2013.2.16
 

 

平成24年度 全国審判員・記録員中央研修会

平成24年度
全国審判員・記録員
中央研修会を開催!

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恒例の全国審判員・記録員中央研修会が開催された

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「愛知県協会の総力を挙げて研修会をバックアップしたい」と
語る地元・愛知県協会の艸田聰副会長。その言葉通り、愛知
県協会、刈谷市連盟のスタッフが献身的な働きで支えてくれた

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証紙の撤廃・新検定マークの導入について
説明する日ソ協・奥村紘史技術委員長。


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審判の部の研修で、「競技者必携」の修正点を説明する
吉里弘副委員長。身振り手振りを交え、「熱く」解説した

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審判の部、2日目の研修は実技研修。
「各塁の判定の要点」の研修でスタート

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技術委員会の協力を得て、「現場の声」も
反映させるべく、熱心な研修が続けられた

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「ISF方式」に変更された4人制のローテーション。
実際の試合を想定し、様々なケースで研修を積んだ

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記録の部の研修は、実務的な内容に重点が置かれた

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スコアカードの記帳・点検など、「記録員の基本」を
再確認・再認識すべく、熱心な研修が繰り返された

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正確な伝達を行うために……その表情は真剣そのもの

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研修会の激励に駆けつけた日ソ協・笹田嘉雄専務理事。
「公益財団法人」としてのあるべき姿を説き、自覚を促した

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研修会中に誕生日を迎えた末廣善紀記録委員長。
地元・丹羽米子記録委員長から花束が贈呈された


 去る2月9日(土)〜11日(月・祝)の3日間、愛知県刈谷市・シャインズ・刈谷市総合文化センター・双葉グラウンド・刈谷市産業振興センターを会場に、「球春」の訪れを告げる恒例の全国審判員・記録員中央研修会が開催された。
 この中央研修会には、全国各都道府県支部の審判委員長・記録委員長またはそれに準ずる「指導的役割」を担う130名余りが参加。2013年のルール改正点をはじめ、それに伴う審判員・記録員の実務的な変更点を中心に熱心な研修が行われた。

 全国有数のチーム登録数、審判員・記録員登録数を誇る愛知県において5年連続で実施された中央研修会。5年目を迎えた今回は、昨年と同じく、男女の日本リーグで活躍する豊田自動織機、デンソーの「ホームタウン」と知られる刈谷市で実施されたが、十分な経験を積んだ愛知県ソフトボール協会・刈谷市ソフトボール連盟のスタッフが一致団結して手厚くサポート。熱意と誠意に溢れる対応により、39回目を迎えるこの「全国審判員・記録員中央研修会」に、また新たな「歴史」の一頁を加えた。
 なお、研修内容の詳細については、審判委員会・記録委員会からそれぞれ報告され、公益財団法人日本ソフトボール協会機関誌「JSAソフトボール」に掲載される予定である(第350号/平成25年4月号掲載予定)。
 
 研修会初日、開講式の冒頭で、まず公益財団法人日本ソフトボール協会・久保源治副会長が挨拶に立ち、「近年、試合時間が長すぎるとの声をよく聞くようになった。ソフトボールの魅力は、なんといってもそのスピード感。野球より投・捕間、塁間が短く、ほんの些細なミスも判断の誤りも許されないスピード、スリルがソフトボールの魅力のはずだが、試合時間は長くなる一方。これではファンからもメディアからも見放されてしまう。試合のスピードアップに努め、試合の進行をコントロールする審判員、それを側面からサポートする記録員、そしてチーム・選手が一体となって、より魅力あるソフトボールを展開してほしい」と、研修会参加者に『檄』を飛ばした。
 また、「ここに集う皆さんは、各ブロック・各都道府県支部でも指導的立場にある方々ばかり。どうかこの研修会で伝達された事柄を、それぞれのブロック・支部へ持ち帰り、正確な伝達を行ってほしい」と、この研修会の持つ意味とその重要性を説くと同時に、正確な伝達の必要性が改めて強調された。
 
