2013.2.28
 

 

 
男子日本代表は、2月21日(木)、東京・大森東急インで
結団式・壮行会を行い、オーストラリアへ!

「世界一」の座に君臨するオーストラリア代表との
テストマッチ2試合を含む5試合を行い、最終調整

2月27日(水)、日ソ協・三宅豊団長がチームに
合流。大会への期待を込めて、選手を激励した

西村ヘッドコーチを中心に、スケジュール確認を行う
スタッフ。大会を明日に控え、緊張感が高まる……

最終調整に汗を流す選手たち。世界選手権「本番」へ
向け、思い思いに汗を流し、万全の準備で大会に臨む

バッティングピッチャーを務める浜口コーチ。
選手たちの調整状態を一球一球確かめる

浜口コーチの「渾身の投球」を無駄にすることなく、
打ち込む打撃陣。大会へ向け、調子は上向き!

テクニカルミーティングでバット検査に立ち会う松本コーチ。
大会で使用するすべてのバットが、一本一本、検査された

いよいよ明日、開幕!
第13回世界男子選手権大会




男子代表結団式・壮行会(選手インタビュー)



第13回世界男子選手権大会・直前情報


 去る2月21日(木)、東京・大森東急インで結団式・壮行会を行った男子日本代表(男子日本代表選手名簿はこちら)は、「第13回世界男子選手権大会」(大会公式ホームページはこちら第13回世界男子選手権大会の大会スケジュールはこちら)の開幕を直前に控え、まずオーストラリア・キャンベラで「直前合宿」を実施。前回の世界選手権でニュージーランドの大会史上初となる「4連覇」の偉業達成を阻み、悲願の「世界一」に輝いたオーストラリアの胸を借り、最終調整を行った。

 「王者」オーストラリアとのテストマッチは残念ながら連敗。「世界最速」であり、「世界一」の投手・アダム・フォーカードとの対戦も実現。2安打13三振と抑え込まれ、完封負けを喫したものの、「世界のレベル」を世界選手権「本番」直前に体感する貴重な機会となった。
 この試合で、日本チームが計測したスピードガンでは、アダム・フォーカードがMAX136km/hを記録。「世界最速」にして「世界一」の投手として君臨する「実力」を実証してみせた。
 男子日本代表は、オーストラリア代表と2試合、地元・クラブチームと2試合、計4試合のテストマッチを行い、2月26日(火)、「決戦の地」ニュージーランド・オークランドへと乗り込んだ。

 ニュージーランド・オークランドでは、翌27日(水)、南アフリカと最終のテストマッチを実施。この日は、世界選手権「本番」で上位を争う「ライバル」となると予想されるアメリカ、アルゼンチン、ニュージーランドらのテストマッチの偵察も行うなど、大会本番へ向け、ライバル国の情報収集・戦力分析にも余念がなかった。

 2月28日(木)、いよいよ大会の開幕を翌日に控え、お昼頃から2時間ほどの最終調整。思い思いに汗を流し、「世界の強豪」との対戦を見据えながら、最後の調整を行った。

 16時からは、翌日開幕する世界選手権の試合会場となる「ローズデールパーク」に隣接するクラブハウスでテクニカルミーティング(代表者会議)。三宅豊団長、西村信紀ヘッドコーチ、松本徹コーチ兼総務が出席し、パスポートチェックによる参加選手の出場資格の確認、大会のプレーイングルールの確認、参加チームの使用バットのチェック、予選リーグ全試合の先攻・後攻の決定が行われた。

 いよいよ明日、大会が開幕! 日本は、2大会ぶりの「王座奪還」を狙うホスト国・ニュージーランド。上位進出の常連・カナダ。男子ジュニア選手権を制し、意気上がるアルゼンチン。実力は「未知数」ながら、不気味な雰囲気を漂わすメキシコ、コロンビアの中南米勢。ヨーロッパの雄・オランダ。日本に次いでアジア地区予選を2位で通過したフィリピン。以上の7カ国と同組の予選リーグセクションBを戦うことになる。

 予選リーグはシングルラウンドロビン方式(1回戦総当たりのリーグ戦)で行われ、セクションA、セクションB、両セクションの上位4チームが決勝トーナメントへ進出。
 決勝トーナメントはダブルページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント)で覇が競われ、「世界一」の座を決定することになる。

 男子日本代表は、今回団長を務める三宅豊氏が「エース」として牽引し、世界の強豪の仲間入りを果たす「基礎」を築き、そのバトンを受け継いだ現・男子日本代表ヘッドコーチの西村信紀氏の現役時代に、1996年の第9回世界選手権(アメリカ・ミッドランド)で初の3位入賞を果たし、2000年の第10回世界選手権(南アフリカ・イーストロンドン)では、王者・ニュージーランドを一度は破り、初の決勝進出。決勝では先制点を奪いながら、惜しくも逆転負けを喫したが、限りなく「世界一」に近づいた大会であった。

 しかし、初の「世界一」を期待された2004年の第11回世界選手権(ニュージーランド・クライストチャーチ)では5位に沈み、2009年の前回大会(カナダ・サスカツーン)でも、大会史上初の4連覇を狙ったニュージーランドと歴史に残る名勝負を演じたものの、惜しくも敗れ、5位に甘んじている。

 現在、「世界最速」で「世界一」の投手・オーストラリアの「エース」アダム・フォーカードがMAX136km/hを記録した。ライズとドロップの両方で。
 「130km/h超の世界」……こう書いただけで、「異次元のレベル」での戦いであることがイメージできると思う。130km/hを超えるライズ、ドロップ。それを打ち返す打者のパワー、スイングスピード。目を見張るパワー、息もつかせぬスピード&スリル、まさに「世界最高峰」の戦いが繰り広げられる。
 男子日本代表が、この「異次元のレベル」を乗り越え、「世界一」へと辿り着けるのか……男子日本代表の「挑戦」がはじまる!