2017.2.11
 

 

TAB CHALLENGE CUP
INTERNATIONAL MEN’S SOFTBALL DAY-4

男子TOP日本代表
連勝で2位の座を確保
「優勝」の可能性を残す!




予選リーグ最終日、この日もダブルヘッダーに挑む!



予選リーグも残り2試合、チーム一丸! 気合が入る!!



サモアには18−0の3回コールド勝ち! エンジン全開!!



オーストラリアにも7−3で快勝! 4日間で10試合を戦い抜き、通算成績7勝3敗で予選リーグの全日程を終了した



予選リーグを2位で通過した男子TOP日本代表
決勝へ、そして「優勝」までたどり着けるか!?

 ニュージーランド・オークランドで開催されている「TAB CHALLENGE CUP INTERNATIONAL MEN’S SOFTBALL」(大会公式サイトはこちら)は大会4日目を迎え、予選リーグ最終日を迎えた。
 男子TOP日本代表は、ここまで5勝3敗。WBSC(世界野球ソフトボール連盟)の「世界ランキング」1位にランクされ、今大会も「全勝」で首位を走るホスト国・ニュージーランドから「歴史的勝利」を挙げる等、健闘を見せている。

 大会4日目、二度の「トリプルヘッダー」を含む4日間で10試合をこなす「超ハードスケジュール」の予選リーグもいよいよ最終日。この日もダブルヘッダーとなる男子TOP日本代表は、まずサモアと対戦した。

・大会第4日(2月11日/土)
《予選リーグ第9戦》
  1 2 3
男子TOP日本代表 2 4 12 18
サモア 0 0 0 0
※大会規程により3回得点差コールド
バッテリー:○小山玲央(2回)、高橋速水(1回)−大石司
〔本塁打〕井上知厚
〔三塁打〕森田裕介
〔二塁打〕森田裕介、床井優介A、大石司

 先攻の男子TOP日本代表は初回、今大会大活躍の「切り込み隊長」1番・森田裕介が攻撃の口火を切る安打を放ち、出塁。2番・古敷谷亮が手堅く送り、得点圏に走者を進め、二死後、4番・小見山敦吏のタイムリーで二塁走者を迎え入れ、まず1点を先取。ここで小見山敦吏に代え、代走・西山幸助を送り、すかさず盗塁で揺さぶりをかけると、これが相手守備の乱れを誘い、一気にホームイン。この回2点を先制した。
 これで勢いづいた男子TOP日本代表は、続く2回表にも猛攻を仕掛け、この回先頭の8番・糸瀬勇助、9番・黒岩誠亥の連打からチャンスをつかみ、1番・森田裕介が走者一掃のタイムリーツーベースを放ち、2点を追加。なお無死三塁のチャンスが続き、2番・古敷谷亮のライトへの犠牲フライで三塁走者を迎え入れ、この回3点目。さらに3番・床井優介、4番・小見山敦吏の長短打で1点を加え、この回4点を挙げ、6点差にリードを広げた。
 打線爆発の男子TOP日本代表は3回表にも、7番・井上知厚のスリーランホームランを含む7本の長短打を集中。1イニング12得点の猛攻で勝負を決めた。

 守っては、先発・小山玲央、高橋速水とつなぐ投手リレーでサモア打線をノーヒットに抑え込み、18−0で3回コールド勝ち。通算成績を6勝3敗とした。

《予選リーグ第10戦》
  1 2 3 4 5 6 7
男子TOP日本代表 4 0 0 0 0 1 2 7
オーストラリア 1 0 0 0 0 2 0 3
バッテリー:照井賢吾(3回)、小山玲央(1回)、客野卓也(2回)、○山脇佑也(1回)−片岡大洋

 先攻の男子TOP日本代表は初回、1番・森田裕介、2番・古敷谷亮の連打でチャンスをつかみ、次打者の内野ゴロで一塁走者が二塁フォースアウトとなり、一死となったが、4番・小見山敦吏の安打で三塁走者に続き、一塁走者までもが一気にホームイン。2点を先制し、続く5番・大石司への2球目がパスボールとなり、一塁走者が二塁へ進塁。ここで大石司がタイムリーを放ち、二塁走者を迎え入れ、3点目を挙げた。この本塁への送球の間に打者走者が二塁まで進み、6番・片岡大洋にもタイムリーが飛び出し、鮮やかな先制攻撃で一挙4点を奪い、試合の主導権を握った。

 男子TOP日本代表の先発は照井賢吾。4点のリードをもらい、気が緩んだわけではないだろうが、1番・Hayden MATHEWSに初球を狙われ、いきなりのソロホームラン。アッという間に1点を返されてしまったが、むしろこの「一発」で目が覚めたか、後続を連続三振、レフトフライに抑え、しっかり修正すると、その後は3回まで被安打2・奪三振6の力投を見せた。

 追加点のほしい男子TOP日本代表は6回表、一死から6番・片岡大洋が四球で出塁。すかさず代走・黒岩誠亥を送り、盗塁成功。7番・米良孝太も四球を選び、一・二塁とすると、8番・糸瀬勇助への5球目がパスボールとなり、二・三塁へ走者が進塁。このチャンスに糸瀬勇助がセンターへキッチリと犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。貴重な追加点を挙げた。