 これに続き、愛知県ソフトボール協会・艸田聰副会長が、「刈谷市はソフトボールの歴史と深いかかわりを持つ土地柄であり、公益財団法人日本ソフトボール協会発足当初から数々の全日本大会の開催を引き受け、日本男子ソフトボールリーグを立ち上げた歴史も持っている。この研修会をより実りあるものとできるよう、愛知県ソフトボール協会の総力を挙げて、皆さんをサポートしたい」と、歓迎の言葉を述べた。

 この後、研修会は本格的な研修に入り、審判・記録それぞれに分かれての研修が行われた。審判委員会では、この研修会に出席することができなかった鎌田惠雄委員長に代わり、押野稔副委員長が平成24年度の大会を振り返り、「とにかく試合時間が長過ぎる。試合のスピードアップに努め、テンポ良く、魅力ある試合が展開できるよう、審判員がそれをコントロールしていかなくてはならない。日本リーグ監督会議では、打者席を外す際の制約(片足を打者席に残す)など、試合のスピードアップに協力したいとの意見も出されている。20秒ルールの適用は計測器が高価で各会場に設置するには困難な面もあり、すぐにすべてを適用・運用できる環境にはない部分もあるが、チーム・選手とも協力し、より魅力のある試合を展開していく努力をしていかなくてはならない」と語り、「審判委員会でも、試合の中でのいわゆる『ロスタイム』を計測し、実際にプレイしている時間以外に、どれだけ時間がかかっているかを調査・把握するような取り組みも行っていきたい」と、試合のスピードアップを『重点課題』とし、取り組んでいく意欲を見せた。

 次に、奥村紘史技術委員長が証紙の撤廃と新検定マークについて説明し、特に問題視されていた革ボール用のバットの反発基準の変更が確認され、従来の反発基準に基づくバットについては、平成25年6月以降は新たな製品の製造は中止し、順次、新反発基準に基づいたバットへ移行し、平成28年度以降の革ボール使用大会については、新検定マークの表示されたバット以外は使用できないことが説明された。
 ただ、これは革ボール使用大会に限定した措置で、ゴムボール使用大会並びにヘルメットについては、新検定マークへの移行と証紙の撤廃は順次行っていくものの、平成28年以降も旧検定マーク・証紙貼付の製品も混在して使用される可能性があることも併せて確認された。

 続いて、2013年のルール改正点についての研修が行われ、押野稔副委員長が、今回のルール改正について説明。今回のルール改正では、すでにISF(国際ソフトボール連盟)ルール改正に基づくルール改正は、ほとんど終わっており、残されていた「故意四球」と「得点差コールドゲーム」の2点を採用し、改正したことが報告された。

 「故意四球」は、例えば打者と勝負せず、敬遠の四球で打者を一塁へ歩かせたいというようなケースで、守備側チームの監督、投手、捕手のいずれかが、球審にその旨を通告すれば、一球も投げることなく、四球を与え、一塁へ歩かせることができるというルールであり、打席の最初でも、あるいはどのようなボールカウントでも通告することができる。
 「故意四球」が通告されると、その時点で「ボールデッド」となるが、監督が通告するためベンチから出てきた場合は、その時点では、「故意四球」を通告するためか、あるいは選手交代を行うためのものか、判別することはできない。「タイム」を宣告して、監督の通告の内容を聞くことになり、「タイム」のコールとゼスチュアは必ず行うことになる。
 一方、投手・捕手が「故意四球」を通告した場合には、観客に「故意四球」であると理解を得るため、「ボールデッド」のコールとゼスチュアをしてから、「故意四球」とコールすることが、「統一見解」として示された。
 さらに、ボールインプレイ中で、プレイが続行されているような状況では、監督・投手・捕手は「故意四球」を通告することはできないことも併せて確認され、例えば、塁上の走者が盗塁を企てたり、走者が進塁を続けているようなときには、「故意四球」を通告してプレイを止めることはできず、インプレイ中ではあってもすべてのプレイが一段落した状態でなければ「故意四球」の通告は受け付けられないことが具体的に説明された。

