2014.7.18
 

 

●男子U19日本代表レポート
第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会(カナダ・ホワイトホース)


日本、カナダに圧勝!7−0の6回コールド勝ちを飾る!!



前日、「王者」アルゼンチンに完敗した日本
この一戦は絶対に落とすことができない!


予選リーグ第8戦の相手は、ホスト国・カナダ



地元・カナダの大観衆が球場を包み込む

  日本が初回、3番・盛田英雄のタイムリーで先制!
この一戦にかける「気迫」を前面に出し、試合の流れをつかんだ



満を持して登板した「エース」岡阜囀lも力投
カナダ打線を力でねじふせ、「格の違い」を見せつける



勢いに乗る日本打線は、着々と加点!
6回裏、6番・梶原和樹のソロホームランでコールド勝ちを決めた



やはり、このチームには「世界一」を狙える力がある。
今こそ、世界に日本の「底力」を見せつけろ!

 
 


第10回世界男子ジュニア選手権大会
予選リーグ第8戦/カナダ戦


 第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会(■大会公式サイトはこちら)第7日、前日、「王者」アルゼンチンとの一戦で完敗した日本(■日本選手団名簿はこちら)は、この日、予選リーグ第8戦に臨み、今大会のホスト国・カナダと対戦した(■大会スケジュールはこちら)。

 地元・カナダは、今大会「ホーム」の戦いでありながら、なかなか波に乗れず、ここまで3勝4敗と負けが先行する苦しいチーム状態。上位4チームに権利が与えられる決勝トーナメント進出は、現時点では非常に厳しく、この日本戦を落とせば、その可能性が完全に消滅してしまうという状況に追い込まれている。一方、日本も前日のアルゼンチン戦に1−8で完敗し、開幕4連勝の後、痛い3連敗。カナダ同様、決勝トーナメント進出(上位4位以内)を勝ち取るためには、もう一つも落とせない状況へと追い込まれており、この一戦は、まさに「絶対に負けられない」戦い。両チームの意地とプライドがぶつかり合う対戦となった。

【大会第7日】
7月17日(木)/予選リーグ第8戦
  1 2 3 4 5 6
カナダ 0 0 0 0 0 0 0
日 本 2 0 0 3 1 1x 7
※大会規程により、6回得点差コールド
日本: 〇岡阜囀l(6回)−田口英雄
長打: 〔本塁打〕岡阜囀l、金城春紀、梶原和樹
〔二塁打〕尾赴M成

 日本の先発投手は、前日のアルゼンチン戦で登板を回避したエース・岡阜囀l。満を持して「日本のエース」をこの大事な一戦で起用し、必勝を期した。その岡阜囀lは初回、カナダの1番打者をまずセンターフライに打ち取ると、続く2番打者もセカンドゴロに打ち取り、簡単にツーアウト。3番打者は四球で歩かせたものの、4番・カーティス・ピエコイーを「力」でねじふせ、三振に切って取り、まずは上々の立ち上がりを見せた。

 後攻の日本はその裏、「リードオフマン」1番・宇根良祐が一・二塁間を鋭く破り、この打球をライトがはじく間に好判断で一気に二塁へ進塁。2番・永山健仁がキッチリとサード前に送りバントを成功させ、一死三塁とチャンスを広げると、ここで3番・盛田英雄が三遊間を破るタイムリーヒット。三塁走者を迎え入れ、大事な試合で先取点を奪った。二死後、一塁走者・盛田英雄が盗塁を成功させ、再び得点圏に走者を進めると、5番・岡阜囀lがレフト前に運ぶタイムリーを放ち、2点目を追加。この一戦にかける日本の「気迫」が、ホスト国・カナダを呑み込み、スタンドを埋め尽くす大観衆を沈黙させる鮮やかな先制攻撃を見せ、いきなり2点のリードを奪った。

 勢いに乗る日本は、迎えた4回裏にも、この回先頭の4番・金城春紀がレフト前ヒットで出塁すると、続く5番・岡阜囀lがセンター「場外」へ放り込む特大のツーランホームランを放ち、2点を追加。さらに、6番・梶原和樹が四球で歩いた後、7番・尾赴M成が左中間を深々と破るタイムリーツーベース。この回3点を奪い、一気にリードを広げ、完全に試合の主導権を握った。こうなると、この日の日本打線はもう止まらない。5回裏には、一死一塁から4番・金城春紀がレフトへ大きなアーチを描くソロホームラン。6回裏にも、この回先頭の6番・梶原和樹がセンターへ快心の当たりのソロホームランを叩き込み、7点目を奪取。ホスト国・カナダを見事なまでに打ち負かし、「圧巻」の6回コールド勝ちを決めた。

 日本はこれで予選リーグ5勝3敗。明日は、予選リーグ最終戦となるチェコとの対戦に臨む。大会7日目を終え、予選リーグは「王者」アルゼンチンが8戦全勝でトップ。これにニュージーランドが7勝1敗で続き、3位・4位争いは、アメリカ、オーストラリア、日本の3チームが5勝3敗で並び、明日の試合結果で、予選リーグの最終順位が決定されることになった。明日の予選リーグ最終戦では、日本と順位を争うアメリカとオーストラリアが直接対決。この試合の結果次第で、日本の予選リーグの最終順位が決まるが、明日、日本がチェコ戦に勝ちさえすれば、「自力」での4位以内が確定し、決勝トーナメント進出が決定することになる。アメリカ、オーストラリアの明日の対戦結果も気になるところだが、何よりも日本としては、まず、チェコ戦でしっかりと勝利を挙げなければならない。

 今日のカナダ戦は、間違いなくここまでの戦いの中で「ベストゲーム」であった。前日のアルゼンチン戦で完敗し、チームに「真の危機感」が芽生えたことにより、選手一人一人の顔つきも「戦士の顔」へと一変。チーム全体の集中力が一気に高まり、強豪・カナダをコールドで打ちのめすまでの見事な試合展開を見せてくれた。今日の日本の戦いぶりを見れば、やはりこのチームが「世界一を狙えるチーム」であるということを確信できる。だからこそ......今日のような戦いを続けていかなければならない。アルゼンチン、ニュージーランド、アメリカ、オーストラリア......、どこが相手であろうと決して恐れることはない。今こそ、日本の「底力」を世界に示すとき。見せてやろうではないか!我々「日本のソフトボール」を!!


予選リーグ第8戦

カナダ戦 スターティングラインアップ
打順 守備位置 選手名 所属 UN
1 3B 宇根良祐 環太平洋大学 6
2 SS 永山健仁 YKK 20
3 1B 盛田英雄 熊本学園大学 28
4 LF 金城春紀 中京学院大学 5
5 岡阜囀l デンソー 17
6 RF 梶原和樹 デンソー 7
7 DP 尾赴M成 平林金属 8
8 2B 日野隼一 日本体育大学 24
9 田口英雄 大阪グローバル 14
FP CF 尾本心平 環太平洋大学 1

※選手交代
4回裏 代走 尾浮nUT→尾本心平(環太平洋大学)IN
※FPの尾本がDPを兼ね、代走に入る