2014.7.30
 

 

開催迫る!
大垣国際女子ソフトボール大会(大垣カップ)

 






北米遠征で大きな収穫を得た女子日本代表が「次なる戦い」に挑む!


岐阜県揖斐川町で「大会直前合宿」を実施!



地元小学生チームと触れ合いのひとときを持ち、
揖斐川町・宗宮孝生町長も激励に駆けつけた

  大垣国際女子ソフトボール大会(大垣カップ)の大会ロゴ



世界選手権上位進出の常連・オーストラリアが来日!



昨年、世界選手権アジア地区予選で日本を破った中国も参加



試合会場となる大垣市北公園野球場。JR大垣駅から徒歩15分の 立地にある交通至便な球場。この顔ぶれの大会で入場無料はお得! ソフトボールファンは大垣に集合。世界最高峰のプレーを体感しよう



野球の「侍ジャパン」とコラボレーションした新ユニフォームも お披露目される。どんなプレーが見られるか……乞うご期待!

 


開催迫る!
大垣国際女子ソフトボール大会(大垣カップ)


 来る8月1日(金)〜3日(日)、岐阜県大垣市・大垣市北公園野球場を会場に、オーストラリア、中国の代表チームを迎え、「大垣国際女子ソフトボール大会」(大垣カップ)が開催される。

 大会には、日本、オーストラリア、中国の代表チームが参加。試合方式は、ダブルラウンドロビン(2回戦総当たり)のリーグ戦で覇を競うことになる。

 オーストラリアは、世界女子選手権の「初代チャンピオン」であり、その後、オリンピック、世界女子選手権で常に上位に食い込む成績を残している強豪チームである。
 女子ソフトボールが初めてオリンピック正式競技となった1996年のアトランタオリンピックでは、メダル獲得目前であった日本の前に立ちはだかり、予選リーグで日本に大勝し、逆転で3位通過を決めると、決勝トーナメント初戦(3位・4位戦)でも日本を破り、銅メダルを獲得。
 1998年の第9回世界女子選手権でアメリカに次いで準優勝を果たし、「ホスト国」として迎えた2000年のシドニーオリンピックでは、「金メダル獲得!」を狙って大会に臨んだが、今度は日本に「夢」を打ち砕かれ、予選リーグ1位通過をかけた「全勝対決」、決勝トーナメントセミファイルで日本に連敗。2大会連続の銅メダルに終わっている。
 2002年の第10回世界女子選手権大会では、世代交代に失敗し、5位に終わり、オリンピック第1次予選を兼ねていたこの大会でのアテネオリンピック出場権獲得に失敗したものの、アジア・オセアニア地区予選を突破し、アテネオリンピック出場権獲得に成功。
 2004年のアテネオリンピックでは、逆に「金メダル獲得」が期待された日本を、予選リーグの初戦で破り、投打の歯車を狂わせ、決勝トーナメント・ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)でも日本を破り、銀メダルを獲得。
 2006年の第11回世界女子選手権では3位の成績を残し、2008年の北京オリンピックでも日本を苦しめ、予選リーグ初戦での本塁打の応酬にはじまる1点差ゲーム、決勝トーナメント・ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)での延長12回に及ぶ死闘は、後にこの北京オリンピックで金メダルを獲得し、「レジェンド」となった日本の「エース」上野由岐子をして、「最も苦しかった試合」と振り返るほどの試合となり、この試合に勝った日本が、世界選手権6連覇・オリンピック3大会連続金メダル獲得(当時)と「世界の王座」に君臨していたアメリカを破り、悲願の金メダル獲得を果たすなど、日本とオーストラリアには不思議な「因縁」がある。
 オーストラリアは、2010年の第12回世界女子選手権で5位、日本が42年ぶりの「王座奪還」を果たした2012年の第13回世界女子選手権では3位に入るなど、常に上位争いを演じ、世界トップレベルの実力を保ち続けている「歴史と伝統」を誇る強豪国である。

 今大会のオーストラリアの出場メンバーを見ると、今シーズン、日本女子リーグ1部のSGホールディングスグループで活躍中の左腕・カーヤ・パーナビー、「現役世界最強打者」の呼び声高いステーシー・ポーターを投打の軸に据え、昨シーズンまで同チームでエース格の働きを見せていたベネッサ・ストークスら、日本となじみの深い選手が多く、そんな選手たちが「オーストラリア代表」として、どんなプレーを見せてくれるのか、注目が集まる。

