勝2敗
 〃 ホンダ 0勝2敗

※画像提供:日本女子ソフトボールリーグ機構事務局 亀田正隆氏
※小田原大会画像提供:神奈川県ソフトボール協会 広報委員会 古澤邦男氏