2007 日韓ジュニアスポーツ交流事業(訪韓)を実施
インターハイ優勝の木更津総合高(千葉)を派遣
韓国代表との対戦も組まれた
投手のクリニックを行う三宅団長
守備の基本の習得にも時間が割かれた
韓国選手団とともに記念撮影
両国の交流を深め、互いのレベルアップを!
去る9月2日(日)〜7日(金)、2007 日韓ジュニアスポーツ交流事業が行われ、三宅豊団長(日本協会常務理事)以下、本年度のインターハイ優勝チームである木更津総合高(千葉)が韓国・ソウルを訪問した。
この「日韓ジュニアスポーツ交流事業」は、アジア近隣諸国とのスポーツ交流を促進し、相互理解を深め、両国の友好親善とスポーツの普及・振興、競技力の向上を目的に、1997年から相互派遣方式で実施されている。
実施当初は、ソフトボールは交流事業の実施種目に入っていなかったが、韓国側の強い要望もあり、2001年から採用され、今年で7回目を迎える。
従来は、インターハイを対象に、日本協会選手強化本部会から視察員を派遣し、選手選考を実施。交流事業に派遣する日本代表選手17名を選出する方式がとられていたが、昨年からインターハイ優勝チームを単独で派遣する方式に変更され、昨年は佐賀女子短大付属佐賀女子高(佐賀)を派遣。今年は8月のインターハイを制した木更津総合高(千葉)が派遣されることになった。
交流事業は、前述の通り、「相互派遣方式」で行われるため、まず木更津総合高(千葉)が9月2日(日)〜7日(金)の日程で韓国・ソウルを訪問。韓国代表との対戦を含む6試合の親善試合を実施。韓国代表と1試合、U19韓国代表と5試合を行い、6戦全勝。ユニバーシアードでは大学女子日本代表が敗れた韓国代表を相手にサヨナラ勝ちを収めるなど、熱戦を展開した。
また、試合の合間には、クリニック(技術講習会)を実施。特にピッチングと守備の基本技術の習得に重点を置き、熱心な講習が行われた。
韓国のソフトボールは、近年着々と力をつけてきており、この「日韓ジュニアスポーツ交流事業」が実施されるようになった2001年以降では、2004年の第3回アジア女子ジュニア選手権(韓国・仁川で開催)で初の予選リーグ突破を果たし、決勝トーナメント進出。また、今年8月にタイ・バンコクで開催されたユニバーシアードでは、アメリカ、オーストラリア、日本といった「ソフトボール強国」を次々と撃破。予選リーグを全勝の1位で通過するという快進撃を見せたことは記憶に新しい。まだ、代表レベルでは国際大会で目立った成績を残すには至っていないが、今後このような機会を通じて、ますます力をつけてくることは間違いないだろう。
来る11月1日(木)〜6日(火)、今度は韓国チームが日本を訪問し、千葉県千葉市を会場に千葉県の高校との親善試合、合同でのクリニックなどが予定されている。いつか両国がアジア大会、あるいは世界選手権の決勝で顔を合わせる日がくるよう、ともに手を取り合いながら、互いに高め合っていきたいものである。
○選手
No.
ポジション
氏 名
所 属
学年
1
投手
稲元 沙貴
木更津総合高等学校(千葉県)
3
2
〃
明平 瑞穂
〃
3
3
〃
小林 祥恵
〃
3
4
〃
松村 綾菜
〃
2
5
捕手
新村沙和子
〃
3
6
〃
小川 菜実
〃
3
7
内野手
川原 愛美
〃
3
8
〃
菅原 茜
〃
3
9
〃
手塚沙也花
〃
3
10
〃
川口 藍
〃
3
11
〃
小林 仁美
〃
3
12
〃
菊池 彩
〃
2
13
外野手
寺田 知美
〃
3
14
〃
川上恵莉子
〃
3
15
〃
渡邊 香成
〃
3
16
〃
瀧島めぐみ
〃
3
17
〃
穴澤 那月
〃
2
○スタッフ
No.
役 職
氏 名
所 属
1
団長
三宅 豊
(財)日本ソフトボール協会
2
監督
渡辺 和久
木更津総合高等学校
3
マネージャー
齊藤 真紀
木更津総合高等学校(3年)
4
トレーナー
大石 益代
(財)日本ソフトボール協会
5
総務
加瀬 俊介
(財)日本ソフトボール協会