2017.2.9
 

 

TAB CHALLENGE CUP
INTERNATIONAL MEN’S SOFTBALL DAY-2

男子TOP日本代表
3勝2敗で同率2位!




大会2日目、この日も熱戦が繰り広げられた



「ソフトボール王国」の名に賭けて……
ホスト国・ニュージーランドが首位を快走!



予選リーグ第4戦のサモア戦に先発した照井賢吾。
ベテランらしい「味のあるピッチング」で好投した



サモア戦では打線が爆発! 二桁安打を放ち、
7−0で6回コールド勝ち!



オーストラリアにはわずか1安打で完封負け……。
予選リーグ一巡目を終え、通算3勝2敗の同率2位



明日はまた「トリプルヘッダー」が待っている……。
5戦全勝のニュージーランドとの対戦も組まれている

 ニュージーランド・オークランドで開催されている「TAB CHALLENGE CUP INTERNATIONAL MEN’S SOFTBALL」(大会公式サイトはこちら)は大会2日目を迎えた。
 男子TOP日本代表は、大会初日「トリプルヘッダー」を戦い、初戦のアルゼンチン戦を6−4で競り勝ち、岡本友章ヘッドコーチの「初陣」を勝利で飾ると、ニュージーランドには0−5の劣勢から一度は同点に追いついたものの、5−10で敗れ、初黒星。しかし、チェコ戦では初回に鮮やかな先制攻撃を見せ、3点を先制。高橋速水、客野卓也、山脇佑也の投手リレーでチェコの反撃を2点に抑え、1点差で逃げ切り、3−2の辛勝。初日、2勝1敗のスタートを切った。

 大会2日目、男子TOP日本代表はダブルヘッダー。まず第1試合でサモアと対戦した。

・大会第2日(2月9日/木)
《予選リーグ第4戦》
  1 2 3 4 5 6
サモア 0 0 0 0 0 0 0
男子TOP日本代表 2 1 0 0 2 2x 7
※大会規程により6回得点差コールド
バッテリー:○照井賢吾(3回)、小山玲央(3回)−大石司、平本拓朗
〔本塁打〕小見山敦吏
〔二塁打〕古敷谷亮

 男子TOP日本代表の先発は「ベテラン」左腕の照井賢吾。先頭打者に四球を与えたものの、落ち着いて後続を断ち、無失点の滑り出しを見せた。

 先取点のほしい男子TOP日本代表は、その裏、1番・森田裕介が安打を放ち、出塁すると、2番・古敷谷亮が手堅く送り、3番・床井優介も安打で続き、二死後、5番・小見山敦吏が先制のタイムリー。これに相手守備の乱れも絡み、この回2点を先制した。
 男子TOP日本代表は続く2回裏、一死から8番・西山幸助が俊足を生かし、バントヒットで出塁。二死後、一塁走者・西山幸助がその「自慢の足」を活かして今度は盗塁を決め、得点圏に走者を進めると、1番・森田裕介の安打で一・三塁とチャンスを広げ、一塁走者・森田裕介がすかさず盗塁。二・三塁とし、2番・古敷谷亮が四球を選び、満塁とした後、パスボールで1点を追加。3点差にリードを広げた。

 守っては、先発・照井賢吾が3イニングを投げ、ノーヒットピッチング。しっかりと「先発」の役割を果たすと、「期待のホープ」小山玲央とつなぐ投手リレーでサモア打線をわずか1安打に抑え込んだ。

 5回裏には、安打で出塁した走者を一塁に置き、5番・小見山敦吏が今大会チーム初ホームランとなる「一発」を叩き込み、2点を追加。6回裏にも、一死から8番・西山幸助が四球で歩き、すかさず盗塁。ここで途中出場の9番・井上知厚がタイムリーを放ち、1点を追加。ワイルドピッチ、四球で一死一・二塁となった後、2番・古敷谷亮がコールド勝ちを確定させるタイムリーツーベースを放ち、二者が還り、6回コールドに必要な7点目が入り、試合終了。7−0の6回コールド勝ちで通算成績を3勝1敗とした。