 しかし、その裏、前のイニングから登板していた左腕・客野卓也が簡単に二死を取った後、四球の走者を出した直後に4番・Lewis WELDONにツーランホームランを浴び、2点差に詰め寄られてしまった。

 男子TOP日本代表は7回表、一死から2番・古敷谷亮が安打を放ち、出塁。盗塁、四球、三振、ワイルドピッチで二死二・三塁と攻め立て、5番・大石司がダメ押しのタイムリー。三塁走者に続き、二塁走者も本塁を踏み、2点を追加。粘るオーストラリアを突き放した。

 最後は山脇佑也を投入。最終回、先頭打者に安打を許したものの、後続をしっかりと断ち、7−3で試合終了。予選リーグ最終戦を勝利で飾り、通算成績7勝3敗とした。

 この試合の後に行われたニュージーランド対アルゼンチンの一戦は、ニュージーランドが最終回まで5点のリードを奪われながら、土壇場で驚異的な追い込みを見せ、最後はIsaac FLETCHERのサヨナラスリーランで8−6と試合をひっくり返し、奇跡的な逆転サヨナラ勝ち。予選リーグ9勝1敗で予選リーグを1位通過。敗れたアルゼンチンは7勝3敗となり、男子TOP日本代表と同率で並び、大会規程に定められたポイント(勝利ポイント5、タイブレーカーによる敗戦ポイント2、2点差以下の敗戦ポイント1)でもともに37と差がつかず、直接対決の勝敗も1勝1敗。直接対決の失点差(日本6:アルゼンチン7)でようやく決着がつき、男子TOP日本代表の2位、アルゼンチンの3位が決まった。

 大会もいよいよクライマックス。予選リーグ1位のニュージーランドが決勝で待ち受け、予選リーグ2位の男子TOP日本代表と予選リーグ3位のアルゼンチンが決勝進出をかけて激突。どんな結果が待ち受けているのか……期待を持って見守ろう! 頑張れ!! 男子TOP日本代表!!!

予選リーグ戦績表
日本 ニュージー
ランド
オースト
ラリア
アルゼン
チン
チェコ サモア




男子TOP
日本代表
●5-10
○2-1
●0-1
○7-3
○6-4
●1-2
○3-2
○5-0
○7-0
○18-0
54 23 7 3 2
ニュージーランド ○10-5
●1-2
○8-1
○5-4
○10-1
○8-6
○7-0
○8-1
○11-1
○10-3
78 24 9 1 1
オーストラリア ○1-0
●3-7
●1-8
●4-5
●2-9
●3-6
○10-4
●7-11
○12-3
○4-2
47 55 4 6 4
アルゼンチン ●4-6
○2-1
●1-10
●6-8
○9-2
○6-3
○4-0
○8-6
○6-0
○7-0
53 36 7 3 3
チェコ ●2-3
●0-5
●0-7
●1-8
●4-10
○11-7
●0-4
●6-8
●5-6
○4-2
33 60 2 8 5
サモア ●0-7
●0-18
●1-11
●3-10
●3-12
●2-4
●0-6
●0-7
○6-5
●2-4
17 84 1 9 6
※2位・3位は大会規程による(勝利/ポイント5、タイブレーカーによる敗戦/ポイント2、2点差以下の敗戦/ポイント1)
男子TOP日本代表、アルゼンチンはポイント37で並び、直接対決での勝敗でも並ぶため、直接対決における失点差で順位を決定(男子TOP日本代表6、アルゼンチン7)

最終順位決定戦組み合わせ




平成28年度男子日本代表チーム第1次海外強化合宿 参加選手団名簿
選手(ポジション別五十音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 岡普@建斗 大阪府 大阪桃次郎
2 客野 卓也 愛媛県 愛媛ウエスト
3 小山 玲央 長崎県 長崎県立佐世保西高校
4 高橋 速水 高知 高知パシフィックウェーブ
5 照井 賢吾 群馬県 高崎市役所
6 松田  光 岡山県 平林金属
7 森  勇紀 長崎県 Neo長崎
8 山脇 佑也 愛知県 デンソー
9 捕手 大石  司 栃木県 ホンダエンジニアリング
10 片岡 大洋 高知 高知パシフィックウェーブ
11 平本 拓朗 岡山県 平林金属
12 内野手 糸瀬 勇助 栃木県 ホンダエンジニアリング
13 井上 知厚 岡山県 IPU環太平洋大学
14 浦本 大嗣 栃木県 ホンダエンジニアリング
15 古敷谷 亮 高知 高知パシフィックウェーブ
16 小見山敦吏 岡山県 平林金属
17 澤田 優生 大阪府 大阪桃次郎
18 米良 孝太 宮崎県 旭化成
19 外野手 川田 直諒 宮崎県 旭化成
20 黒岩 誠亥 愛知県 トヨタ自動車
21 床井 優介 栃木県 ホンダエンジニアリング
22 西山 幸助 岡山県 平林金属
23 森田 裕介 愛知県 豊田自動織機

第1次海外強化合宿コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 チームリーダー 三宅  豊 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 岡本 友章 高知 高知パシフィックウェーブ
3 アシスタントコーチ 浜口 辰也 栃木県 ホンダエンジニアリング
4 アシスタントコーチ 吉村  啓 岡山県 平林金属
5 トレーナー 田岡 幸一 Body Laboratory