第38回 日本男子ソフトボール西日本リーグ第1節 (2009.4.27)


ダイワアクトが開幕3連勝!
(画像は今シーズン移籍した
現役オーストラリア代表の
アンドリュー・カークパトリック)

西日本リーグ「4連覇」をめざす大阪ツヅキグローバル

初の西日本リーグ制覇・決勝トーナメント出場をめざす
旭化成も連勝スタート

Neo長崎も2勝1敗と好調な滑り出しを見せた

昨年西日本リーグ2位の
高知パシフィックウェーブは1勝1敗

昨年決勝トーナメントを制した平林金属は
連敗スタート

日本代表選手らを揃える新規参入の大阪桃次郎
開幕白星スタートはならなかった

次節(第2節)は3日間開催
大きな順位変動もあり得る

全10チームの今後の戦いぶりに注目!

ダイワアクトが開幕3連勝!
大阪ツヅキグローバル、旭化成も連勝スタート



 第38回日本男子西日本リーグが開幕。第1節が、4月25日(土)・26日(日)の2日間、佐賀県佐賀市/佐賀市健康運動センターにおいて開催された。
 今シーズンは、昨年の9チームから1チーム増えた計10チーム(大阪桃次郎が新たに参入)で覇が競われることになり、決勝トーナメント進出(東西1位〜4位の計8チームが争う)、“西日本リーグ制覇”をめざした熱戦の火蓋が切って落とされた。
 第1節は、地元・ダイワアクトが開幕3連勝の好調な滑り出しを見せ、西日本リーグ「4連覇」をめざす大阪ツヅキグローバルと、初の西日本リーグ制覇をめざす旭化成がともに連勝スタートを飾った。

 今節3連勝を飾ったダイワアクトは、今シーズン2名の外国人選手(アンドリュー・カークパトリック、クレイトン・エリス)を補強。投手のアンドリュー・カークパトリックは、現役オーストラリア代表のエースでもあり(2001年第6回世界ジュニア選手権優勝、2004年第11回世界選手権3位)、今年7月にカナダ・サスカツーンにおいて開催される第12回世界選手権へ、オーストラリア代表として出場することも予定されている。
 そのアンドリュー・カークパトリックを投手の柱に、初日のジェイテクト戦で7−4の勝利を飾ると、2日目には第1試合で、昨年決勝トーナメントを制し“日本一”に輝いた平林金属と激突。2回表に、8番・西村仁志の右前タイムリーで先制点を挙げると、3回表にも3番・アンドリュ−・カークパトリックの右越本塁打などで2点を追加。4回表には、1番・深川清一郎の中越本塁打でダメ押しの4点目を挙げ、快勝。ともに開幕3連勝をかけたNeo長崎戦では、序盤から投打がかみ合い、4−0の勝利で開幕3連勝を飾った。

 今シーズン、西日本リーグ「4連覇」をめざす大阪ツヅキグローバルは、初日の第4試合に登場し、初戦で今年西日本リーグに新規参入した大阪桃次郎と対戦。初回にいきなり先制点を奪われるものの、リーグでの経験に勝る、“勝ち方”を知り尽くした試合巧者ぶりを発揮し、3回表に7番・照井賢吾が一塁手横を鋭く破ると、これがランニング本塁打となり同点。さらに4番・鈴木周平の左前タイムリーで逆転に成功し、4回表には1番・小島郊正の右前タイムリーで追加点、6回表にも相手守備の乱れで4点目を追加するなど、中盤から後半にかけて着々と加点し、4−1の勝利を飾った。
 2日目には、昨年西日本リーグ2位の高知パシフィックウェーブと対戦。初回に1番・小島郊正がいきなり二遊間を破り出塁すると、2番・デイビッド・バトラーがスラップで内野を揺さぶり内野安打。犠打でキッチリと送り、二・三塁とした後、4番・鈴木周平の左犠飛で先制点を挙げ、なおも二死二塁のチャンスから6番・山下貴史が左前タイムリーを放ち、2点目。この後も高知パシフィックウェーブのエース・山尾竜則を攻め立て、11安打で7点を奪う猛攻で7−0と圧勝した。

 初の西日本リーグ制覇・決勝トーナメント出場をめざす旭化成は、初日の平林金属戦に6番・松岡慎也、8番・米良英起の本塁打などで得点を重ね、7−4と乱打戦に勝利。この勝利で勢いをつけると、2日目のオール福岡戦では、初回にいきなり4点を先制される苦しいスタートとなったが、好調な打線がこの試合もつながり、初回に3点、3回裏に2点、4回裏に4点を挙げるなど終わってみれば9点を奪い、劣勢な試合展開を一気に吹き飛ばす逆転勝利で、連勝スタートを飾った。

 この他、Neo長崎が2勝1敗、高知パシフィックウェーブ、四国生コンSBCが1勝1敗、オール福岡が1勝2敗で第1節を終了し、昨年決勝トーナメントを制した平林金属、日本代表の中村健二、中島幸紀、筒井拓友、現役ニュージーランド代表のドニー・ヘイルらを揃え、今シーズン新規参入の大阪桃次郎は波に乗れず連敗スタート。ジェイテクトは、苦しい開幕3連敗となった。
 新たな顔ぶれも加わり、今シーズンも大接戦が予想される男子西日本リーグ。第2節は3日間開催(計21試合を開催)となることから、次節の戦いぶり次第では大きな順位変動もあり得る。今後も、全10チームの選手たちが繰り広げる「熱い戦い」から目が離せない!
 第1節全チームの勝敗は下記の通りで、第2節は6月5日(金)〜7日(日)の3日間、高知県高知市/春野総合運動公園において開催される。


ダイワアクト 3勝0敗
大阪ツヅキグローバル 2勝0敗
旭化成 2勝0敗
Neo長崎  2勝1敗
高知パシフィックウェーブ 1勝1敗
四国生コンSBC 1勝1敗
オール福岡 1勝2敗
平林金属 0勝2敗
大阪桃次郎 0勝2敗
ジェイテクト 0勝3敗