第37回 日本男子ソフトボール西日本リーグ第3節 (2008.9.8)


大阪ツヅキグローバルが貫録の3連覇!

高知パシフィックウェーブは2位で決勝トーナメントへ

3年連続の決勝トーナメント進出を果たしたダイワアクト

最終節で6連勝!平林金属は3年ぶりの決勝トーナメント進出

今シーズン新規参入ながら、健闘した四国生コンSBC

Neo長崎は最終節星を伸ばせず…… 6位に終わった

大阪ツヅキグローバルの3年ぶりの“日本一奪回”はなるか


大阪ツヅキグローバル、貫禄の西日本リーグ3連覇!


 第37回日本男子ソフトボール西日本リーグ第3節が、9月5日(金)〜7日(日)の3日間、鹿児島県鹿児島市・鹿児島ふれあいスポーツランドにおいて開催され、前節まで9勝2敗で首位に立っていた大阪ツヅキグローバルが最終節を無傷の5連勝で締めくくり、貫禄の西日本リーグ3連覇を達成した。
 大阪ツヅキグローバルは、初日のオール北九州戦をエース・照井賢吾の力投と現役ニュージーランド代表の主砲・ドニー・ヘイルの本塁打などで4−0と完勝すると、2日目のNeo長崎戦では、小島郊正、石村寛の本塁打などで序盤からリードを広げ4−3で勝利し、続く四国生コンSBC戦も試合中盤の集中打で4−1で勝ち、3連勝。最終日には、まずダイワアクト戦で、エース・照井賢吾が圧巻のノーヒット・ノーランを達成。高知パシフィックウェーブ戦にも2本の本塁打などで6点を奪う圧倒的な攻撃力で勝利を飾り、最終節5戦全勝で文句なしの西日本リーグ3連覇を達成した。今節、5試合全てを一人で投げ抜いたエース・照井賢吾は、切れ味鋭いライズ・ドロップと内外角をキッチリと投げ分けるコントロールで、打者を翻弄。昨年から日本代表入りし、今年6月にはカナダでの海外強化遠征を経験。パワー、技術で勝る世界トップレベルの打者との対戦で、その左腕にはより一層の磨きがかかった。また、攻撃面においても現在日本代表に名を連ねる石村寛、鈴木周平。現役ニュージーランド代表のドニー・ヘイルなど、どこからでも「一発」が飛び出す強打者を揃えている。今シーズンの勢いそのままに、決勝トーナメントでも戦い抜くことができれば、3年ぶりの“日本一奪回”に大きく近づくだろう。
 前節まで大阪ツヅキグローバルと首位に並んでいた高知パシフィックウェーブは、初日のNeo長崎戦に7−2、ジェイテクト戦に5−1と連勝したものの、その後自慢の打線がブレーキ。3試合でわずか1点しか奪うことができず、まさかの3連敗を喫し、通算11勝5敗。3位ダイワアクトと通算成績で並んだが、リーグ規定(同率の場合は該当チーム同士の対戦失点数で順位を決定)により2位での決勝トーナメント進出となった。再び頂点まで登り詰めるためには、もう一度チームの立て直しが必要となりそうだ。
 また、3位には今節4勝2敗で通算成績を11勝5敗まで伸ばしたダイワアクト(通算成績では高知パシフィックウェーブに並んだが、リーグ規定/該当チーム同士の対戦失点数により3位)が入り、3年連続の決勝トーナメント進出を果たした。
 4位には、前節まで通算4勝6敗と厳しい状況に立たされていた平林金属が、今節「6連勝」という快進撃を見せ、大逆転。高知パシフィックウェーブを3−0、ダイワアクトを10−4、四国生コンSBCを3−0で下すなど、上位チームを次々と撃破。ついに通算成績10勝6敗で、4位争いを演じていた四国生コンSBCに同率で並び、結果こちらもリーグ規定(該当チーム同士の対戦失点数)により、3年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。
 5位には今年西日本リーグ新規参入ながら、決勝トーナメント進出まであと一歩という健闘を見せた四国生コンSBC。第2節まで通算7勝4敗と好位置につけながら、最終節で1勝4敗と星を伸ばすことのできなかったNeo長崎が6位。以下、7位・旭化成(6勝10敗)。8位・ジェイテクト(1勝15敗)。9位・オール北九州(1勝15敗)となった。
 各チームの成績は下記の通りで、決勝トーナメントは、10月18日(土)・19日(日)の2日間、愛知県豊田市・豊田市運動公園ソフトボール場において開催される。

■決勝トーナメントの組み合わせは──



1位  大阪ツヅキグローバル 14勝2敗
2位 高知パシフィックウェーブ 11勝5敗

ダイワアクト 11勝5敗
4位 平林金属 10勝6敗
5位 四国生コンSBC 10勝6敗
6位 Neo長崎 8勝8敗
7位 旭化成 6勝10敗
8位 ジェイテクト 1勝15敗
9位 オール北九州 1勝15敗