 また、走者三塁のようなケースで、「満塁策」をとるため、2人の打者を連続して「故意四球」で歩かせることは可能で、その場合には、監督、投手、捕手のいずれかがその旨を球審に通告すればよい。このとき、「故意四球」の通告を受けた打者は、打者席に入った後に、一塁へ進塁しなければならないし、最初の打者が一塁に達するまでは、2番目の打者を歩かせることはできないが(「故意四球」であっても正しい進塁が必要で、最初の打者が一塁に触塁せず、いきなり二塁走者となることはできないし、2番目の打者が最初の打者より先に一塁走者となることもできない。まず最初の打者が一塁へ進塁し、一塁へ達したとき、初めて2番目の打者が一塁へ進塁することができる)。また、2番目の打者も同様に、打者席に入った後でなければ、一塁へ進塁することはできないという「統一見解」も示された。

 「故意四球」の通告は、前述の通り、監督、投手、捕手以外は通告することができず、他のプレイヤーから通告があったとしても、その通告は受け付けられないこと、また、いったん「故意四球」が通告された場合には、それを取り消すことはできないこと、以上が入念に確認された。

 得点差コールドゲームについては、従来5回以降7点以上の差が生じたとき、得点差コールドゲームが採用されていたが、ISFルールに合わせ、3回15点、4回10点、5回以降7点以上の差が生じたとき、に改められた。
 
 次に、「競技者必携」の修正点について、吉里弘副委員長を中心に、一項目ごと丁寧に確認。漏れなく正確な伝達が行えるようにと、前年とその修正点や内容を修正項目ごとに比較しながら、特に「ISF方式」に変更された「4人制のローテーション」について入念な確認作業が行われた。ここでは、「競技者必携」に記載された内容は、あくまで「原則として」ということであって、実際の試合のなかでは、様々な状況が起こり得るため、その「原則」にとらわれ過ぎることなく、その状況に応じて、臨機応変に対処することの重要性が強調された。その上で、翌日、実際にその内容を実技研修で行うことによって、改めて確認していくことになった。

 続いて、大橋健吾副委員長を中心に、『審判実務等に関する留意事項』の研修。九州ソフトボール協会・梅田佳暉事務局長の尽力により作成されたパワーポイントを駆使して研修。昨年に引き続き、行われたこの研修は、視覚的にとらえられる内容となっており、研修参加者にとって非常に理解しやすく、伝達しやすい内容である。
 また、今回の研修の伝達だけでなく、第3種公認審判員の認定講習会等でも使用できるよう工夫が凝らされ、そのパワーポイントの資料やそれを映像化したものがDVDに収められ、研修参加者全員に配布された。
 審判員の登録数の減少が深刻化する今日、このDVDが全国各都道府県支部協会で活用され、今後の審判員の登録増へ向けた施策の一助となることを期待したい。

 2日目の実技研修は、双葉グラウンドに場所を移しての実技研修。ここでは、まず「各塁における判定の要点」の研修が行われ、球審を村島成幸委員、一塁塁審を川上建一委員、二塁塁審を柴木政雄委員、三塁塁審を工藤澄子委員がそれぞれ担当。「ISF方式」に改められた4人制のローテーションの留意事項を、各塁での動きを交え、詳細に解説した。
 続いて、奥村紘史技術委員長、西村信紀同副委員長が参加し、現役時代には男子日本代表の「エース」として活躍し、現在は男子日本代表のヘッドコーチを務める西村信紀副委員長が、投手板の踏み方、セットポジションでの完全停止、リーピング、クローホップ等の様々なケースを実演。指導者・選手あるいはチームの立場を代表して「現場の意見」を審判委員会に伝え、どんな些細な疑問点も残さぬよう意見交換を重ね、実際に投球を行いながら、不正投球か否かの判定基準について確認する作業が繰り返された。
 大幅な投球規定の改正から一年。昨シーズン、実際に起こった問題点や課題を、「現場」の意見も聞き入れながら克服し、確固たる「統一見解」を導き出していく努力が続けられた。

