2015.5.11
 

 

2020年を見据えた選手強化システムが本格始動!
平成27年度女子日本代表チームを編成




2020年「オリンピック復活」を前提に置き
新たな選手強化システムが本格始動!



関係者の総力を結集した「ALL JAPAN」体制で「最強チーム」を!
オリンピックに特化した新システムが構築され、今後強化が図られる



女子日本代表は、TOP、TAP−A、TAP−Bの3チームを編成
その代表選手・コーチングスタッフも正式発表となった


TAP−A(U24A)、TAP−B(U24B)代表選手選考会では
「ターゲットエイジ」となる24歳以下の選手たちを選考


従来の女子日本代表であるTOPチームは
引き続き、宇津木麗華ヘッドコーチ(画像:右端)が指揮を執る


TAP−A(U24A)は、福田五志ヘッドコーチ(画像:右)のもと
2020年に向け、より重点的に強化を行っていくべき選手で編成


TAP−B(U24B)は、濱中武直ヘッドコーチが指揮
「潜在能力」や「将来性」を期待された選手を鍛え上げていく!


5年後、オリンピックの舞台で輝くことができるか!?
出てこい! 新たなスター!!


新たな選手強化システムの今後の展開に注目

 2020年に開催される東京オリンピックで、野球・ソフトボールが「オリンピック復活」を果たすことを前提においた公益財団法人日本ソフトボール協会の「選手強化システム」がいよいよ本格的に始動(新たな選手強化システムに関する詳細はこちら)。その新プロジェクト始動にともない、このたび「平成27年度女子日本代表チーム」の編成、代表選手・コーチングスタッフが正式発表となった。

ヘッドコーチの決定

 選考に先立ち、まず「2015・2016年 女子TOP、TAP−A/B(U24)ヘッドコーチを決定。
 宇津木麗華(ビックカメラ女子ソフトボール高崎)氏、福田五志(トヨタ自動車)氏、濱中武直(Honda)氏の3名を選出した(選考の経緯・過程に関する詳細はこちら)。
 ヘッドコーチの任期は2年間(2015年4月1日〜2016年12月31日)とし、下記掲載の名簿の通り、それぞれTOP、TAP−A、TAP−Bのヘッドコーチを務めるが、選手団同様、大会終了後にはその担当、役割等についての見直しを行い、その後の大会派遣ではそれぞれの担当や役割が変更される可能性もある。

2020年オリンピックの舞台をめざして!
TAP−A(U24A)、TAP−B(U24B)代表選手選考会を実施

 去る4月9日(木)〜11日(土)には、静岡県伊豆市・天城ドームを会場に「平成27年度TAP−A(U24A)、TAP−B(U24B)代表選手選考会」を実施。選考会参加選手については、第1回目のCOS(選考委員会議)で推薦リストに上がった145名程の有望選手を、COS委員が活発な議論を重ねながら、最終的に48名まで絞り込み、候補選手として選出。SCOTT(特別委員会2020)で承認された後、最終選考(実技選考)として、選手強化本部会女子強化委員の面々が選考委員を務め、選考会が行われた。

 選考会では、選手強化本部会女子強化委員(選考委員)の、TOPチーム・宇津木麗華ヘッドコーチが、まず「オリンピックの舞台に限らず、日本トップレベルのソフトボール選手である以上、皆さんには常に『世界の頂点』をめざしてもらいたい。この与えられた機会を一人ひとりが『良いチャンス』ととらえ、ぜひ『大きな夢』を持ってソフトボールに打ち込んでほしいし、私としては今回の選考会だけで皆さんを評価するのではなく、今後の日本リーグ、国際大会での活躍といった部分も含めて、じっくりと『長い目』で見続けていきたいと思っている」と参加選手を激励。

 次に、選手強化本部会女子強化委員(選考委員)の、TAP−A(U24A)・福田五志ヘッドコーチから、「この2020年東京オリンピックに向けた選手強化システムは極めて重要なものになる。私自身も日本代表の『自覚』と『責任』を持って全力で取り組みたいと思っているし、皆さんの持てる力すべてを、ぜひ『日本のために』発揮してもらいたい」と強い決意が述べられると、選手強化本部会女子強化委員(選考委員)の、TAP−B(U24B)・濱中武直ヘッドコーチからも、「今回の選考会は2020年東京オリンピックに向けたまさに『第一歩』。皆さんはまだ『スタートライン』に立ったにすぎない。今後はお互いが高いレベルの中で競い合い、切磋琢磨していくことを肝に銘じるとともに、それぞれが日本代表をめざす選手として、周りから『常に見られている』という意識を持って行動してほしい」と今後選手たちに求める姿勢が熱く語られた。

