2016.12.23
 

 

第16回世界女子選手権大会
組織委員会が発足!




2018年に開催される「第16回世界女子選手権大会」の
組織委員会が発足! 12月22日、設立総会を開催!!



設立総会冒頭、挨拶する日ソ協・徳田脂長(写真右)



組織委員会会長に選出された勝又隆一氏



森田健作千葉県知事も駆けつけ、大会への期待を語った



「世界一」の座、奪還へ……2020年東京オリンピックの金メダルへと続く道は、「千葉」からはじまり、「東京」へと続いている

 去る12月22日(木)、2018年8月に千葉県千葉市・成田市・市原市・習志野市で開催が予定されている「第16回世界女子選手権大会」の組織委員会が発足。千葉県千葉市・ホテルグリーンタワー幕張で設立総会が開かれた。

 設立総会冒頭、(公財)日本ソフトボール協会・徳田脂長が挨拶に立ち、「昨年11月にこの『第16回世界女子選手権大会』の千葉県での開催が決まり、約1年にわたり、千葉の皆さんを中心に準備を進め、ようやくこの日を迎えられたという感慨があります。この世界選手権の開催にあたっては、国内での開催地選定のときから、千葉の皆さんの団結力、チームワークの良さを感じていましたし、それが開催地決定の大きな要因ともなりました。今日を契機に、さらにその結束力を高め、協会組織挙げて大会の成功へ向け、邁進してまいります」と、大会成功へ向けた決意、意欲を語り、「2020年東京オリンピックでの正式種目入りも正式に決定し、そのオリンピックの『前哨戦』として、この世界選手権を開催することは大きな意義があります。オリンピックの成功、金メダル獲得を果たすためにも、世界選手権で『世界一』の座を奪還し、勢いに乗ってオリンピック金メダルまで突っ走りたいと思いますので、必ずやこの世界選手権を成功させ、ソフトボールを盛り上げていかなければなりません」と、大会開催の意義と位置づけを改めて確認。その上で、「そのためには皆さんのさらなるお力添え、ご支援・ご協力が必要となります。本協会としても総力を結集し、『ALL JAPAN体制』で臨みたいと思います」と、ソフトボール界の「総力」挙げて、全員が一致団結して大会の成功をさせようと呼びかけた。

 設立総会では、大会開催へ向け、準備・運営の「推進役」となる「一般財団法人 第16回世界女子選手権大会 組織委員会」を立ち上げるため、大会の定款、組織規程及び役員が承認され、勝又隆一氏(千葉トヨペット(株)代表取締役社長)を組織委員会の会長に選出。大会へ向けた「第一歩」を踏み出した。

 設立総会終了後に催された設立パーティーでは、千葉県ソフトボール協会・扇原賢二会長が「開会の言葉」を述べ、続いて勝又隆一組織委員会会長が挨拶。「祖父がかつて千葉県ソフトボール協会の会長を務めていた……という事実を今日初めて知り、何か不思議な縁を感じます。今、モータースポーツでも集客が難しい現状があり、一昔前であればイベントでプロのドライバーがその技術を見せつければ、『カッコいい』『凄い!』となったものが、今はそれでは誰も興味を示しません。今は、一般のお客さんを隣に乗せ、普通に街中を運転するときの運転方法や注意点等をアドバイスするような形にしており、そこで会話が生まれ、コミュニケーションを図ることで、『あぁ〜この人、千葉の出身なんだぁ〜!』とか、『ヨシ!このドライバーさんを応援しよう!!』となってきます。地域に密着し、地域と交流し、より身近な存在として応援してもらう。そんな形がソフトボールでも実現できたら……と思っています」と、トヨタ得意のモータースポーツの例を挙げながら、大会の成功へ向けた決意を語った。

 パーティーには、千葉県・森田健作知事も駆けつけ、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて機運が醸成されるとともに、千葉県にとっても光となり、夢となる大会。大いに盛り上げてほしい」と大会への「期待」を語り、開催地となる千葉市、成田市、市原市、習志野市の4市を代表し、千葉市・熊谷俊人市長が「県とも連携・協力し、必ずや『千葉で開催してよかった』と言ってもらえるような大会にしたいと思います」と、大会へ向けた強い意欲と決意を示した。

 大会は16カ国・地域の代表チームが出場予定。千葉市のZOZOマリンスタジアム、成田市のナスパ・スタジアム、市原市のゼットエー・ボールパーク、習志野市の秋津野球場の千葉県内4球場を舞台に、2020年東京オリンピックの「前哨戦」として開催され、2018年8月3日から予選ラウンド、10日から決勝トーナメントを実施。「世界一」の座が争われ、日本は2大会ぶり4度目の優勝をめざし、戦うことになる。

 いよいよ日本での世界選手権開催へ向け、その本格的な「第一歩」が今、踏み出された。2020年東京オリンピックまで続く「世界的ビックイベント」。この機会に、「ソフトボール」という競技が持つ魅力、面白さ、楽しさを、日本中に、世界中に、発信していかなければならない。そのためには……ソフトボールを愛する人々がすべての力を結集させ、一丸となり、「ALL JAPAN体制」で大会を成功へと導かなければならない。