2016.9.3
2016 ＪＡＰＡＮ ＣＵＰ |
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９月３日（土）、群馬県高崎市・城南野球場で開催されている「2016 ＪＡＰＡＮ ＣＵＰ国際女子ソフトボール大会 in 高崎」は２日目を迎え、この日ダブルヘッダーとなる日本は、まず第１試合でここまで１勝１敗（アメリカに１－３で敗れ、チャイニーズ・タイペイに２－１で勝利）のオーストラリアと対戦した。
日本の先発は「世界のエース」上野由岐子。日本リーグ第１節の豊田自動織機戦のアクシデントで戦列を離れて以来、久々の登板。「地元・高崎」でのこの「ＪＡＰＡＮ ＣＵＰ」が「復帰第１戦」の舞台となった。 その注目の立ち上がり、先頭打者を空振り三振に斬って取り、上々の滑り出しを見せると、後続をサードゴロ、セカンドゴロに打ち取り、三者凡退の立ち上がり。長いブランクを感じさせない元気な姿を見せ、詰めかけた地元の観客を安心させ、喜ばせた。 上野由岐子は続く２回表もライトファウルフライ、見逃し三振、空振り三振と打者６人を「パーフェクト」に抑え、３三振を奪う完璧なピッチング。「世界のエース」の貫禄を見せた。 日本は３回裏、この回先頭の８番・渥美万奈が痛烈に一・二塁間を破る安打で出塁。途中出場の９番・佐藤みなみが手堅く送り、一死二塁の先制のチャンスをつかみ、１番・山本優がしぶとくライト前に落とすと、これが幸運なタイムリースリーベースとなり、二塁走者が先制のホームイン。日本は終盤６回裏にも、３番・山田恵里が四球を選び、出塁。代打・川畑瞳のセーフティーバントを仕掛けると、このバント処理を慌てたファーストが一塁へ悪送球（記録はワンヒット・ワンエラー）。無死二・三塁の追加点のチャンスをつかみ、一死後、６番・河野美里がキッチリとライトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。貴重な追加点を挙げた。 守っては、先発・上野由岐子が「地元・高崎」での復帰登板を２イニング「パーフェクトピッチング」で飾ると、３回表から登板した藤田倭も負けじと力投。「ポスト・上野由岐子」の１番手と目される右腕が被安打１・無失点に抑える好投でオーストラリア打線に最後まで得点を許さず、２－０の完封勝利を収めた。 前日のチャイニーズ・タイペイ戦、そしてこのオーストラリア戦に連勝した日本は、予選リーグ最終戦のアメリカ戦の結果に関わらず、決勝進出が確定（オーストラリア、チャイニーズ・タイペイが２敗となり、日本を上回る可能性がなくなったため）。2005年以来となる「優勝」へ「王手」をかけた。
【コーチングスタッフ】
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