 選考会は、初日、まず塁間走の測定(盗塁を想定した一塁から二塁までのタイム測定。また、二塁から本塁までのベースランニングのタイム測定)が行われ、次に守備力(シートノックで基本的な守備力、個々のポジションの適性を確認)のチェック、投手の球速測定(自らが持つ球種を申告の上、その球種のスピード、コントロール、また切れ味や変化の大きさ等をチェック)を実施。2日目・3日目は参加選手をチーム分けし、実戦主体の選考が行われ、実戦形式の選考の中では、走者の状況やアウトカウント、またストライク・ボールのカウントまで細かく設定される場面もあり、選手一人ひとりの守備力・打撃力といった基本的な能力以外に、実戦での状況判断や周りの選手への指示、チームの中で与えられた役割を把握し、それをしっかりとこなすことができるかなど、様々な要素を各選考委員がチェック。今後を見据え、個々に「将来性」があり、「日本代表としてふさわしい選手か否か」という部分が厳しく見極められた。

 選考会3日目(最終日)には、選手強化本部会・三宅豊本部長も直接会場に足を運び、参加選手を視察。閉講式では、「今回編成するTAP−A(U24A)、TAP−B(U24B)は、あくまでも2020年の東京オリンピックに向けて強化していくチームである。目先の短いスパンではなく、個々が『長期的な強化計画』を練って自身を鍛えていってもらいたい。己を鍛えるにあたっては、まず日頃の『自己管理』を徹底すること。またその中で、ほんのわずかなことでも、一つひとつコツコツと『地道な努力』を積み重ねていくことが重要になる。その努力の積み重ねが、いずれ他の選手との差になって表われると私は考えているし、皆さんには今後、ぜひその努力を積み上げながら『世界の頂点』をめざしてほしい」と参加選手に熱いメッセージが送られ、選考会の全日程を終えた。

「新たな可能性」を模索し、
今後に期待が持てる選手を積極的に選出!

 今回発表されたTOPチーム、TAP−A(U24A)、TAP−B(U24B)の顔ぶれを見てみると、まずTOPチームでは、今年度が2年に一度開催される世界選手権の開催年ではないということもあり、「新たな可能性」を模索し、「今後に期待が持てる選手」を積極的に選出。その中でも、洲鎌夏子(豊田自動織機)、中森菜摘(豊田自動織機)、又吉薫(Honda)、大工谷真波(ビックカメラ高崎)ら代表初選出となる顔ぶれが注目される。TAP−A(U24A)との兼任となる、中野花菜(ビックカメラ高崎)、濱村ゆかり(ビックカメラ高崎)、藤田倭(太陽誘電)、我妻悠香(ビックカメラ高崎)、市口侑果(ビックカメラ高崎)、大工谷真波(ビックカメラ高崎)、長楓]未(トヨタ自動車)ら「若手の成長」にも大いに期待したいところだ。また、ターゲットエイジ(24歳以下)とオーバーエイジ(25歳以上)の融合という選手強化のコンセプトの中で、チームとしていかに一つになれるかといった部分も重要なポイントになるといえるだろう。昨年「世界選手権連覇」「アジア大会4大会連続の金メダル獲得」の偉業達成を果たした「ソフトボール界のカリスマ」宇津木麗華ヘッドコーチが、引き続き日本代表の指揮官としてどのような手腕を発揮していくのか、今後が楽しみである。