 中国は、1990年代にエース・王麗紅を中心に、「常勝」アメリカの牙城に迫るなど、隆盛を誇ったチーム。現在、女子日本代表のヘッドコーチを務める宇津木麗華氏の世代が基礎を築き、1986年の第6回世界女子選手権で準優勝すると、1990年の第7回世界女子選手権で3位、1994年の第8回世界女子選手権で準優勝と、名実ともに「世界の強豪」の仲間入りを果たした。
 1990年、アジア競技大会で女子ソフトボールが正式種目入りを果たすと、同年開催の北京アジア大会、1994年の広島アジア大会、1998年のバンコクアジア大会と3大会連続の金メダル獲得を果たし、「アジアの盟主」として君臨。1996年のアトランタオリンピックでは、決勝でアメリカに敗れたものの、銀メダルを獲得する活躍を見せた。
 しかし、1998年の第9回世界女子選手権で日本に敗れ、「メダル圏外」の4位となったのを境に、徐々に輝きを失いはじめ、同年のバンコクアジア大会で日本を破って金メダルを手にしたのが「最後の輝き」だったのか、2000年のシドニーオリンピックでは4位とメダルを逃し、2002年の第10回世界女子選手権でも4位に終わり、同年の釜山アジア大会でも日本に敗れ、銀メダルに終わり、4大会連続の金メダル獲得に失敗。それ以降は、「アジアの盟主」の座を日本に奪われた格好で、2004年のアテネオリンピックで4位、2006年の第11回世界女子選手権でも4位、同年のドーハアジア大会では銅メダル、「ホスト国」として迎えた2008年の北京オリンピックでは、決勝トーナメントに進むことすらできず、8チーム中6位と低迷。2010年の第12回世界女子選手権では4位、同年の広州アジア大会で銀メダル、2012年の第13回世界女子選手権では5位に終わるなど、近年はかつての「輝き」は感じられず、日本の後塵を拝する成績が続いている。
 ただ、昨年の第14回世界女子選手権アジア地区予選では、日本が誇る「世界のエース」上野由岐子を攻略し、日本に2−1で逆転勝ち。久々に日本を破り、「復活の兆し」を見せている。

 今大会のメンバーを見ると、2011年・2012年の2シーズン、日本女子リーグ1部・2部でプレーし、戸田中央総合病院を1部に導いた左腕・李Lの顔も見える。昨年、久しぶりに日本を破った「自信」を胸に、その「自信」を本物とすべく、今大会に臨むことになる。

 この両国を迎え撃つ日本は、USAワールドカップ、カナダカップ(カナディアンオープン)に出場し、アメリカ、カナダを転戦。USAワールドカップでは4位に終わったが、カナダカップでは、「宿敵」アメリカに2度のコールド勝ちを収め、大会4連覇を飾るなど、調子を上げている。
 7月5日(土)〜23日(水)と長期にわたる北米遠征(USAワールドカップ、カナダカップに出場)を終え、帰国後、28日(月)から岐阜県揖斐川町で直前合宿。最終調整を行い、「大垣国際女子ソフトボール大会」(大垣カップ)に臨むことになる。大会では、野球の「侍ジャパン」とコラボレーションした新ユニフォームがお披露目される予定であり、新ユニフォームを身にまとった選手たちが、オーストラリア、中国といった「世界の強豪」を相手に、どんな試合を見せてくれるか、興味は尽きない。

 大会スケジュールは下記の通りで、試合会場は大垣市北公園野球場(大垣市八島町2247/JR大垣駅北口から徒歩15分。TEL 0584-75-4544)で入場無料。日本、オーストラリア、中国の「世界トップレベル」が集う、この大会を「無料」で観戦できるのである。このチャンスを見逃すことなく、ぜひ球場に足を運び、声援を送ってほしい。
 また、「大垣国際女子ソフトボール大会」(大垣カップ)の全試合を、Ustream(http://www.ustream.tv/channel/jsawomen)で生中継。球場で、あるいはライブ映像で、「世界最高峰」の力と技の応酬を体感し、女子日本代表に声援を送ろう!

大垣から世界へ……「連覇」へと続く「道」がつながっている!!


日付 試合時間 対戦カード
8月1日(金) 15:00 中国 vs オーストラリア
17:30 中国 vs 日本
8月2日(土) 13:00 オーストラリア vs 日本
15:30 オーストラリア vs 中国
8月3日(日) 10:00 日本 vs 中国
12:30 日本 vs オーストラリア