2016.10.24
 

 

第6回アジア女子ジュニア選手権大会

2016.10.20〜25 中国・四川省ハンシカ市/紅格訓練基地

GEM2(U16日本代表)
決勝トーナメント初戦
韓国に7−0のコールド勝ち!




大会もいよいよクライマックス! 決勝トーナメントに突入!!



予選リーグ4位の日本は、予選リーグ3位の韓国と対戦



日本の先発は「投打の大黒柱」中邨花菜



予選リーグとは見違えるような素晴らしい試合を展開!



「一つ上」のカテゴリー・U19韓国代表チームにコールド勝ち!
「若さ」のエネルギーに限界などなく、その「成長」の早さは驚異的!!



第6回アジア女子ジュニア選手権大会
決勝トーナメント
韓国戦を終えて

 10月24日(月)、中国・四川省ハンシカ市で開催されている「第6回アジア女子ジュニア選手権大会」は大会5日目を迎え、予選リーグを1勝3敗の4位で通過した日本(GEM2/U16日本代表)は、決勝トーナメントの初戦で予選リーグ2勝2敗で3位の韓国と対戦した。

大会第5日(10月24日/月)
《決勝トーナメント3位・4位戦》
  1 2 3 4 5
予選4位・日 本(GEM2/U16日本代表) 2 4 0 0 1 7
予選3位・韓 国(U19韓国代表) 0 0 0 0 0 0
※大会規程により5回得点差コールド
(日)○中邨花菜−片岡美結
〔三塁打〕高美優、中邨花菜
〔二塁打〕丸山美海、石川花

 予選リーグを1勝3敗、ギリギリの4位で決勝トーナメントに進出した日本は、予選リーグ2勝2敗で3位の韓国と対戦した。

 先攻の日本は初回、1番・高美優がショート内野安打で出塁。続く2番・片岡美結が四球を選び、3番・丸山美海のセンター前ヒットで無死満塁と攻め立て、「投打の大黒柱」4番・中邨花菜がセンターへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者がホームイン。自らのバットで先取点を叩き出し、なお一死二・三塁のチャンスが続くと、5番・石川花のサードゴロの間に三塁走者が生還。この回2点を先制した。

 これで勢いづいた日本は、続く2回表にも、一死から8番・郡司美友が四球を選び、出塁。9番・山本星のライト前ヒットで一・二塁とし、1番・高美優が右中間を破るタイムリースリーベースを放ち、2点を追加。なお一死三塁のチャンスが続き、2番・片岡美結がスクイズを決め、この回3点目。さらに3番・丸山美海の右中間二塁打、4番・中邨花菜のライト線への三塁打でさらに1点を追加。この回大量4点を加え、6点差にリードを広げた。

 日本は5回表にも、この回先頭の5番・石川花が左中間を破るツーベースヒットを放ち、出塁。パスボールで三塁へ進み、途中出場の6番・柏坂恵美がキッチリとセンターへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者を迎え入れ、7点目を挙げた。

 守っては、「エース」中邨花菜が力投。初回、先頭打者に安打を許したが、次打者をショートライナーゲッツーに打ち取り、ピンチを脱すると、2回裏の一死一・二塁も後続をファーストファウルフライ、空振りの三振に斬って取り、韓国打線に得点を与えない。続く3回裏、4回裏、5回裏も毎回走者を背負いながらも気迫溢れるピッチングで最後まで韓国打線に得点を許さず、7−0の5回コールド勝ちを収めた。

 予選リーグでは苦しんだ日本だったが、この試合では見違えるようなプレーを見せ、投打の歯車がガッチリと噛み合い、「一つ上」のカテゴリーであるU19韓国代表チームに5回コールド勝ち。快勝で最終日のブロンズメダルゲーム(3位決定戦)に駒を進めた。

 日本のブロンズメダルゲーム(3位決定戦)の対戦相手は中国。予選リーグを4戦全勝の1位で通過した中国だが、決勝トーナメントでは、予選リーグ3勝1敗で2位のチャイニーズ・タイペイに3−10と大敗。屈辱の6回コールド負けを喫し、敗者復活戦に回ってきた。日本にとっては、予選リーグで最も大差をつけられて敗れた相手(0−13の5回コールド負け)だが、その試合結果はもはや考えなくて良いだろう。今日の日本の韓国戦での出来、また、チャイニーズ・タイペイに敗れた中国の試合内容を見れば、「勝機」は必ずやあるはずである。「生まれ変わった」日本に恐いものなど何もない。持てる力の「すべて」を出し切り、戦うだけである。

いよいよ「最後の決戦」の刻がやってくる。戦え! 力の限り!! 「日本」の名にかけて……。


■予選リーグ戦績表
日本
(GEM2/U16)
中国
(U19)
チャイニーズ
・タイペイ
(U19)
韓国
(U19)
インド
(U19)





日  本 ●0-13 ●0-7 ●5-6 ○16-1 21 27
中  国 ○13-0 ○6-5 ○8-7 ○11-0 38 12
チャイニーズ
・タイペイ
○7-0 ●5-6 ○5-0 ○16-1 33 7
韓  国 ○6-5 ●7-8 ●0-5 ○8-1 21 19
インド ●1-16 ●0-11 ●1-16 ●1-8 3 51

■決勝トーナメント



平成28年度GEM-2(U16)日本代表チーム
第6回アジア女子ジュニアソフトボール選手権大会 参加選手団名簿
選手
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 丸山 美海 栃木 那須塩原市立厚崎中学校
2 鈴木 蒼 東京 東海大学菅生高等学校中等部
3 稲葉 怜美 京都 京都市立衣笠中学校
4 高 美優 福岡 福岡市立高宮中学校
5 中邨 花菜 兵庫 園田学園中学校
6 捕手 村田 実夢 栃木 大田原市立金田南中学校
7 柏坂 恵美 兵庫 明石Pクラブ
(明石市立大久保中学校)
8 片岡 美結 福岡 福岡レッドドリームズ
(春日市立春日東中学校)
9 内野手 石崎 愛世 大阪 南大阪サンダース
(大阪市立八阪中学校)
10 郡司 美友 栃木 大田原市立金田南中学校
11 大谷 美香 大阪 岸和田市立岸城中学校
12 小林 眞莉亜 群馬 太田市立藪塚本町中学校
13 森園 まゆ 愛知 名古屋市立はとり中学校
14 山本 星 兵庫 明石Pクラブ
(福崎町立福崎西中学校)
15 外野手 藤田 杏 福岡 福岡レッドドリームズ
(大野城市立大利中学校)
16 藤田 美歩 栃木 那須塩原市立厚崎中学校
17 石川 花 大阪 岸和田市立岸城中学校

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 チームリーダー 渡辺 祐司 京都 京都市立樫原中学校
2 ヘッドコーチ 松田 和広 宮崎 西都市立三納小中学校
3 アシスタントコーチ 山本 かんな 京都 京都市立洛南中学校
4 トレーナー 光本 雅美   くらしの企画 蓬治療所
5 総務 山内 亜美   (公財)日本ソフトボール協会
6 帯同審判 上田 素市   (公財)日本ソフトボール協会
7 通訳 中田 萍   (公財)日本ソフトボール協会