2014.12.21
 

 

第14回世界男子選手権大会アジア地区予選
日本、予選リーグ、決勝トーナメントを通じ、
7戦全勝。負けなしで「完全優勝」




日本は先発に「期待の若手」岡阜囀lを起用

  今大会4本塁打を放つなど、投打に活躍した松田光



チームを率いた西村信紀ヘッドコーチ。
アジアを制し、次なる目標は「世界」だ



優勝トロフィーを授与される松岡真央主将



選手一人ひとりに優勝メダルが授与された



圧倒的な強さでアジアを制した日本。
次は「世界の舞台」が待っている!!



アジアの「仲間」とともに集合写真に収まる。
ソフトボールの「輪」をアジアに広げて……

画像提供:SCA(アジアソフトボール連盟)



第14回世界男子選手権大会 アジア地区予選 最終日


 12月20日(土)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで開催されていた「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」( 大会スケジュールはこちら)は、大会最終日を迎え、ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)、ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)の2試合が行われた。
 一足先に「ゴールドメダルゲーム」(優勝決定戦)進出を決めていた日本は、日本に敗れ、敗者復活戦に回ったインドネシアと3位・4位戦でシンガポールを5−2で下したフィリピンの対戦となった「ブロンズメダルゲーム」(3位決定戦)の勝者を待ち受ける形となり、インドネシアに4−3と競り勝ったフィリピンと対戦。「ゴールドメダルゲーム」(優勝決定戦)では「力の違い」を見せつけ、5−0で快勝。予選リーグ(5試合)、決勝トーナメント(2試合)を通じ、7戦全勝。無敗のまま、アジアの「頂点」に立ち、「完全優勝」を飾った ( 予選リーグ戦績表、決勝トーナメントの組み合わせ・試合結果はこちら)。

・大会最終日(12月20日/土)
《決勝トーナメント ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)》
  1 2 3 4 5 6 7
日   本 0 0 1 3 0 0 1 5
フィリピン 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 ○岡阜囀l(5回)・中村健二(2回)−片岡大洋
長打 〔本塁打〕松田光
〔三塁打〕浦本大嗣、筒井拓友
〔二塁打〕平本拓朗

 日本は、2012年の第9回世界男子ジュニア選手権(アルゼンチン・パラナ)で準優勝、今年7月の第10回世界男子ジュニア選手権(カナダ・ホワイトホース)で第3位と、ジュニア時代の輝かしい実績をひっさげ、今大会が「代表デビュー」となった「期待の若手」岡阜囀lを先発に起用した。

 その岡阜囀lは、注目の立ち上がり、先頭打者をサードゴロに打ち取り、一死から内野安打を許したものの、「女房役」片岡大洋が盗塁を阻止。これに応えるように、岡阜囀lも3番打者を三振に打ち取り、無失点の滑り出しを見せた。

 日本は初回、2回表と得点できずにいたが、3回表、この回先頭の8番・浦本大嗣がレフト線にスリーベースヒットを放ち、チャンスメイク。二死後、2番・西山幸助がレフト前にタイムリーを放ち、先取点を挙げた。続く4回表にも、この回先頭の3番・松田光が今大会第4号となるソロホームラン。さらに4番・川田直諒のセンター前ヒット、5番・松岡真央の四球で一・二塁とし、6番・米良孝太の送りバントで一死二・三塁とチャンスを広げた。ここで7番・筒井拓友が走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、この回3点を挙げ、4点差にリードを広げた。終盤7回表には、相手守備の乱れから1点を追加し、ダメ押し。フィリピンの息の根を止めた。

 守っては、先発・岡阜囀lが2回以降はパーフェクトピッチング。5回まで被安打1・奪三振5の力投で試合を作ると、6回裏から「投手陣のリーダー」中村健二を投入。6回裏は三者凡退、7回裏に、一死二・三塁のピンチを招いたものの、後続をしっかりと断ち、最後までフィリピン打線に得点を許さず、5−0で快勝。予選リーグ、決勝トーナメントを通じて7戦全勝。無敗のまま、「頂点」に登り詰め、「完全優勝」を飾った。

第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿

選手(ポジション別・50音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 岡普@建斗 愛知 デンソー
2 高橋 速水 高知 高知パシフィックウェーブ
3 照井 賢吾 群馬 高崎市役所
4 中村 健二 大阪 大阪桃次郎
5 深津 悠平 愛知 豊田自動織機
6 松田 光 岡山 平林金属
7 捕手 片岡 大洋 高知 高知パシフィックウェーブ
8 平本 拓朗 岡山 平林金属
9 内野手 糸瀬 勇助 栃木 ホンダエンジニアリング
10 浦本 大嗣 栃木 ホンダエンジニアリング
11 澤田 優生 大阪 大阪桃次郎
12 筒井 拓友 大阪 大阪桃次郎
13 松岡 真央 宮崎 旭化成
14 米良 孝太 宮崎 旭化成
15 外野手 川田 直諒 宮崎 旭化成
16 鈴木 周平 岐阜 岐阜エコデンSC
17 西山 幸助 岡山 平林金属

役員・スタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 団長 竹島 正隆 富山 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 西村 信紀 岡山 環太平洋大学
3 コーチ 浜口 辰也 栃木 ホンダエンジニアリング
4 コーチ兼総務 城戸 健雄 大阪 大阪桃次郎
5 トレーナー 矢内 智也 東京 (株)スポーツプログラムス
6 帯同審判 足袋抜 豊松 石川 (公財)日本ソフトボール協会