北京オリンピック・女子ソフトボール競技、出場国出揃う!


アトランタはアメリカが金メダル獲得

シドニーもアメリカが苦しみながらも王座に

シドニーでは日本は限りなく金メダルに近い銀メダル

アテネはオーストラリアに敗れ、銅メダル

アテネもアメリカが圧倒的な強さで制す

北京では必ず……頂点に立つ!




 去る8月19日(日)〜23日(木)、北京オリンピックの北中南米地区最終予選が行われ、キューバ、プエルトリコ、ベネズエラの3カ国が参加。ダブルラウンドロビン(2回戦総当たり)の予選リーグを行い、上位2チームによる3試合制のプレイオフ(先に2勝した方が代表権を獲得)を実施。たった一つ残された北京オリンピック出場権を巡り、激しい戦いが繰り広げられた。試合結果は下記の通り。

・8月19日(日)/予選リーグ
 プエルトリコ 4−3 キューバ
 ベネズエラ  5−4 キューバ

・8月20日(月)/予選リーグ
 ベネズエラ 8−6 キューバ
 ベネズエラ 9−0 プエルトリコ

・8月21日(火)/予選リーグ
 キューバ   7−0 プエルトリコ
 プエルトリコ 7−6 ベネズエラ

〈予選リーグ結果〉
・1位:ベネズエラ(3勝1敗)
・2位:プエルトリコ(2勝2敗)
・3位:キューバ(1勝3敗)
※この結果、ベネズエラとプエルトリコがプレーオフへ進出。

・8月22日(水)/プレイオフ
 ベネズエラ 9−0 プエルトリコ

・8月23日(木)/プレイオフ
 ベネズエラ 4−0 プエルトリコ
※この結果、ベネズエラが北京オリンピック出場権を獲得

 北京オリンピック女子ソフトボール競技の出場枠は「8」。すでに2006年の世界選手権上位4チーム(オリンピックホスト国が4位以内に入った場合には5位まで)、アメリカ(世界選手権優勝)、日本(同準優勝)、オーストラリア(同3位)、中国(同4位/北京オリンピックホスト国)、カナダ(同5位/北京オリンピックホスト国・中国が4位以内に入ったため)、台湾(アジア・オセアニア地区最終予選優勝)、オランダ(ヨーロッパ・アフリカ地区最終予選優勝)、そして、このベネズエラ(北中南米地区最終予選優勝) が出場権を獲得し、北京オリンピックに出場する8チームすべてが出揃った。
 日本は、1996年のアトランタ・オリンピックの際、その予選を兼ねた1994年の第8回世界選手権で7位に終わり、オリンピック出場権獲得に失敗。翌1995年2月に行われたアジア・オセアニア地区最終予選に回り、ニュージーランドとの死闘を制し、辛くもオリンピック出場権獲得を果たした経験もある。
 1996年のアトランタ・オリンピックはあと一歩のところでメダル獲得を逃し、第4位に終わったが、2000年のシドニー・オリンピックでは王者・アメリカを追いつめ、限りなく金メダルに近い銀メダル。2004年のアテネ・オリンピックでは金メダル獲得の期待が高まったが、オーストラリアに苦杯を喫し、ファイナル進出を阻まれ、銅メダルに終わっている。
 来年に開催の迫った北京オリンピックではどんな結果が待っているのか。この8チームによって覇が競われる。

・アメリカ(1996年・2000年・2004年オリンピック金メダル)
・日本(1996年4位、2000年銀メダル、2004年銅メダル)
・オーストラリア(1996年・2000年銅メダル、2004年銀メダル)
・中国(1996年銀メダル、2000年・2004年4位)
・カナダ(1996年5位、2000年8位、2004年5位)
・台湾(1996年6位、2000年予選敗退、2004年6位)
・オランダ(1996年7位、2000年・2004年予選敗退)
・ベネズエラ(1996年・2000年・2004年予選敗退/今回初の予選突破)