 TAP−A(U24A)、TAP−B(U24B)は、2020年を見据え、ともにターゲットエイジ(24歳以下)の世代を中心としたチーム編成となった。TOPチームとの兼任になる選手もいるが、TAP−A(U24A)では、今回の選考会で投手陣「最速」となるMAX112km/hを叩き出した藤田倭(太陽誘電)。ジュニアの頃から「抜群のソフトボールセンスを持つ」と評価され、日本代表の内野の要として成長が期待される市口侑果(ビックカメラ高崎)。日本リーグの王者・トヨタ自動車で打線の主軸を務め、「若き天才打者」と称される長楓]未(トヨタ自動車)らがチームの中心。今後「リーダーシップ」が求められる存在となる。この他、2013年に開催された第10回世界ジュニア選手権で「世界一」を経験した中野花菜(ビックカメラ高崎)、我妻悠香(ビックカメラ高崎)、山下りら(トヨタ自動車)。今回の選考会の球速測定で藤田倭に次ぐMAX111km/hを記録した濱村ゆかり(ビックカメラ高崎)。同じく今回の選考会で鋭い当たり、長打を連発し、国際大会向きの「パワフルなバッティング」を見せていた大工谷真波(ビックカメラ高崎)、山崎早紀(トヨタ自動車)といったメンバーの「世界の舞台での活躍」が期待される。

 TAP−B(U24B)については、現時点での「完成度」というより、個々の「潜在能力」や「将来性」が期待され、多くの選手が代表初選出となった。投手では、日本リーグでコツコツと結果を残し、現在「売り出し中」の泉礼花(日立)、五味彩華(戸田中央総合病院)。野手では、持ち前のパワーを活かした「豪快な一発」を売りに、今回の選考会でも結果を残した森山遥菜(Honda)、知久幸未(トヨタ自動車)、横野涼(豊田自動織機)ら「新たな可能性」を秘めた選手たちが、今後、国際大会の舞台で「真価」を問われることになる。これまでU16、U19、日本代表とすべてのカテゴリーの代表に名を連ねた実績がある岡村奈々(日本体育大)。2011年に開催された第9回世界ジュニア選手権の代表メンバーであった鈴木鮎美(トヨタ自動車)、熏竝′氏i豊田自動織機)ら「世界の舞台を知る選手」たちとTOPチーム入りをめざして、激しいサバイバルを繰り広げていくことになるだろう。

 平成27年度女子日本代表チームは、今後、TOPチームが8月7日(金)〜9日(日)、岐阜県大垣市において開催される「JAPAN CUP」に出場。TAP−A(U24A)が6月29日(月)〜7月5日(日)、アメリカ・カリフォルニア州アーバインにおいて開催される「USAワールドカップ」、また7月7日(火)〜13日(月)、カナダ・サレーにおいて開催される「カナディアンオープン」に出場し、TAP−B(U24B)は6月25日(木)〜28日(日)、台湾・台中において開催される「第4回東アジアカップ」に出場。それぞれ強化を図ることになる。
 また、各大会での選手のプレーを見極めながら、大会終了後には見直しを行い、その後の大会派遣の際はチームの再編を行いながら、「最強チーム」を編成すベく、強化を進めていくことになる。

 2020年東京オリンピックで野球・ソフトボールが「オリンピック復活」を果たすことを前提に置き、動きはじめた新プロジェクト。オリンピックのみならず、今後の選手強化を考えると、将来性のある若い選手たちを現時点から発掘・育成・強化していく取り組みは、まさに「必要不可欠」となる。2020年に向けて、まだプロジェクトはスタートしたばかり。今後の動向・展開に大きな注目が集まる。



平成27年度 女子TOP日本代表チーム
(JAPAN CUP 2015 出場選手名簿)
選手(※ポジション別五十音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 上野 由岐子 群馬 ビックカメラ高崎
2 尾普@望良 群馬 太陽誘電
3 中野 花菜 群馬 ビックカメラ高崎
4 濱村 ゆかり 群馬 ビックカメラ高崎
5 藤田 倭 群馬 太陽誘電
6 山根 佐由里 愛知 トヨタ自動車
7 捕手 我妻 悠香 群馬 ビックカメラ高崎
8 佐藤 みなみ 群馬 太陽誘電
9 内野手 渥美 万奈 愛知 トヨタ自動車
10 市口 侑果 群馬 ビックカメラ高崎
11 洲鎌 夏子 愛知 豊田自動織機
12 中森 菜摘 愛知 豊田自動織機
13 又吉 薫 栃木 Honda
14 山本 優 群馬 ビックカメラ高崎
15 外野手 河野 美里 群馬 太陽誘電
16 大工谷 真波 群馬 ビックカメラ高崎
17 長普@望未 愛知 トヨタ自動車