 昼食を挟み、投球判定、ローテーションの研修。「ISF方式」に変更された4人制のローテーションでは、一塁塁審以外は責任分担も従来より軽減され、「戻る」という動きがほとんどなくなったため、運動量も少なくなったはずだが、頭では新たなローテーションを理解していても、身体は以前の動きを覚えてしまっていて、カバーすべきエリアをフォローし切れなかったり、いるべき場所に誰もいなかったり……といった場面も見られた。しかし、さすがは各都道府県支部協会で指導的役割を担うベテラン審判員。すぐに新たなローテーションを「自分のもの」とし、2日目の研修を終了した。

 最終日には、ルール改正や競技者必携の改訂について再確認され、パワーポイントを利用して、4人制のローテーションを復習。今回の研修内容の再確認を中心に、ブロック研修では、東・中・西のブロックで試合のスピードアップに向けての具体策や審判員の減少に歯止めをかけるための方策が話し合われ、代表者がその討議内容を発表。
 最後に、各ブロック・各都道府県での伝達へ向け、正確な伝達を行うよう要請され、今回の研修の全日程を終了した。

 記録委員会では、まずは末廣善紀記録委員長が昨年の大会を振り返り、現状の問題点や今後の課題に触れた後、2013年のルール改正点・競技者必携の修正点等の確認作業を行った。
 ルール改正では、「故意四球」について、実際に投球せず、打者を歩かせることができる「故意四球」であっても、記録上は、その打者を歩かせるのに必要なボールの数が投球数としてカウントされることが、特に注意すべき点として挙げられた。
 また、得点差コールドゲームの修正に伴い、今まで明確な規程がなかった3回または4回で得点差コールドゲームとなった試合で、先発投手は2回の投球を完了し、交代するとき自チームがリードしているのみでなく、そののちタイまたはビハインドになることなく、そのリードが維持されたとき、勝利投手なることが明記されたことが併せて確認された。
 最後に、記録員の帽子、ネクタイが新調されたことが報告され、受注生産のため、各都道府県協会でとりまとめ、注文するよう要請された。

 続いて、山田隆夫副委員長を中心に、2012年の大会を振り返り、反省点を洗い出し、次年度への課題を見つめ直すと同時に、記録委員会の「統一事項」が確認され、全日本大会や日本リーグを迎えるにあたって、どのような準備をして大会を迎えればよいか、あるいは開催地記録委員長としての責務・役割は何か等が再確認された。

 また、新記録集計システム「Windmill」の導入・運用に伴い、出塁率の算出変更があり、スコアカードの改訂を行ったことが報告された。

 次に、昨秋、アジア男子選手権大会を開催した岡山県ソフトボール協会の北高行記録委員長より、国際大会を迎えるにあたっての事前の準備、開催期間中についての運営等について、貴重な経験談が披露された。

 この後、スコアカードの記帳に関する研修が、遠藤正人副委員長を中心に行われ、あらかじめ設定された試合経過に基づき、スコアカードを記帳。特に選手交代があった場合の集計等、どのような点に注意すべきか、誤りやすいポイントはどこか等が明示され、その解答を照合しながら、入念に確認作業を行い、初日の研修を終了した。

 記録の部、2日目の研修は、井之上哲夫副委員長を中心に、スコアカードの点検に関する留意点の研修が行われ、スコアカードを点検する際、正確なスコアカードを完成させるための点検のポイント、効果的で効率のよい点検方法・作業手順が提示され、実際のスコアカードの点検ミスの具体例を検証。誤りやすい項目、それを防ぐための作業手順・確認方法等、正確かつ迅速なスコアカードの完成と提供をめざす研修が行われた。