《予選リーグ第5戦》
  1 2 3 4 5 6 7
男子TOP日本代表 0 0 0 0 0 0 0 0
オーストラリア 0 1 0 0 0 0 x 1
バッテリー:●高橋速水(3回)、客野卓也(2回)、山脇佑也(1回)−平本拓朗、大石司

 先攻の男子TOP日本代表は初回、1番・古敷谷亮がストレートのフォアボールで出塁。2番・西山幸助の送りバントで得点圏に走者を進め、3番・床井優介が強烈なピッチャー返しを放ったが、これが好捕され、飛び出した二塁走者も戻れず、ダブルプレー。先制のチャンスを逃した。

 男子TOP日本代表の先発は高橋速水。その裏、オーストラリアの攻撃を三者凡退に退け、好調な滑り出しを見せたかに思えたが、2回裏、一死から連打を浴び、一・二塁のピンチを招き、守備の乱れもあり、1点を失ってしまった。

 1点を追う男子TOP日本代表は、オーストラリアの先発・Harrison PETERSに手を焼き、4回表、2番・西山幸助がバントヒットで出塁し、すかさず盗塁。これに相手守備の乱れが絡み、三塁まで進塁し、3番・床井優介のショートゴロの間に、果敢に本塁突入を試みたが、本塁タッチアウト。同点に追いつくチャンスを逃すと、その後は一人の走者も出すことができず、わずか1安打・8三振を奪われ、完封負けを喫した。

 男子TOP日本代表は、予選リーグ一巡目の対戦を終え、通算3勝2敗。首位を走るのは5戦全勝のホスト国・ニュージーランド。男子TOP日本代表はオーストラリア、アルゼンチンと並んで同率2位につけ、5位が1勝4敗のサモア、6位がまだ勝ち星のないチェコとなっている。
 明日から予選リーグは二巡目の対戦に入り、男子TOP日本代表はアルゼンチン、チェコ、ニュージーランドと「トリプルヘッダー」を戦うことになる。



平成28年度男子日本代表チーム第1次海外強化合宿 参加選手団名簿
選手(ポジション別五十音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 岡普@建斗 大阪府 大阪桃次郎
2 客野 卓也 愛媛県 愛媛ウエスト
3 小山 玲央 長崎県 長崎県立佐世保西高校
4 高橋 速水 高知 高知パシフィックウェーブ
5 照井 賢吾 群馬県 高崎市役所
6 松田  光 岡山県 平林金属
7 森  勇紀 長崎県 Neo長崎
8 山脇 佑也 愛知県 デンソー
9 捕手 大石  司 栃木県 ホンダエンジニアリング
10 片岡 大洋 高知 高知パシフィックウェーブ
11 平本 拓朗 岡山県 平林金属
12 内野手 糸瀬 勇助 栃木県 ホンダエンジニアリング
13 井上 知厚 岡山県 IPU環太平洋大学
14 浦本 大嗣 栃木県 ホンダエンジニアリング
15 古敷谷 亮 高知 高知パシフィックウェーブ
16 小見山敦吏 岡山県 平林金属
17 澤田 優生 大阪府 大阪桃次郎
18 米良 孝太 宮崎県 旭化成
19 外野手 川田 直諒 宮崎県 旭化成
20 黒岩 誠亥 愛知県 トヨタ自動車
21 床井 優介 栃木県 ホンダエンジニアリング
22 西山 幸助 岡山県 平林金属
23 森田 裕介 愛知県 豊田自動織機

第1次海外強化合宿コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 チームリーダー 三宅  豊 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 岡本 友章 高知 高知パシフィックウェーブ
3 アシスタントコーチ 浜口 辰也 栃木県 ホンダエンジニアリング
4 アシスタントコーチ 吉村  啓 岡山県 平林金属
5 トレーナー 田岡 幸一 Body Laboratory