2015.6.29
 

 

第4回東アジアカップ
女子日本代表TAP−B
無敗のまま、「頂点」へ!
大会4連覇達成!!




ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)は、敗者復活戦に
回ったチャイニーズ・タイペイが圧勝! 決勝進出!!



地元の大声援を受け、勝ち上がったチャイニーズ・タイペイ
「ホーム」の利を生かし、日本との今大会3度目の対戦に挑む



決勝で待ち受けていた女子日本代表TAP−B
大会「4連覇」へ向け、チーム一丸となって戦う


今大会、初めて「接戦」となったこの試合、スタジアムは
「完全アウェー」の雰囲気に支配された


今大会猛威を振るったTAP−Bの打線が沈黙……
両チーム無得点のまま、試合は終盤へもつれ込んだ


息詰まる投手戦を制し、大会「4連覇」を飾ったTAP−B
予選リーグ・決勝トーナメント通じて「無敗」のまま頂点へ


大会「4連覇」を飾り、安堵の笑顔を見せるTAP−Bの選手たち。
ただ……彼女たちにとってはこの優勝も単なる「通過点」に過ぎない

※画像・資料提供・取材協力
女子日本代表TAP−B チームリーダー・木田京子氏
SCA(アジアソフトボール連盟)


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 6月28日(日)、台湾・台中のワンシャオ野球・ソフトボール場を会場に開催されている「第4回東アジアカップ」(大会スケジュールはこちら)は大会最終日を迎え、ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)とゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)が行われた。

 まず女子日本代表TAP−Bに敗れ、敗者復活戦に回ったチャイニーズ・タイペイと3位・4位戦を勝ち上がってきた韓国が対戦。地元開催で熱狂的な声援を受けるチャイニーズ・タイペイが8−0で圧勝し、ゴールドメダルゲームに進出。 一足先にゴールドメダルゲーム進出を決めていた女子日本代表TAP−Bへの「挑戦権」を手にし、「優勝」をかけ、今大会3度目の対戦に臨むことになった。

・大会第4日(最終日)/6月28日(日)
《決勝トーナメント・ゴールドメダルゲーム》
  1 2 3 4 5 6 7
チャイニーズ・タイペイ 0 0 0 0 0 0 0 0
女子日本代表TAP−B 0 0 0 0 0 2 x 2
バッテリー:○山中しほ、秋元菜穂 − 清原奈侑
長打:〔本塁打〕横野涼

 TAP−Bの先発は左腕・山中しほ。その立ち上がり、チャイニーズ・タイペイ打線を簡単に三者凡退に斬って取る落ち着いた立ち上がりを見せた。

 一方、チャイニーズ・タイペイの先発は、日本女子ソフトボールリーグ1部・ペヤングでプレーしているチョウ・アンジュ。TAP−Bは一死から2番・山本晴香がライト前ヒットを放ち、出塁したものの後続なく、初回は無得点に終わった。

 TAP−Bは3回裏にも、相手守備の乱れから一死二・三塁のチャンスをつかんだが「あと一本」が出ず、無得点。続く4回裏には、5番・鈴木鮎美がセンター前ヒットを放ったものの、得点に結びつけることができず、今大会初めて得点を挙げることができないまま、試合は終盤を迎えた。

 TAP−Bは6回裏、この回先頭の3番・横野涼が力投を続けるチョウ・アンジュから右中間へ「値千金」の一発。TAP−Bの「チームリーダー」が、待望の先取点となるソロホームランを放ち、試合の均衡を破ると、二死後、相手守備の乱れに乗じて決定的な2点目を奪い、大会4連覇をグッと引き寄せた。

 日本の先発・山中しほは、チャイニーズ・タイペイの大応援団が熱狂的な声援を送る「完全アウェー」の雰囲気の中、両チーム無得点の膠着状態が続く重苦しい試合展開にあっても冷静さを失うことなく、辛抱強く投げ抜き、チャイニーズ・タイペイ打線をわずか1安打に抑える力投。7回表、先頭打者を三振に打ち取ったところで秋元菜穂に交代。その秋元菜穂がいきなりツーベースを打たれ、肝を冷やす場面もあったが、落ち着いて後続を断ち、2−0で勝利を収め、大会4連覇を達成した。



予選リーグ戦績表
チーム名 中 国 香 港 女子日本代表
TAP−B
チャイニーズ
・タイペイ
韓 国 勝数 敗数 得点 失点 順位
中   国 ○10-3 ●0-8 ●1-11 ●2-6 1 3 13 28 4
香   港 ●3-10 ●0-10 ●2-9 ●0-10 0 4 5 39 5
女子日本代表
TAP−B
○8-0 ○10-0 ○6-0 ○5-0 4 0 29 0 1
チャイニーズ
・タイペイ
○11-1 ○9-2 ●0-6 ○15-6 3 1 35 15 2
韓   国 ○6-2 ○10-0 ●0-5 ●6-15 2 2 22 22 3

決勝トーナメント 結果



◇第4回東アジアカップ 出場選手・スタッフ
選手(※ポジション別五十音順)
NO 守備 氏名 支部 所属
1 投手 秋元 菜穂 東京 東京女子体育大学
2 泉  礼花 神奈川 日立
3 岡村 奈々 東京 日本体育大学
4 五味 彩華 埼玉 戸田中央総合病院
5 山中 しほ 神奈川 日立
6 捕手 清原 奈侑 神奈川 日立
7 田井 静華 栃木 Honda
8 内野手 胡子 路代 栃木 Honda
9 鈴木 鮎美 愛知 トヨタ自動車
10 熏竅@香月 愛知 豊田自動織機
11 森田 歩 京都 SGホールディングスグループ
12 森山 遥菜 栃木 Honda
13 山本 晴香 群馬 太陽誘電
14 外野手 知久 幸未 愛知 トヨタ自動車
15 長谷川 千尋 神奈川 日立
16 原田 のどか 群馬 太陽誘電
17 横野 涼 愛知 豊田自動織機

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 チームリーダー 木田 京子 兵庫 園田学園女子大学
2 ヘッドコーチ 濱中 武直 栃木 Honda
3 アシスタントコーチ 鈴木 由香 神奈川 日立
4 アシスタントコーチ 増淵 まり子 埼玉 淑徳大学
5 トレーナー 宮本 圭   スポラックス
6 サポートスタッフ
(マネージャー)
沢幡 優佳 栃木 Honda
7 帯同審判 須田 冴子 群馬 (公財)日本ソフトボール協会
8 通訳 高 萍   (公財)日本ソフトボール協会