 続いて、下村征二委員を中心に、実際の試合のスコアカードを基に、それを集計・点検する研修を実施。これは、スコアカードの記帳とともに、「記録員は実務者たれ」のモットーのもと、「受動的な研修ではなく、能動的な研修を」という記録委員会のポリシーを象徴する研修である。それだけに、このスコアカードの点検に取り組む記録員の姿は真剣そのもの。独特の緊張感の中、研修が進められた。

  午後からは、導入2年目となる新記録集計システム「Windmill」についての研修。関根睦委員を中心に、実際に「Windmill」を使用しての入力作業や集計作業を行い、研修が進められた。
 導入初年度となった平成24年度の実際の「現場」での問題点等を克服し、システムとしての「成熟」を進め、より使い勝手がよく、扱いやすいものとする努力を進めると同時に、そのシステムを活用し、より正確で迅速な記録の提供を推し進めるべく、積極的に取り組む姿が印象的であった。
(※最新の「Windmill」リビジョンアップ版<1.0.0.6>のダウンロードはこちら)

 最後に、実際の試合の映像を見ながら「打球判定」を行う研修を実施。常岡昇委員を中心に、判断の難しい20例の映像が示され、安打か失策か等を瞬時に判断・記帳する研修が行われた。また、その解答が示されると同時に、その判断を下す「根拠」が、スコアリングマニュアルの該当項目ともに明示・解説され、2日目の研修を終了した。

 研修最終日、まず戦評の点検・校正の研修が、小野昭三郎委員、伊藤高行委員、中原祥雄委員を中心に行われた。各都道府県支部協会のホームページでも、準決勝・決勝の記録4号(イニングスコア)を掲載しているケースは多いが、そこに戦評も加えることができれば、より充実したものとできるのではないか、との提言もなされた。

 続いて、スコアカードの点検に関する確認が下村征二委員により行われた。この研修会に参加している面々が、各都道府県の「指導的立場」にあることを踏まえれば、特にこのスコアカードの点検が重要な任務となるだけに、具体的にどのような誤りがあったかを洗い出し、それを防ぐためにどうしたらよいか、その留意点を一つひとつ確認していった。

 最後に、本間恵美子委員を中心に事例研修。実際の試合で起こった事例4例が示され、具体的な記帳方法を確認し、研修を進めた。この事例研修については、「スコアリングマニュアル」が発行され、定着したこともあって、その件数は年々少なくなっている。「スコアリングマニュアル」によって、全国的に記帳方法に対する見解や考え方が統一された結果であり、大きな成果を挙げているその証であるともいえるだろう。
 その一方で、ルール改正やそれに伴う記帳方法の変更等、現状と異なる内容も多くなっており、スコアリングマニュアルの改訂を望む声も多くなっている。現状では、「正誤表」での対応となるが、近い将来、スコアリングマニュアルの改訂第三版の発行へ向け、討議され、その作業に着手することになることだろう。
(※2013 スコアリングマニュアル修正点はこちら)

 最後に、末廣善紀委員長が研修会を総括。「現在、公益財団法人日本ソフトボール協会では、『ソフトボールの活性化』に取り組んでいるが、そのためには、『記録』が重要なカギを握っている。選手、あるいはチームの姿を何より正確に映し出すのは『数字』であり、公式記録の積み重ねによって個々の選手の特徴やチームカラーを読み取ることができる。メディアの求めに応じて、より迅速で正確な記録が提供できること。これがメジャースポーツと認知されるための条件の一つである。そして、それをやるのは、他の誰でもなく、私たちなのです」と、研修会を締めくくった。

 「球春」の訪れを告げる中央研修会。この中央研修会を終えると、シーズンの幕開けはもうすぐそこである。