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 ヘッドコーチ 宇津木 麗華 群馬 ビックカメラ高崎
2 アシスタントコーチ 丹下 淑裕 愛知 豊田自動織機
3 アシスタントコーチ 山路 典子 群馬 太陽誘電
4 トレーナー 杉浦 千恵子 群馬 太陽誘電
5 サポートスタッフ
(マネージャー)
柳川 直子 群馬 ビックカメラ高崎
ヘッドコーチの任期は2年間(2015年4月1日〜2016年12月31日)とし、大会派遣終了後、担当チーム(役割)が変更となる可能性があります。


平成27年度 女子TAP-A(U24A)日本代表チーム
(USAワールドカップ・カナディアンオープン 派遣選手団名簿)
選手(※ポジション別五十音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 近藤 光 愛知 デンソー
2 中野 花菜 群馬 ビックカメラ高崎
3 濱村 ゆかり 群馬 ビックカメラ高崎
4 平原 かすみ 愛知 トヨタ自動車
5 藤田 倭 群馬 太陽誘電
6 捕手 我妻 悠香 群馬 ビックカメラ高崎
7 山澤 葵 愛知 デンソー
8 内野手 市口 侑果 群馬 ビックカメラ高崎
9 古澤 春菜 愛知 トヨタ自動車
10 丸本 里佳 群馬 太陽誘電
11 山下 りら 愛知 トヨタ自動車
12 山本 絵梨奈 愛知 トヨタ自動車
13 外野手 江口 未来子 愛知 デンソー
14 大工谷 真波 群馬 ビックカメラ高崎
15 塚本 智名 愛知 トヨタ自動車
16 長普@望未 愛知 トヨタ自動車
17 山崎 早紀 愛知 トヨタ自動車

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 チームリーダー 矢端 信介 北海道 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 福田 五志 愛知 トヨタ自動車
3 アシスタントコーチ 森澤 隆行 愛知 デンソー
4 アシスタントコーチ 秋元 理紗 愛媛 伊予銀行
5 トレーナー 井上 章平 愛知 トヨタ自動車
6 サポートスタッフ
(マネージャー)
伊藤 幸子 愛知 トヨタ自動車
7 帯同審判(USのみ) 太田 正夫 埼玉 (公財)日本ソフトボール協会
8 帯同審判(USのみ) 雑賀 大策 三重 (公財)日本ソフトボール協会
9 通訳 生原 都 愛知 トヨタ自動車
ヘッドコーチの任期は2年間(2015年4月1日〜2016年12月31日)とし、大会派遣終了後、担当チーム(役割)が変更となる可能性があります。


平成27年度 女子TAP-B(U24B)日本代表チーム
(第4回東アジアカップ 派遣選手団名簿)
選手(※ポジション別五十音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 秋元 菜穂 東京 東京女子体育大学
2 泉  礼花 神奈川 日立
3 岡村 奈々 東京 日本体育大学
4 五味 彩華 埼玉 戸田中央総合病院
5 山中 しほ 神奈川 日立
6 捕手 清原 奈侑 神奈川 日立
7 田井 静華 栃木 Honda
8 内野手 胡子 路代 栃木 Honda
9 鈴木 鮎美 愛知 トヨタ自動車
10 熏竅@香月 愛知 豊田自動織機
11 森田 歩 京都 SGホールディングスグループ
12 森山 遥菜 栃木 Honda
13 山本 晴香 群馬 太陽誘電
14 外野手 知久 幸未 愛知 トヨタ自動車
15 長谷川 千尋 神奈川 日立
16 原田 のどか 群馬 太陽誘電
17 横野 涼 愛知 豊田自動織機

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 チームリーダー 木田 京子 兵庫 園田学園女子大学
2 ヘッドコーチ 濱中 武直 栃木 Honda
3 アシスタントコーチ 鈴木 由香 神奈川 日立
4 アシスタントコーチ 増淵 まり子 埼玉 淑徳大学
5 トレーナー 宮本 圭   スポラックス
6 サポートスタッフ
(マネージャー)
沢幡 優佳 栃木 Honda
7 帯同審判 須田 冴子 群馬 (公財)日本ソフトボール協会
8 通訳 高 萍   (公財)日本ソフトボール協会
ヘッドコーチの任期は2年間(2015年4月1日〜2016年12月31日)とし、大会派遣終了後、担当チーム(役割)が変更となる可能性があります。